最近は「仮想通貨」を「暗号資産」と呼ぶようになっており、法定通貨との違いに関する書籍も増えだしています。
暗号資産と法定通貨の違いを理解する上で、今回紹介する資料「貨幣論」は中々参考になります。
つい50年くらい前までは、金（ゴールド）と兌換（だかん）できない通貨は価値が低いと考えられていました。
しかしながら、1971年のニクソンショックを経て、現在は国や中央銀行の信用力だけで、巨額の資金を供給することが可能になっています。
今では当たり前になっている管理通貨体制について考える上で、今回紹介する資料「貨幣論」は役に立ちます。
ボリュームがある大著ですが、布団にくるまりながら読む本としておすすめの一冊です。
私は最初の仕事が金融であり、外国為替業務も一通り経験しました。
外国為替に精通していたある方が言っていた以下のコメントが、今でも脳裏に焼き付いています。
「外貨に投資をする場合、実際に使ったことがある通貨を選ぶべきである。買い物をしたり、レストランで食事をして、物価水準を理解できている通貨であれば、バランス感覚を持って投資できる可能性が高いからである。」（外資系金融機関の元偉い人コメント終わり）
私自身、アメリカとフランスで生活をして、ドルとユーロを使って生活していました。
そのおかげで、ドルとユーロの価値がどれくらいであるか、肌感覚で理解できるようになりました。
新興国通貨は高金利が魅力的ではありますが、金利が高いということは、マイナス金利である円に対して下落し（円高になり）やすいことをしています。
金利が高い通貨が金利に低い通貨に対して下がりやすいのには理由があるのですが、結構専門的になりますので、興味のある方はPDCAカフェにお越しください😊。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. アメリカは基軸通貨である米ドルを発行する権利を持っており、フランスのシャルル・ド・ゴール元大統領は、これを「べらぼうな特権」と揶揄したことで知られています。
1999年にユーロが登場した際、「米ドルの代わりとして基軸通貨になるかもしれない」という意見がありましたが、それから20年以上経過しても米ドルは基軸通貨の地位に君臨しています。
アメリカは世界最強の軍事大国でもあり、「有事のドル買い」という言葉が金融業界に存在するほど強大な国家です。
それまではイギリスのポンドが基軸通貨でした。
第一次世界大戦でイギリスは莫大な戦費を調達したことで財政赤字が拡大し、金融センターがロンドンからニューヨークに移行しました。
また、当時は金本位制が採用されており、豊富な金を保有していたアメリカの通貨であるドルの信頼性が高まってきました。
第二次世界大戦後、欧州諸国よりもダメージが少なかったアメリカは名実ともに世界最強の経済大国となり、米ドルが世界を席巻することになります。
そう言えば、中国語で米ドルのことを「美金（メイチン）」と表現しますね💰。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「兌換」 = 「convertible」＞
今回出てきた「兌換」の英訳は、「convertible」になります。
「米ドルは昔、兌換通貨だった」を英語にする場合、「The US dollar was once a convertible currency」とすればよいですね😊。
小説版「きみはいい子」もあり、こちらも面白かったですね😊。
![([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/515nsBXVwkL._SL500_.jpg "([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)")
映画「きみはいい子」は、児童虐待をテーマにした珍しい作品です。
主人公の岡野匡（おかのただし：高良健吾）は小学校の教師であり、作中では小学校1年生を受け持っています。
岡野匡が小学校の教員になった背景に、ピアノがあります。
岡野匡の母親がピアノ教室を経営しており、ピアノが上手かったのです。
岡野匡が県立高校から指定校推薦で入った私立大学に教育学部があり、ピアノ演奏ができたことから、小学校教諭を志したのです。
小学校の先生になる場合、ピアノ演奏は必須ではありませんが、弾ける方が有利になるそうです。
そう言えば、私も小学生の頃、多くの先生がピアノを上手く弾いていた記憶があります🎹。
映画を鑑賞することで、色々な発見があり、古い記憶も呼び覚ましてくれますね😊。
教育関連の仕事をしているビジネスパーソンに、今回紹介する映画「きみはいい子」はお勧めです。
「きみはいい子」のメルシー評価【クロワッサン3個：🥐🥐🥐】
【マドモアゼルPDCAコメント】私は大学生の時、予備校講師のアルバイトをしていました。
予備校や塾で働いたことがある方であればお分かりだと思いますが、学校の教員になる前の準備として、予備校講師や塾にアルバイトとして勤務している人が時々います。
私は教員になるつもりはなかったのですが、学校で働きたいと考えている人達は教育に崇高な考えを持っているケースが多かったですね。
私はビジネスの世界に進み、教員にはなりませんでしたが、自分にはビジネスの方が合っていると感じています😊。
Recently, crypto currencies have come to be referred to as crypto assets, and the number of books is published.
In order to understand the difference between crypto assets and legal currencies, the material introduced today "Monetary Theory (Japanese only)" will be helpful.
Until about fifty years ago, currencies that were not convertible to gold were considered of low value.
However, after the Nixon shock in 1971, it became possible to supply huge amounts of money only with the creditworthiness of the state and central banks.
Although it is a thick book with a large volume, it is a recommended material to read while lying in bed.
Let's function PDCA today!
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P.S. The US dollar became the key currency after World War II.
Until then, the British pound was the key currency.
In World War I, Britain raised huge war costs, which widened its budget deficit and moved its financial center from London to New York.
In addition, the gold standard was adopted at that time, and the reliability of the dollar, the American currency that held abundant gold, has increased.
After World War II, the United States, which suffered less damage than European countries, became the world's strongest economic power in both name and reality, and the US dollar dominated the world.
