PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,114「現場は優秀なのにトップは無能」/ "Staff are excellent but managers are incompetent"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,114「現場は優秀なのに無能なトップが多い」】
 

第二次世界大戦で犠牲になった旧日本軍の関係者は約230万人ですが、その内6割強の140万人程度は戦死ではなく、餓死でした。

 

名著「失敗の本質」で分析が行われている通り、ガダルカナル島の戦いやインパール作戦で多数の餓死者が発生しましたが、その背景には旧日本軍の兵站(ロジスティックス)に対する認識の甘さがあげられています。

 

 

今回紹介する資料「失敗の法則 日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか」は、「失敗の本質」が描き切れなかった「失敗の8つの法則」について解説しています。

 

「現場は優秀なのに無能なトップが多い。」

 

上記は戦前の日本軍について言われたことですが、今回紹介する資料「失敗の法則 日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか」は現代の日本企業も同じ症状に陥っていると指摘しています。

 

東芝崩壊、電通事件、豊洲移転問題から原発事故まで、現代日本の「失敗」のなかで行なわれた「日本人の決め方」を今回紹介する資料「失敗の法則 日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか」は緻密に分析し、それを8パターンにまとめています。

 

自分が所属している組織の雰囲気が微妙であると感じているビジネスパーソンに、おすすめの一冊です。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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失敗の法則 日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか

失敗の法則 日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか

  • 作者:池田 信夫
  • 発売日: 2017/07/14
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 元祖「失敗の本質」は大著であり、1ページずつ丁寧に読んで頂きたい一冊です。

 

ただ、「『失敗の本質』の要点を知りたい」と感じている方にとっては、要約版である「「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ」を手に取ってみるとよいでしょう。

 

「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ」はページがスイスイ進む読みやすい本であり、「日本的組織の負の構造を乗り越えるヒント」を解説しています。

 

太平洋戦争における旧日本軍の失敗を冷静に分析することはできても、自分の所属する組織が抱えているチャレンジを客観的に考察することはチャレンジングだったりします。

 

同じ失敗を繰り返さないためにも、今回紹介した3冊(「失敗の本質」、失敗の法則 日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか、「「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ」)は、全てのビジネスパーソンに読んでいただきたいですね😊。

 

 

過去の歴史を我々が見ると、「どうしてそんなことをしたのか?」と思われるかもしれません。

 

ただ、現在のビジネスでも似たような失敗があちこちで起こっています。

 

チャレンジングなのは、自分が組織の中にいると、「どう考えてもおかしな判断」に意見を出すことができなくなることです。

 

「人間は間違った判断をする」ことを知って行動するだけでも、気持ちが楽になります。

 

現代に生きる我々が恵まれているのは、インターネットを使って自分で判断する世界(自営など)に行くことができることですね😊。

 

 <Mr. PDCAのボンジュール英語「無能な」=「incompetent」>

 

今回出てきた「無能な」の英訳は、「incompetent」になります。

 

「現場は優秀なのにトップは無能である」を英語にする場合、「Staff are excellent but managers are incompetent」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「初めて恋をした日に読む話」>

  

本日は、深田恭子主演のドラマ「初めて恋をした日に読む話」 を紹介します。

 

 

漫画版「初めて恋をした日に読む話」もあり、こちらも面白かったですね😊。

 

  

ドラマ「初めて恋をした日に読む話」は、中学・高校時代は優等生でありながら、東大受験に失敗したことから転落人生を歩む予備校講師の春見順子(深田恭子)の日常生活を描いています。

 

私自身、大学生の頃に予備校講師をしていたため、今回紹介するドラマ「初めて恋をした日に読む話」で登場する予備校のシーンは懐かしく感じました😊。

 

主人公の春見順子は、髪をピンクに染めた底辺高校2年生・由利匡平(ゆりきょうへい:横浜流星)に出会い、共に東大を目指すことになります。

 

教育関係の仕事をしているビジネスパーソンに、今回紹介するドラマ「初めて恋をした日に読む話」はお勧めの作品です。

 

予備校講師は個性的な人が多く(私もそうでしたね😊)、ドラマ「初めて恋をした日に読む話」ではこの辺りも上手く描写されていると感じました。

 

ビジネスでもそうですが、自分が成功するよりも一緒にやってきた人の成功の方が嬉しく感じるものです。

 

私自身、自分の教え子が志望校に合格した時は本当に嬉しかったですね😊。

 

私が教え子に自慢できることと言えば、継続する才能ぐらいでしょうか。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,114 "Staff are excellent but managers are incompetent"】

 

"Staff in the field are excellent, but there are many incompetent managers."

 

This is what was said about the Japanese army before World War II.

 

The material introduced today "The Law of Failure, Why Japanese People Repeat the Same Mistakes (Japanese only)" points out that modern Japanese companies have the same symptoms.

 

From the collapse of Toshiba' accounting fraud  to the nuclear accident in Fukushima, this book meticulously analyzes the "Decision making process by the Japanese organization" that was conducted in the "failure" of modern Japan, and summarizes it in eight patterns.

 

This book is recommended for business people who feel that the atmosphere of their organization is subtle.

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. When we look at past history, we may be wondering, "Why did they make such mistakes?"

 

However, similar failures are occurring here and there in today's business.

 

The challenge is that when you're in an organization, you can't give your opinion on strange decisions.

 

Just knowing that "human beings make wrong decisions" and acting in accordance with this fact will make you feel better.

 

What we are fortunate to live in today is that we can use the Internet and check the human history 😊.

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