【PDCA日記 Vol. 1,137「フレックス休暇と多様性」】
私は外資系企業で長く働いていたのですが、ニューヨークやロンドンの偉い方々から「日本は祝日が多すぎる。海の日って何なんだ?」等というクレーム(?)を受けることが時々ありました。
私は正月やGWは基本的に東京におり、そのかわりと言っては何ですが、毎年10月に休暇を消化することが多く、このタイミングはどこに行っても人が少なく気温も穏やかで最高です😊。
今回紹介する資料「あの会社のスゴい働き方」は、日経産業新聞の連載「働き方探検隊」を集めた資料で、色々な企業の働き方を紹介しており、人事システムを提供している我々にとっても参考になる情報が満載です。
日本企業にとって大きなチャレンジになっている外国人人材の活用について、本書は第4部「外国人人材と共に」で大々的に取り上げており、「外国人人材に合わせる3ヵ条」として以下の内容を紹介しています。
(外国人人材に合わせる3ヵ条)
1. 自分のペースで休みやすい仕組み
2. 英語と日本語の2ヵ国語対応
3. 外国人人材の宗教面にも配慮
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最近は、日本の企業でも休暇が取りやすくなっており、法整備などもあって、上記1「自分のペースで休みやすい仕組み」はかなり整備されていると思います。
また、祝日に働いて平日の休暇に振り替えられる「フレックス休暇」を採用する企業も出始めています。
ただ、上記2「英語と日本語の2ヵ国語対応」については、抜本的な取り組みが多くの日本企業において必要であり、社内の張り紙等を見ても、「日本語ができないと何が起こっているか分からない」状況になっているケースが多く、グローバル化を目指す上で意識改革が必須だと思われます😊。
上記3の「外国人人材の宗教面にも配慮」についても、日本企業は改善の余地があると感じています。
年末に開催されることが多い「クリスマス・パーティ」ですが、多様性の観点からすると「イヤー・エンド・パーティ」と呼ぶ方がのぞましいです(理由は、Mr. PDCAに直接聞きましょう、フフフ😊)。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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P.S. 今回紹介する資料「あの会社のスゴい働き方」の第4部「外国人人材と共に」部分でもう一つ面白かったのは、ある旅行会社の幹部が、外国人社員について「社員同士のコミュニケーションさえ取れていれば、特別扱いする必要はない」とコメントしていたことです。
外国人社員に「過剰な気遣いをしない」ことは、人事政策上の一つのポイントだったりします。
私がニューヨークに赴任した際、アメリカでは外国人(?)だった私に会社は何の気遣いもしませんでした。
ニューヨークに着いた私は、「とりあえず家を見つけてね」と人事部から電話帳を渡され、自分で住むところを探すため不動産会社に電話をすることが、現地での最初のミッションでした。
今から考えたらおかしな扱いで、もう少し気遣いをすべきだったとは思いますが😊。
私の前職は、多様性に関してだけは(!)相当進んでいた先進企業であり、その点だけ(?)は在職中にもっと褒めてあげれば良かったと感じています😊。
<Mr. PDCAのボンジュール英語「work style reform = 働き方改革 」>
最近、日本企業で働き方改革が話題になることが多くなっていますが、英語では「work style reform」になります。
正月やGW、お盆に一斉に休み、混雑している中で移動、観光がニュースになります。
ただ、日本政府は会社員に年間5日以上の有給休暇取得を義務付ける新しい法律を2019年4月から施行しています(中小企業は2020年4月から対象)。
この法律が立法担当者の意向通りに機能すれば、有給休暇取得を促進され、観光地に分散して人が行くようになり、色々な意味で社会的な効用が拡大されるでしょう。
そのため、「働き方改革法案」という分かりやすいキャッチフレーズを、政府は使っているのでしょう😊。
ただ、年間5日の有給休暇取得義務は短いため、この期間が2週間になれば、日本社会やビジネス環境も変わってくるのでしょうね。
<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」>
本日は、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を紹介します。
映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は、実話に基づいた作品です。
10代の若者が小切手の不正利用によって大金を入手し、FBIの捜査官に追われながら、世界中を逃亡し続ける物語です。
アメリカで小切手がどのように処理され、入金されるまでの手続きが映画で細かく説明されており、金融機関で働いている人にとって、勉強になる内容が多かったですね😊。
2時間21分と長めの作品ですが、サスペンス的な要素も含まれているため、ハラハラドキドキが続き、長さを余り感じさせなくなっています。
推理小説が好きなビジネスパーソンに、今回紹介する映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」はお勧めです。
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のメルシー評価【クロワッサン4個:🥐🥐🥐🥐】
【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は、私がニューヨークで働いていた2002年に公開され、マンハッタンの映画館で鑑賞したことをよく覚えています。
この作品のテーマが「小切手の不正使用」であり、アメリカの金融機関で働いていた私にとって、色々な意味で身近な話題でもありました。
アメリカでは未だに紙の小切手が使われており、超大国でアナログのプロセスが長い間、続いていることは興味深いですね😊。
I used to work at foreign financial institution for a long time, and sometimes I received complaints from senior people in New York and London saying that, "There are too many public holidays in Japan. What is Marine Day (The third Monday in July is a holiday in Japan)?"
On the other hand, India seems to have quite few public holidays.
The material to be introduced today “The way of working at leading companies (Japanese only)” introduces “How we should work in the future”, and it explains the way of working of various companies and includes full of useful information for us.
This book addresses the following 3 tips to make leverage foreign human resources.
(3 tips to leverage foreign human resources)
1. Create a system that makes it easy to take days off at their own pace
2. Provide bilingual support in English and Japanese
3. Consider the religious aspects
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With regard to the above "2. Provide bilingual support in English and Japanese", most Japanese companies need a drastic improvement, I suppose.
Even if you look at the company's posters around the office, there is no English version in most companies in Japan, so English speakers cannot understand what is going on.
Let's function PDCA today!
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After graduating from university, I joined the American financial institution and I felt that every organization was as diverse as the company where I was belonging to.
When I was working as an intern during my business school days in France, only French was available in several occasions and I could not understand what were going on there.
Most of the posters in Tokyo are shown only in Japanese and English speakers cannot grasp the situation at all and this situation needs to be changed.
Truly global organization has to be the place where everybody can know the details regardless of the language.
From this point of view, studying English will be a shortcut😊.