PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,144「労災指定病院は駆け込み寺?」/ "Is labor accident designated hospital last resort?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,144「労災指定病院は駆け込み寺?」】

 

2015年に発生した電通における過剰労働問題を覚えていますでしょうか。

 

広告代理店という激務の職場において、電通のスタッフが過重労働を苦にして自殺したという痛ましい事件でした。

 

実は、過重労働が背景にある自殺者は毎年一定数発生しているのですが、電通のケースが注目されたのは理由があったと私は考えています。

 

電通のスタッフが東京大学を卒業した若い女性であり、その母親がメディアに登場したことによって、社会からの注目度が上がったようです。

 

広告代理店の中でも、テレビ局やラジオ局の広告担当者は激務で知られています。

 

テレビ局やラジオ局は夜型の職場であり、御用聞きである広告代理店の担当者も真夜中まで仕事に付き合わされるケースが未だにあるようです。

 

ただ、電通は2015年の事件後、労務環境の整備を進めており、他の広告代理店も以前とは異なり、無茶苦茶な働き方はしない方向に動いています。

 

2015年の電通事件では、実際には過労ではなく、「ハラスメントの問題ではなかったか」という指摘が当時から出されていました。

 

従来の電通のような異常な長時間労働がはびこっている組織においては、ハラスメントが起こりやすくなると私は考えています。

 

役員や部長などがハラスメントを受けて昇進していったことから、「自分もそうして育てられた」という精神論を部下にも押し付ける文化が色濃く残っていたりするものです。

 

残業が少ない会社であれば、部下が上司と接している時間が短くなります。

 

そのため、勤務時間を短くするだけで、自動的にセクハラやパワハラが起こりにくくなると言えます。

 

結局は、定時に帰れるような組織が、安定的に利益を出し、長続きしやすいということなのでしょう。

 

2020年6月にパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)が施行され、職場でのいじめや嫌がらせなどの防止策が企業に義務付けられました。

 

パワハラは以前から問題視されていましたが、日本企業に流れる様々な空気(上司より先に帰りにくい、有給休暇が取りにくいなど)を変えない限り、根本的な解決にならないと思うのは私だけでしょうか。

 

職場の労働環境が原因で体調を崩している人に、今回紹介する資料「ヤバい会社の餌食にならないための労働法」は労災指定病院に行くことをすすめています。

 

余り知られていませんが、労災指定病院は労災保険で受診することができる病院のことです。

 

労災指定病院以外にも、サービス残業や有給休暇などの問題について、今回紹介する資料「ヤバい会社の餌食にならないための労働法」は詳しく解説しています。

 

今の職場について「何か変だな」と感じている方は、一度今回紹介する資料「ヤバい会社の餌食にならないための労働法」を手に取ってみましょう。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. ちなみに「パワハラ」とは和製英語であり、海外では通じませんので使わないようにしましょう。

 

日本の感覚からすると不思議化もしれませんが、アメリカでは日本におけるパワハラもセクハラ(Sexual harassment)と表現されます。

 

日本ではアルコール・ハラスメントアルハラ)やスメル・ハラスメント(スメハラ)など色々な「XXハラ」が登場していますが、英語でそのまま表現してもネイティブには伝わらないことが多いです。

 

どれが和製英語であるか知った上で英語を話すことがポイントになりますね😊。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「駆け込み寺」=「last resort」>

 

今回出てきた「駆け込み寺」の英訳は、「last resort」になります。

 

「労災指定病院は駆け込み寺?」を英語にする場合、「Is labor accident designated hospital last resort?」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「かくしごと」>

  

本日は、アニメ「かくしごと」を紹介します。

 

 

漫画版「かくしごと」もあり、こちらも面白かったですね😊。

 

 

アニメ「かくしごと」は、漫画家の主人公が自分の娘に仕事を隠しながら、日常生活を送るコメディです。

 

主人公の後藤可久士(ごとうかくし)はベテラン漫画家で、過去の下品な作品でヒットを飛ばしました。

 

ただ、小学生の娘である姫(ひめ)に可久士は自分の職業を知らせず、目黒区の自宅から出る時はわざわざスーツを着るという手の込みようです。

 

可久士は渋谷区の仕事場に着くと、Tシャツと短パンに着替える日々を過ごしています。

 

娘を愛する気持ちが強すぎるため、可久士は自分の仕事をひた隠しにするのですが、色々な意味で無理があると私は感じましたね😊。

 

出版関係の仕事をしているビジネスパーソンに、今回紹介するアニメ「かくしごと」はお勧めです。

 

かくしごと」のメルシー評価【クロワッサン4個:🥐🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】タイトルの「かくしごと」は、漫画家の「書く仕事」と職業を隠している「隠し事」をひっかけています。

 

ただ、娘の姫は父と同じ漫画家を目指しており、ひっそりと少女漫画を描いていたりします。

 

今回紹介するアニメ「かくしごと」をみて、「知らぬは親ばかり」という諺(ことわざ)を思い出しましたね😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,144 "Is labor accident designated hospital last resort?"】

 

In June 2020, the revised Labor Policy Comprehensive Promotion Law came into effect in Japan, requiring companies to take preventive measures against bullying and harassment at work.

 

Harassment has been a problem for a long time in Japan, but I think that it will not be a fundamental solution unless people change the way of working in the Japanese society.

 

For those who are sick due to the working environment, this material introduced today "Labor Law to Avoid Being a Prey for a Dangerous Company (Japanese only)" recommends going to a designated hospital for workers' compensation.

 

It is not well known, but a labor accident designated hospital is a clinic where workers can get medical insurance for industrial accidents.

 

In addition to the labor accident designated hospitals, this book provides detailed explanations on issues such as overtime work.

 

If you feel that your workplace is "something strange", then take a look at this material for your self-protection.

 

Let's function PDCA today!   

 

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