PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,159「人を動かすことはできない」/ "You cannot move people, but you can influence people"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,159「人を動かすことはできない」】
 

私は銀行員時代、経営者の方々に金融商品を売っていたこともあって、色々な社長の経営哲学を聞く(聞かされる?)機会がありました。

 

未だに印象に残っているのは、関西系の流通業者大手のA社長の以下の言葉でした。

 

「Mr. PDCA、経営者になりや。

 

経営者になるために必要なことは、一つだけや。

 

周りから好かれることや。

 

そのためには誰に対しても礼儀正しく、きちんと挨拶をせんとあかんで。」(A社長コメント終わり)

 

今回紹介する資料「「言葉にできる」は武器になる。」は、「『言葉にできない』ことは、『考えていない』と同じである」と力説しています。

 

また、「人を『動かす』ことはできない。『動きたくなる』空気をつくることが重要」とも述べており、権威を振りかざして「やれ!」というだけでは人は動かず、「あの人の言うことだからやってあげるか~」と思われるような関係を作ることの重要性を述べています。

 

前述のA社長が言っていた「周りから好かれること」と、今回紹介する資料「「言葉にできる」は武器になる。」の「動きたくなる空気をつくる」ことは、基本的に同じであると私は考えています。

 

私の勝手な仮説として、「礼儀正しくレスポンスが速い人」のいうことは、「聞いてあげるか~」と思う傾向にあるように感じています。

 

これはある意味当たり前のことで、きちんとした対応をしてくれる人には節度を持って接し、レスポンスが速い人に対してはすぐに回答しようとするものです。

 

これは、過去のPDCA日記で紹介した返報原則の一種であり、基礎的なことを突き詰めることの重要性を本書から学ぶことができます。

 

A社長は、今から考えても良いことを言っていたと感じており、「きちんと挨拶をすること」だけは昔も今も続けている Mr. PDCAでした😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. そう言えば、「経営者の条件」という本の中で、ピーター・F・ドラッガーも似たようなことを言っていましたよ😊。

 

「マネージャーに必要な資質は一つだけだ。それは、真摯さである。」(ピーター・F・ドラッガーのコメント終わり)

 

 

また、ドラッカーは「現代の経営」という本の中で、「真摯さは習得できない」とも述べています。

 

「真摯さは習得できない」ということは、ビジネスパーソンの資質に起因することになります。

 

そのため、普段から「真摯さ」を意識しながら業務を行うことが重要になりますね😊。

 

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「人を動かす 」=「influence people」>

 

今回出てきた「人を動かす」を英語する場合、「『move people』かな?」と思いがちですが、ネイティブに聞くと「influence people」が自然なようです(「move people」は「感動させる」という意味になります😊)。

 

私がニューヨークに住んでいた頃、「彼の言葉が私を動かそうとする(His words inspire me)」という感じで、「inspire」という単語もよく耳にしました。

 

皆様も英語でコミュニケーションをする際、「influence」と「inspire」を活用してみてはいかがでしょうか😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「フード・インク」>

  

本日は、ドキュメンタリー映画フード・インク」を紹介します。

 

フード・インク

フード・インク

  • エリック・シュローサー
Amazon

 

今回紹介する映画「フード・インク」は、肉牛産業や養鶏ビジネスが巨大企業に支配されている状況を描いています。

 

私はハンバーガーが大好きなのですが、今回紹介する映画「フード・インク」は、「ハンバーガーがどのような工程であなたの口に入るか考えてください」と問いかけています。

 

現在、世界には15億頭の牛がいるそうですが、メタンガスを大量に出すことから、「肉を食べるのをやめよう」という動きがあちこちで出てきています。

 

過去のPDCA日記で紹介したビーガンはロンドンで生まれ、動物性の食品、飲料は一切口にしない人々が増加中です。

 

私はベジタリアンにもビーガンになれないため、食品や飲料を残すことなく、きちんと食べるようにしていきます🍔。

 

 

食品関係の仕事をしているビジネスパーソンに、今回紹介する映画「フード・インク」はお勧めです。

 

フード・インク」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「フード・インク」は政治的な色が感じられるため、その前提で鑑賞するとよいでしょう。

 

世界の食品産業が少数の企業によって支配されているのは事実だと思いますが、資本主義社会においては自然な流れのようにも見えます。

 

この辺りは色々な意見があると思いますので、コメントがある方はお気軽にどうぞ😊。

 

フード・インク

フード・インク

  • エリック・シュローサー
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,159 "You cannot move people, but you can influence people"】

 

When I was a banker, I had many opportunities to meet various corporate executives and they often explained their business philosophies to me😊.

 

I was impressed with one of presidents whose company was located in Osaka and he made the following remarks.

 

"Mr. PDCA, you have to be CEO.

 

In order to be promoted, you have to do only one thing.

 

You are supposed to be popular among colleagues and in order to be popular, you have to be polite and need to greet everybody."

 

The material to be introduced today "Make your words weapons (Japanese only)" mentions that "You cannot move people, but all you can do is to influence and inspire people".

 

This book tries to convey that "It is impossible to move people, therefore, it is important to create an atmosphere that people would like to move".

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. In order to influence people, business persons have to have integrity.

 

Integrity seems the key point to keep your own business and Peter F. Drucker also reiterates the importance of integrity in his famous book "The Practice of Management".

 

The Practice of Management

The Practice of Management

 
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