PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,166「学力と貧困の相関」/ "Academic ability & poverty correlation"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,166「学力と貧困の相関」】

 

学力と貧困の相関は、私が住んだことのあるアメリカとフランスでは更に顕著です。

 

アメリカの有名大学であるハーバード大学スタンフォード大学の学費は1年で500万円以上かかり、普通の家庭の子供は通える額ではありません。

 

ただ、ハーバード大学の場合は7割の学生が何らかの奨学金を受け取っており、年収が一定水準以下の家庭では学費だけではなく寮費も免除されるケースがあります。

 

日本でも奨学金制度が結構あるため、勉強する気があれば何とかなる時代と言えるのかもしれませんね😊。

 

今回紹介する資料「徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃」で印象深いのは、「学歴の高さは今後も高い収入につながっていくのか?」部分で学力と貧困の相関を分析していることです。

 

本書では、「大学進学率と大卒・高卒賃金格差の推移(男性)」が示されていますが、「進学率を高めることは、将来の収入増へとつながっている」と結論付けています。

 

今回紹介する資料「徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃」は統計数値だけではなく、貧困の現場についても詳細に報告しています。

 

教育関係者の方に、ぜひ読んでもらいたい一冊ですね。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 皆様がフランスに行くことがあれば、花の都パリだけではなく、地方都市にも是非、足を運んで頂きたいと思っています。

 

フランスの地方都市の駅周辺に行くと、平日の昼間でも多くの若者がやることもなく、たむろしているシーンに遭遇することがあります。

 

これには理由があり、日本のように職務経験のない新卒一括採用という仕組みがフランスにはないためです。

 

フランスの場合、大学や大学院生が長期間のインターンを経験し、企業側はそこで適正を見定めることになります。

 

フランスのインターンは「スタージュ」と呼ばれ、2カ月以上のスタージュであれば、学生は有給で職務経験を積むことができます。

 

ただ、フランスでインターンの仕事を掴むためには、コネクションが重要になってきます。

 

日本でも、以前は就職活動の時に、OB訪問やOG訪問と呼ばれる大学のコネクションを活用する仕組みがありました。

 

古い話で恐縮ですが、私が大学生3年生だった1999年は、同じ大学のOBから直接電話がかかってくる仕組みになっていました。

 

今から考えると、私の自宅の電話番号をどうやって調べたのか分からないのですが、とにかく毎日のように電話がかかってきて、先輩と会って話をする日々が続いたことを覚えています。

 

最近は、OB訪問やOG訪問を受け付けていない企業が増えています。

 

また、日本企業の場合、インターンの期間が3日や1週間と短いケースが多くなっています。

 

私が日本の就職活動で良いと思っているのは、コネクションが欧米ほどきかないところです。

 

私自身、フランスのビジネススクールを卒業後、2011年4月に帰国したのですが、いくつかの企業に書類を送ると、基本的に面接まで行くことができました。

 

過去のPDCA日記で紹介した資料「ヒルビリー・エレジー」 では、アメリカのコネ社会について、以下のように表現しています。

 

「成功者たちは、ふつうの人とはまったくルールのちがうゲームをしていることに気がついた。

 

彼らは、会社から面接に呼んでもらうために、履歴書を書いて応募したりはしない。

 

代わりにネットワークを使うのだ。

 

経済学者が『社会関係資本(Social Capital)』と呼ぶものには、計り知れない価値がある。

 

社会関係資本とは、『自分が周囲の人や組織とのあいだに持つネットワークには、実際に経済的な価値がある』ことを意味する。

 

このネットワークは、私たちを会うべき人に引き合わせてくれたり、価値ある情報やチャンスを与えてくれたりする。

 

ネットワークがなければ、自分ひとりですべてをこなさなければならない。」(引用終わり)

 

企業への就職という観点からすると、コネ社会のアメリカやフランスと比較して、日本はフェアな部分が多いような気が私はしていますね(広告代理店などの一部業界は除きますが😊)。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「相関」 = 「correlation

 

今回出てきた「相関」の英訳は、「correlation」になります。

 

「学力と貧困の相関」を英語で表現する場合、「Academic ability & poverty correlation」とすればよいですね😊。 

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ピザ!」>

  

本日は、インド映画「ピザ!」を紹介します。

 

  

今回紹介する映画「ピザ!」の舞台は、南インドのチェンナイです。

 

インド映画と言えば、ダンス中心の「ボリウッド(ハリウッドのパロディ)」主人公が踊り続けるイメージが強いかもしれませんが、今回紹介する映画「ピザ!」ではチェンナイのスラム街で生きる幼い兄弟が主人公です。

 

主人公の兄弟の名前は最後まで出てこないのですが、2人が住む待ちにピザ屋がやってきて、それを口にすべく悪戦苦闘する物語です。

 

今回紹介する映画「ピザ!」では、インドの格差問題を描写しながら、たくましく生きる人々の姿も表現しており、特に悲壮感は出ていません。

 

インド関連の仕事をしているビジネスパーソンに、今回紹介する映画「ピザ!」はお勧めです。

 

ちなみに、この映画の原題は「カラスの卵(The Crow's Egg)」です。

 

インド人と英語で話をする際は、「カラスの卵という映画は面白かったね(The movie "The Crow's Egg" was interesting, wasn't it?)」と伝えればよいでしょう😊。

 

原題が「カラスの卵」である理由は、映画をみれば分かりますよ。

 

ピザ!」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】インドには、大人向けの映画に加えて、「児童映画」という子供向けのジャンルが存在するそうです。

 

インド政府の映画局傘下には、「児童映画協会」という政府系機関まであります。

 

児童映画協会は児童映画を製作したり、優良作品を推奨しています。

 

インド政府が主催する映画賞である「国家映画賞」には、「最優秀児童映画賞」が存在しており、受賞作すると興行収入につながるため、クリエイターは意識しながら映画製作に取り組んでいるそうです。

 

大人向け映画が中心の日本やアメリカとは違い、児童映画というジャンルがあるインドは興味深いですね😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,166 "Academic ability & poverty correlation"

 

The material introduced today "A thorough investigation, the poverty of children destroys Japan and the impact of the social loss of 40 trillion yen (Japanese only)" analyzes the correlation of academic ability and poverty.

 

In this book, the author shows "Transition of university entrance rate and disparity in college/high school wages (male)", and concludes that "Increasing the entrance rate leads to an increase in future income".

 

This material not only reports statistical figures, but also details poverty sites.

 

This is a book I would like educators to read.

 

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