今回紹介する資料「あの会社はこうして潰れた」は、帝国データバンクの情報部によって書かれた面白い調査書です。
帝国データバンク情報部は倒産を扱う部署だけあって、本書では色々な表現が生々しくて、臨場感が満載です。
「真実は小説よりも奇なり」と「破綻の裏側には想像もしないドラマがある」が今回紹介する資料「あの会社はこうして潰れた」のキャッチフレーズで、ビジネスのヒントになる種がつまった一冊になっています。
金融機関の調査部などにいる人は、今回紹介する資料「あの会社はこうして潰れた」をぜひ一度読んでみましょう😊。
私は最初の職場が消滅しましたので、それ以降、会社というものは倒産する可能性があるという前提でビジネスを行うようにしてきました。
自営を始めてからも、取引先と連絡が取れなくなったり、請求書を送っても送金してこなかったりなど、色々なことがありましたが、「会社はいつまでもあるものではない」という意識が色々な局面で役立ったと思っています。
平均すると、日本人は一生に一度転職をするようになり、「一つの会社にずっといる」という意識は薄れているようにも見えます。
人それぞれだと思いますが、会社組織で働く以外の生き方があるということは確かなようですね😊。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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P.S. 私は会社員時代もコンサルタント時代も、企業倒産に近い(?)場所で働いていました。
良し悪しは別として、最初の職場が消滅したことによって、私は取引先が倒産しても特に驚かなくなりましたね😊。
「上に立つ者の度量」という本は「滅亡する国の10の特性」を紹介していますが、以下フレーズは会社組織にもそのまま当てはまるような気がしますね。
「滅亡する国には10の特性がある。
1. 側近が保身の体制になっている国
2. 法を万能とした国
3. 見栄を張っている国
4. 『力ずく』一点張りの国
5. 皇后がリードを始めた国
6. 問題のない国
7. 次のビジョンが明確でない国
8. 好き嫌いで人事が行われている国
9. 独裁にしてその自覚のない国
10. 後継者が定まらない国」(引用終わり)
私が面白いと感じたのは「6. 問題のない国」であり、「上に立つ者の度量」は以下のように説明しています。
「実際には問題が生じているのだが、『そのうち、そのうち』とズルズルと解決されずにおり、上から問われても下は、『いまのところ問題ありません』と答えるものだから、一向に問題が浮上せず、見えないところで問題が蓄積されてしまう。」(引用終わり)
「上に立つ者の度量」が言う「問題のない国」を企業に例えると、「コンプライアンス無視の会社」と言い換えられるかもしれません。
コンプライアンスが無視されている組織では、問題が上申されません。
その結果、制御不能の状況になってから経営陣や幹部が事態を把握するため、「上に立つ者の度量」が述べている通り「見えないところで問題が蓄積される」傾向にあります。
経営陣や幹部が「問題を上申してくれてありがとう」と伝えるくらいの態度を取らなければ、問題がきちんと報告される仕組みを構築するのは難しいのではないかと、最近になってつくづく実感していますね😊。
<Mr. PDCAのボンジュール英語「調査」=「research」>
今回出てきた「調査」の英訳は、「research」になります。
「帝国データバンクの調査力」を英語にする場合、「Research power of Teikoku Databank」とすればよいですね😊。
【PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,191 "Research power of Teikoku Databank"】
The material introduced today "That company has been bankrupted in this way (Japanese only)" is an interesting research report written by the information department of Teikoku Databank.
The Teikoku Databank Information Department handles a lot of bankruptcy information, so in this book, various expressions are vivid and full of realism.
"Truth is stranger than fiction" and "There is an unimaginable drama behind the bankruptcy" are the catchphrases of this book, and it contains tips for business.
If you're working in the research department of a financial institution, be sure to read this material.
Since my first employer has disappeared, I've been trying to do business on the assumption that the company could go bankrupt since then.
Even after I started my own business, I couldn't get in touch with some business partners, and even if I sent an invoice, they didn't send money.
On average, Japanese people change jobs once in a lifetime, and it seems that the awareness of staying in one company all the time has diminished.
I think each person is different, but it seems certain that there is a way of life other than working in a corporate organization 😊.
Let's function PDCA today!
In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca
P.S. I worked in a place close to bankruptcy (?) when I was a company employee and a consultant.
Whether it's good or bad, the disappearance of the first employer of mine made me not particularly surprised when my business partner went bankrupt 😊.
The book "Ability to become leaders (Japanese only)" introduces "10 characteristics of a country that is destroyed", but I feel that the following phrases also apply to corporate organizations as well.
“There are 10 characteristics of ruining countries.
1. Entourage is focusing on self-protection
2. The law a universal
3. Only the exterior looks good
4. Trying to survive just by force
5. The Empress began to lead
6. Insist that there is no problem
7. The next vision is not clear
8. Staffing by likes and dislikes
9. Decided by dictatorship without awareness
10. No successor" (Unquote)