PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,192「失敗のデータを残す」/ "Leave failure data"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,192「失敗のデータを残す」】

 

過去のPDCA日記で、失敗に直面した時の対応方法について紹介しました。

 

 

失敗が発生した時に重要になるのは根本原因分析を行い、再発防止策を打ち出すことです。

 

ただ、大きな問題が発生している組織では、失敗そのものが報告されないというジレンマがあります。

 

今回紹介する資料「売れる組織」は「売れないのを社員のせいにしていませんか?」と問いかけており、「失敗を伝えるシステム作り」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「営業のプロセスを常に改善していくために欠かせないのが、『失敗』を事実として伝えるためのシステムです。

 

どうすれば部下に失敗を報告させることができるのでしょうか?

 

この答えは意外と簡単です。

 

失敗を責めなければいいのです。

 

失敗を責めずに、どうしてうまくいかなかったのか、事実を聞き出します。

 

そして、部下が決められたプロセス通りに行動したのか、しなかったのかをはっきりさせます。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca   

 

宋文州直伝 売れる組織

宋文州直伝 売れる組織

  • 作者:小松 弘明
  • 発売日: 2008/08/28
  • メディア: 単行本
 

   

P.S. 私はチャレンジに直面している組織にコンサルタントとして入り、改善業務を行ってきました。

 

名著「失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織」が唱えている通り、「失敗との向き合い方がすべてを決める」と言っても過言ではないとつくづく感じています。

 

問題発生時、「すぐに経営陣まで上申され、組織全体に問題の根本原因と再発防止策が徹底される」場合、どのようなチャレンジであろうとも、克服できる可能性が高いと考えています。

 

一方、「問題が発覚して報告すると『非難される』リスクがあり、最後まで上申がなされない」組織であれば、どのような対策を打とうとも体質を変えない限り、改善を見込むのは困難だと感じています。

 

航空業界には「問題がすぐに報告され、事故の根本原因と再発防止策が業界全体に共有される」文化があります。

 

一方、医療業界は「問題が共有されない」傾向にあり、この体質が医療業界の高い事故率に繋がっていると今回紹介した「失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織」は説明しています。

 
組織に所属していると、「経営陣が聞きたくないことは上申したくない」という心理に陥りがちだと思いますが、それを打開する手法として、悪いニュースを持ってきた部下に感謝するという方法があります。
 
実際にこれを行っている組織に私は過去遭遇したことがあり、経営者が「悪いニュースをありがとう」と実際に部下にお礼を言っていたのです(この企業は現在も成長を続けています)。
 
また、当たり前と言えば当たり前ですが、ビジネスでは当たり前のことを当たり前にすることが中々難しいのですよね😊。

  

< Mr. PDCAのボンジュール英語「失敗」 = 「failure

 

今回出てきた「失敗」の英訳は、「failure」になります。

 

「失敗のデータを残す」を英語で表現する場合、「Leave failure data」とすればよいですね😊。 

 

宋文州直伝 売れる組織

宋文州直伝 売れる組織

  • 作者:小松 弘明
  • 発売日: 2008/08/28
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<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ぐちゃぐちゃ」>

  

本日は、石崎なつみ主演の映画「ぐちゃぐちゃ」を紹介します。

 

ぐちゃぐちゃ

ぐちゃぐちゃ

  • 石崎なつみ
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映画「ぐちゃぐちゃ」は、「わたしはわたしでいい、好きでいい」をキャッチフレーズにしており、26歳の女性・高村紗弓(石崎なつみ)が主人公で、恋愛に思い悩む姿が描かれています。

 

高村紗弓は恋愛経験がないことにコンプレックスを持っており、職場では「3年前まで恋人がいた」前提で過ごしています。

 

ある統計では、人口のおよそ3割しか恋人がおらず、7割の人は恋愛をしていないことになっています。

 

そのため、今回紹介する映画「ぐちゃぐちゃ」のテーマになっている「恋人いない歴=年齢」が該当するケースでも、特に気にする必要はないことが分かりますね😊。

 

世間体を気にし過ぎる傾向にあるビジネスパーソンに、今回紹介する映画「ぐちゃぐちゃ」はお勧めです。

 

ぐちゃぐちゃ」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「ぐちゃぐちゃ」では、高村紗弓が同僚と飲み会でセクハラまがいの質問を受けるケースが描写されています。

 

私自身、飲み会にいかないため、映画「ぐちゃぐちゃ」のような会話が実際にあるのかどうか不明です。

 

ただ、飲み会のない世界(自営業)に2016年から入り、本当に良かったと感じていますね😊。

 

ぐちゃぐちゃ

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  • 石崎なつみ
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,192 "Leave failure data"

 

The material introduced today “Selling Organization (Japanese only)” is asking us that “Are you blaming employees for not selling?”, and the following phrases were impressive in the part “Leave failure data".

 

"A system that conveys failure as a fact is indispensable for constantly improving the sales process.

 

How can you get your subordinates to report a failure?

 

This answer is surprisingly simple.

 

You just don't blame the failure.

 

Don't blame their mistakes and find out why things went wrong.

 

Then make it clear whether the subordinates acted according to the decided process or not." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

 

P.S. I have been involving with organizations facing challenges as a consultant and worked on improvement work.

 

As the famous book "Black Box Thinking: The Surprising Truth About Success" advocates, I feel that it is no exaggeration to say that "how to deal with failure determines everything."

 

When a problem occurs, if "immediately escalated to management and the root cause of the problem and measures to prevent recurrence are thoroughly implemented throughout the organization," I believe that any challenge is likely to be overcome.

 

On the other hand, if an organization "has the risk of being 'blamed' when a problem is discovered and reported and is not escalated to the end," no matter what measures are taken, unless the constitution is changed, improvement is expected.

 

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