PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,258「銀行業ほど素敵な商売はない?」/ "No business is as nice as banking?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,258「銀行業ほど素敵な商売はない?」

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、人間が行きたくない場所として、「病院、警察、銀行」があるとされています。

 

不思議なことに、銀行は行きたくない場所であるにもかかわらず、職場としては一定の人気を維持しています。

 

 

今回紹介する資料「マネーの魔術史は、「支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか」をキャッチフレーズにしており、「銀行業ほど素敵な商売はない」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『ショーほど素敵な商売はない(There's No Business Like Show Business.)』

 

なぜなら、舞台の上に虚構を作り出すだけで、巨額の収入を得られるから。

 

銀行業も同じだ。

 

ものづくりのような実体的生産活動を行わないのに、巨額の収入を得ている。

 

しかし、両者には違いがあるとも、人々は考えている。

 

ショービジネスは虚業だが、われわれに喜びを与えてくれる。

 

だから、収入が得られて当然だ。

 

ところが、銀行がやっていることは、面白くもおかしくもない。

 

それにもかかわらず収入が得られるのは、どうも納得がいかない。

 

これが多くの人の銀行観だろう。

 

シェイクスピアの『ヴェニスの商人』以来、文学作品で金貸しや銀行を好意的に描いているものなど、見たことがない。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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マネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか (新潮選書)

マネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか (新潮選書)

  • 作者:野口 悠紀雄
  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 今回紹介した資料「マネーの魔術史」は、「銀行が巨額の収入を得ている」と述べていますが、マイナス金利の余波を受けて、支店閉鎖などが相次いでいます。

 

本書はまた、「銀行がやっていることは、面白くもおかしくもない」と銀行業務を滅多切りにしています。

 

ただ、銀行の仕事が楽しいと感じている人は一定数いるようです。

 

典型的なのは、数字が好きな人です。

 

銀行はお金という名の数字を取り扱うところですので、数学が好きな人や数字を扱うのに長けている人にとっては天職なのかもしれません。

 

最近は、メガバンクの中でも本部では服装が自由になっているところが出てきています。

 

PDCA日記の読者で、「銀行への就職(転職)を考えている」とコメントされる方がいました。

 

私からは、「昼食を部署全員で行くような職場が好きであれば、チャレンジしてみるとよいのではないでしょうか」とコメントしました。

 

日本の伝統的な組織では、部署全員で昼食に行くところがあるようですが、メガバンクでは組織全体で行われているケースがあったりします。

 

私はこの慣習に耐え切れず、同じ部署の人たちと無言かつ短時間で昼食をとることができなかったのです。

 

「本当にそんなことが行われているのか?」と思われるかもしれませんが、私も日本の銀行と合併するまでは同じことと考えていました。

 

部署全員で昼食に行くことは、現在もある銀行では脈々と行われています。

 

慣れの問題ですので、最初からそのような組織で過ごしている人にとっては、普通のことかもしれません。

 

ただ、銀行といっても色々なところがあるでしょうから、一概には言えないのかもしれません。

 

銀行業が素敵な商売であるかどうかは、実際に働いてみないと分からないと思います。

 

私は17年間、金融業界にいましたので、もう満腹でございます🍚。

 

そして、新しい業界で仕事を始めてみて、本当によかったと感じています😊。

 

皆様の中にも、「今の仕事が向いていないかもしれない」と悩んでいるケースがあると思います。

 

そのような場合、業界を変えてみるという選択肢もあると思いますね。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「好意的に」 = 「favorably」

 

今回出てきた「好意的に」の英訳は、「favorably」になります。

 

「文学作品で金貸しや銀行を好意的に描いているものなど、見たことがない」を英語で表現する場合、「I have never seen a literary work that portrays a moneylender or a bank favorably」とすればよいですね😊

 

マネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか (新潮選書)

マネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか (新潮選書)

  • 作者:野口 悠紀雄
  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,258 "No business is as nice as banking?"
 

As mentioned in the past PDCA diary, it is said that hospitals, police, and banks are places that humans do not want to go to.

 

Curiously, despite being a place you don't want to go, these organizations are popular as workplaces.

 

The material to be introduced today "Money History (Japanese only)" explains "Why rulers are fascinated by monetary easing?" and the following phrases were impressive.

 

"There's No Business Like Show Business.

 

Because just creating fiction on the stage can generate huge income.

 

Banking is no different.

 

Even though they do not carry out substantive production activities like manufacturing, they earn huge incomes.

 

But people think that there is a difference.

 

Show business is a vain, but it gives us pleasure.

 

So it's natural to earn money.

 

However, what the banks are doing is not funny at all.

 

Nevertheless, banks are making money.

 

This is what many people think of banks.

 

Since Shakespeare's 'Merchant of Venice', I've never seen any literary work that favorably describes moneylenders or banks." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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