PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,285「無知の知を失っている」/ "Lost ignorance of knowledge"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,285無知の知を失っている」
 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、経営者には「無知の知」が必要であると私は考えています。

 

「自分は分かっていない」ことを理解しておくことがポイントであり、「自分は全て理解している」という前提で組織運営を行うと、長続きしないケースが多いものです。

 

 

今回紹介する資料「進化する里山資本主義」は「地方は消滅しない」をキャッチフレーズにしており、「ステルスマーケティングと口コミサイト」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「日本では、お受験で成績がよかった人ほど、『自分は常に正しいことを言っていなくてはいけない』という強迫観念に囚われています。

 

つまるところ、ソクラテスの語る『無知の知』をまったく失っている。

 

点数の高い人ではなく、『自分は現実を知らない』と気づく人こそ、本当に頭がいい人です。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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進化する里山資本主義

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  • 発売日: 2020/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 私の主観になりますが、無知の知を理解している経営者は「人の話をよく聞く」傾向にあると感じています。

 

人の話を聞くということは、「自分は間違っている可能性がある」と考えていることでもあります。

 

管理職は「8聞いて2話す」ことがちょうど良いと言われますが、私自身もこのことを意識しながら日々のビジネスに携わっています😊。

 

また、現状よりも物事を大きく見せようとする経営者についても、注意が必要です。

 

日本の場合、謙虚な人の比率が高いため、いわゆる「ビッグマウス経営者」は少なかったりします。

 

実情を把握し、現実に即した内容を話す経営者であればよいのですが、必要以上に話を膨らませるマネージャーはリスクが高いと言えるでしょう。

 

ある経営者と話をして、「この人はビッグマウス経営者かもしれない」と感じた場合、その人が経営している財務諸表を確認してみましょう。

 

財務諸表の場合、監査法人なり会計士が確認を行っており、基本的に脚色はできません。

 

財務諸表が脚色されているケースは時々ありますが、これは粉飾です。

 

財務諸表上で赤字を計上しているにもかかわらず、ビッグマウス経営者があることないことメディアで言い放っている会社とは取引を見直すなどした方が賢明でしょう。

 

上場企業の場合、財務諸表の公開が義務付けられていますが、非上場企業は財務諸表を出す必要がありません。

 

ただ、非上場企業であっても財務諸表を公開しているところはあり、このような組織はある程度信頼がおけるかもしれません。

 

「数字にビッグマウスはない」ことがポイントになりますね😊。

 

尚、英語で「ビッグマウスbig mouth)」と言うと、日本語とは違って「口の軽い人」という意味になります。

 

外国人と話をしている際、「彼はビッグマウスだ(He has a big mouth)」と伝えてしまうと「彼は口が軽い人だ」という意味になります。

 

この辺りは日英の違いで面白いところではあるのですが、意味が変わってしまうのは中々チャレンジングでもありますね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「強迫観念」 = 「obsession

 

今回出てきた「強迫観念」の英訳は、「obsession」になります。

 

「彼女は強迫観念を持っていた」を英語で表現する場合、「She had an obsession」とすればよいですね😊。

 

進化する里山資本主義

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  • 発売日: 2020/04/25
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,285  "Lost ignorance of knowledge"

 

The material introduced today "Evolving Capitalism undeveloped woodland area near a village (Japanese only)" has a catchphrase "Locals do not disappear", and the following phrases were impressive.

 

“In Japan, the better the grades you take for an exam, the more obsessive you are that you must always say the right thing.

 

After all, Socrates has completely lost the knowledge of ignorance.

 

The person who is really smart is the person who realizes that he or she doesn't know the reality, not the person with a high score." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. It's my subjectivity, but I feel that managers who understand "knowing nothing" tend to "listen to others".

 

Listening to others also means thinking that you may be wrong.

 

It is said that it is just right for managers to "listen to others 80% and speak 20%".

 

To tell you the truth, I myself am involved in daily business with this in mind 😊.

 

You also need to be careful about business owners who try to make things look bigger than they really are.

 

In Japan, the percentage of humble people is high, so there are few so-called “liar managers”.

 

Any manager who understands the actual situation and speaks in a realistic manner is fine, but a manager who expands the story more than necessary can be said to be at high risk.

 

If you talk to a business owner and feel that person may be a liar manager, check the financial statements.

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