【PDCA日記 Vol. 1,313「腎臓を売ってもいいのか?」】
私は結構色々な試験を受けてきた方だと思いますが、これまでで最もチャレンジングだった試験を挙げるとすると、以下の3つになります。
① シリーズ7:アメリカの証券外務員試験で、アメリカ人でも2人に1人は落ちるチャレンジングな試験。外資系金融機関で勤務している人で、2回連続で落ちてしまうと解雇の危機に直面する。
② GMAT:海外のビジネススクールに行く場合、必要になる英語と数学の試験。GMATとTOEFLスコア、推薦状、エッセイによって合否が決まる。
③ グランゼコール(フランスの大学院大学)におけるフランス語の最終試験:「なぜ動物はしゃべらないか?」や「人生に絶望し、セーヌ川に身を投げようとしている未亡人をフランスの作家の名言を引用して説得しなさい」などの謎の問題が出る。問題文をフランス語で理解するのが、まずチャレンジング。フランス語で論理的に回答するのは、もっとチャレンジング!
ーーー
今回紹介する資料「オックスフォード大学・ケンブリッジ大学の入試問題」は「あなたは自分を利口だと思いますか?」と問いかけており、「自分の腎臓を売ってもいいのでしょうか?」以下フレーズが印象的でした。
「この質問の面白いところは、ドナーの視点に立って、腎臓を売ってもいいかどうかを尋ねているところである。
誰にしても腎臓を売りたくなる状況になど陥ってほしくないが、苦しい思いをしてでも自分や家族のより良い生活のために喜んで危険をおかそうという人の気持ちは痛いほどわかる。
ためらわれるのは、自分自身を危険な目にあわせることで家族の苦しみを減らすどころか増すことになるかもしれない点だが、そこを考えるとやはり、やめるかもしれない。
しかし、ここでは私の話ではなくて一般の話だから、きっぱり『ノー』と答えななければいけないだろう。
これはドナー本人にしか決めることのできない質問である。
難しい選択だ。良い悪いの問題ではない。」(引用終わり)
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください :-)。https://twitter.com/MPdca
オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題:「あなたは自分を利口だと思いますか?」 (河出文庫)
- 作者:ジョン・ファーンドン
- 発売日: 2017/11/03
- メディア: 文庫
P.S. 私は学生に戻っていた2年間で、1,000以上のケースを読み込んで色々な人たちと議論してきました。
ビジネススクールでは、「正解のない問題について、最も合理的と思われる判断を下す」トレーニングを繰り返すことになります。
講義型の授業の場合、教師が一方的に話をするだけですが、ソクラテス・メソッドとも呼ばれるケース授業では、学生が自分で答えを探すことになります。
私はビジネススクールでケース授業を2年間受けましたが、一度も居眠りをしませんでした。
これは中々凄いことで、眠くならない授業の学校に行きたい場合、ケース授業を採用しているところを目指すのが一つの方法ですよ :-)。
< Mr. PDCAのボンジュール英語「腎臓」 = 「kidney」>
今回出てきた「腎臓」の英訳は、「kidney」になります。
「腎臓を売ってもいいの」を英語で表現する場合、「May we sell our kidneys?」とすればよいですね :-)。
オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題:「あなたは自分を利口だと思いますか?」 (河出文庫)
- 作者:ジョン・ファーンドン
- 発売日: 2017/11/03
- メディア: 文庫
【PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,313 "May we sell our kidneys?"】
The material introduced today "The Oxford and Cambridge Questions" asked "Do You Think You're Clever?: " and the following phrases were impressive in the part "May we sell our kidneys?".
"The interesting part of this question is that from the perspective of the donor, we are asking if we can sell the kidney.
I don't want anyone to sell their kidneys, but the painful feeling of someone who is willing to risk themselves and their family for a better life is painfully understood.
The hesitation is that by putting yourself in a dangerous eye, you may increase, rather than reduce, your family's suffering, but if you think about it, you may quit.
However, since it's a general story, not my story here, you'll have to answer 'no' once.
This is a question that can only be decided by the donor.
It's a difficult choice. Good or bad doesn't matter." (Unquote)
Let's function PDCA today!
In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter :-). https://twitter.com/MPdca
Do You Think You're Clever?: The Oxford and Cambridge Questions
- 作者:Farndon, John
- 発売日: 2010/09/21
- メディア: ペーパーバック