PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,373「夏目漱石は演説の名手だった」/ "Soseki Natsume was a great speaker"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,373夏目漱石は演説の名手だった」

 

今回紹介する資料「私の個人主義」は、夏目漱石の講演集です。

 

あまり知られていませんが、漱石はスピーチの名手として定評がありました。

 

漱石は国語教師の経験があり、人前で話すことに慣れていたこともあるのかもしれません。

 

今回紹介する資料「私の個人主義」を読むと、漱石が聴衆を飽きさせない語り口を持っていたことが分かります。

 

今回紹介する資料「私の個人主義」は、「私の個人主義」「現代日本の開花」「道楽と職業」「中味と形式」「文芸と道楽」の5部構成になっています。

 

「文芸と道楽」部分では、漱石が所属していた朝日新聞のことに触れながら、冗談を飛ばす場面があります。

 

講演が明治時代に行われたこともあってか、今回紹介する資料「私の個人主義」は横文字が少ないのですがが、「現代日本の開花」部分では、「パラドックス」という単語が出てきます。

 

「矛盾」ではなく「パラドックス」という言葉を使った理由は不明ですが、「パラドックス」の意味を、明治時代の聴衆が理解していたか否かは微妙なところでしょう。

 

今回紹介する資料「私の個人主義」は、ビジネスパーソンにとってスピーチの勉強として役立ち、漱石の以外な一面も垣間見える貴重な一冊です。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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私の個人主義 (講談社学術文庫)

私の個人主義 (講談社学術文庫)

 

  

P.S. 最近は日本の大学でもスピーチに力を入れているところがありますが、日本人のプレゼンテーション能力はグローバルに見ると高い水準とは言えません。

 

スクリーンに発表内容を投影しながらプレゼンテーションをする機会が増えていますが、日本人の場合、聴衆ではなくスクリーンを向いて話をする傾向があります。

 

これを防止する方法は簡単で、「つま先を聴衆の方を向ける」ことです。

 

つま先を聴衆の方に向けるだけで、体をスクリーンに向けることが難しくなるためです。

 

また、聴衆とアイコンタクトを意識することで、聞いている人は「自分に向いて話している」という感覚を持つことができます。

 

後は、多くのプレゼンテーションを繰り返すことが重要になります。

 

「プレゼンが苦手」という人は、プレゼンの回数が少ないだけです。

 

アメリカの大統領があれだけ演説上手なのは、多くの場面でプレゼンテーションを繰り返しているからです。

 

だまされたと思って、自分からプレゼンテーションの場を作っていきましょう。

 

気が付けば、プレゼン上手になっていますよ😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「定評がある」 = 「have a good reputation

 

今回出てきた「定評がある」の英訳は、「have a good reputation」になります。

 

「彼はスピーチの名手として定評があった」を英語で表現する場合、「He had a good reputation as a master of speech」とすればよいですね😊。    

 

私の個人主義 (講談社学術文庫)

私の個人主義 (講談社学術文庫)

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「横道世之介」>

  

本日は、高良健吾主演の映画「横道世之介(よこみちよのすけ)」を紹介します。

 

 

原作は小説「横道世之介」であり、こちらも面白かったですね😊。

 

 

映画「横道世之介」は、バブル期である1987年の東京が舞台です。

 

長崎から上京してきた大学生である横道世之介高良健吾)が様々な人々と出会い、成長していく青春ストーリーです。

 

横道世之介は大学進学後、なぜかサンバサークルに入り、様々な女性と色恋沙汰になったりします。

 

映画「横道世之介」では、1987年4月からの1年間と、16年後の2003年から周囲の人間が横道世之介を振り返る構成になっています。

 

バブル期に大学生をやっていたビジネスパーソンにとって、今回紹介する映画「横道世之介」はお勧めです。

 

横道世之介」のメルシー評価【クロワッサン2個:🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「横道世之介」の舞台は1987年であり、今から36年前です。

 

36年前になると、ファッションや髪型の流行も現在とは違っており、この点に焦点を当てるのも面白かったですね😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,373 "Soseki Natsume was a great speaker"

 

The material introduced today "My individualism (Japanese only)" is a collection of lectures by Soseki Natsume, a legendary Japanese literary writer.

 

Although not well known, Soseki had a good reputation as a master of speech.

 

Soseki has experience as a Japanese language teacher and may have been used to speaking in public.

 

If you read this book, you can see that Soseki had a narrative that kept the audience fascinated.

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. Recently, some Japanese universities are also focusing on speech, but the presentation ability of Japanese people is not at a high level.

 

Japanese people tend to speak facing the screen rather than the audience.

 

The easiest way to prevent this is to "turn your toes toward the audience."

 

Just pointing your toes toward the audience makes it difficult to turn your body toward the screen.

 

Also, by being aware of eye contact with the audience, the listener can have the feeling of "speaker is looking at me."

 

After that, it's important to repeat many presentations😊.

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