最近はあちこちで無料のマスクが置かれていますが、2020年はマスクの転売が問題になりました。
最終的には、マスク転売を政府が規制する事態が発生しました。
ただ、資本主義の原則からすれば、転売は合理的であることが確認されています。
今回紹介する資料「不道徳な経済学」は、「転売屋は社会に役立つ」をキャッチフレーズにしており、「ダフ屋は模範的?」部分の以下のフレーズが印象的でした。
「まったく職がないか、ほとんど仕事をしていない低所得者層の人たちには、列に並ぶ十分な時間がある。
仮にはたらいていたとしても、もともとの給与水準が低いので、仕事を休んでも一般の人より影響がすくない。
こうした雇用の選択肢がほとんどない人たちに、ダフ屋はビジネスチャンスを与えている。
実際、なんの資本もない貧しい人たちが商売をはじめるのに、ダフ屋ほど最適なものはない。
もっとも、ダフ屋がすべての人々に利益をもたらすのはとりたてて驚くべきことではない。
市場経済はだれかが得をすればだれかが損をする弱肉強食のジャングルではなく、自主的な取引は、双方が利益を得る規範的なケースなのだ。」(引用終わり)
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca
P.S. マスク転売を政府が規制した背景には、「富裕層だけがマスクを購入できる状況を避けようとした」と考えられます。
資本主義社会である日本では、国が価格を決めている財が2つあります。
薬価と教科書代です。
アメリカでは、薬価を製薬会社が決めています。
日本では禁じられている処方箋薬の広告もアメリカでは認められているため、富裕層しか医療を受けられない状況が実際に発生しているわけですね。
アメリカは究極の資本主義国ということになりますが、薬価は国が決めているケースが多いため、アメリカは例外的な存在ということになりますね。
< Mr. PDCAのボンジュール英語「模範的」 = 「exemplary」>
今回出てきた「模範的」の英訳は、「exemplary」になります。
「ダフ屋は模範的」を英語で表現する場合、「Scalpers are exemplary」とすればよいですね😊。
The material introduced today "Defending the Undefendable" has the catchphrase "Resellers are useful to society" and the following phrases were impressive.
"Low-income people who have no or little work at all have plenty of time to line up.
Even if it works, the salary level is originally low, so even if you take a break from work, it will have less impact than ordinary people.
Scalpers offer business opportunities to those who have few employment options.
In fact, nothing is better than a scalper for poor people with no capital to start a business.
It's not surprising, though, that scalpers benefit everyone.
The market economy is not a jungle of weak meat and strong food that someone loses if someone gains, but voluntary trading is a normative case where both sides benefit." (Unquote)
Let's function PDCA today!
In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca