PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 320「迫る東京都の株主総会」/ "Upcoming Shareholders Meeting of Tokyo"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 320「迫る東京都の株主総会」】

 

株式投資を行っている人であれば、投資先の企業から株主総会への招待状が届いている季節だと思います。

 

最近はオンラインで議決権が行使できるため、投資先からの資料を確認の上で、議案への賛否を簡単に意思表示できるようになりました。

 

民間企業の株主である場合、赤字を出している経営者に対してはレッドカードを突きつけることが一般的です。

 

赤字計上は株主資本の消滅を意味するため、経営者は黒字を達成するために事業計画を策定し、それに基づいてビジネスを展開することになります。

 

1,400万人の人口を抱える東京都の株主総会ともいうべき都知事選が、3週間後の2020年7月5日に迫ってきました。

 

現職の小池都知事が2016年の公約として提示した「7つのゼロ」の内、達成できたのは「ペット殺処分」だけでした。

 

小池都知事「ゼロ公約」に批判も 実現の見込み低く「ゼロゼロ詐欺 ...

 

また、東京都には「財政調整基金」と呼ばれる貯金が約9,500億円ありましたが、小池都知事は9,000億円を利用し、残りは500億円程度になっています。

 

今回紹介する資料「女帝 小池百合子」は、著者である石井 妙子氏が4年に渡って小池都知事を取材した結果に生まれた大作であり、以下フレーズが印象的でした。

 

「彼女ほど自分の生い立ちや経歴、経験を売り物としてきた政治家もいない。

 

彼女は好んでマスコミを通じて、自分の私的な物語を流布(るふ)し続けてきた。

 

魅力に富んだ彼女の過去は、彼女を特別な存在として輝かせてきたのである。

 

政治家になるにあたって政治家になってからも彼女が武器にし切り札としたものは、この自分をめぐる物語であり、それなくして今の彼女は存在しえない。

 

では、その物語は今までに一度でもきちんと検証されたことがあったのだろうか。

 

彼女の白日夢でないと言い切ることができるのだろうか。

 

女性初の都知事であり、女性初の総理候補とも言われる小池百合子

 

一体、彼女は何者か。」(引用終わり)

 

長年同じ株式銘柄を保有している方であればお分かりだと思いますが、優れた企業は事業計画に沿って業務を遂行し、達成できなかった場合は「なぜ達成できなかったか?」という検証を徹底的に行います。

 

赤字を計上した場合、経営者は責任を問われ、同じ問題を引き起こさないためにどうすればよいのかという根本原因分析を行って、再発防止策を設定することになります。

 

そう言えば、このブログのタイトルは「PDCA日記」でしたね :-)。

 

過去のPDCA日記でも紹介した豊洲市場問題、4年間で15%(1÷7)しか達成されなかった公約、残り5%程度(500億円÷9,500億円)になった貯金などについて、都知事選の前に都民が検証を行う時間はまだ十分にあります。

 

 

民間企業であれば、株主総会への招待状と共に「株主の皆様へ」というメッセージがついた「株主通信」というものが送られてきます。

 

その中には事業計画に対する達成率、財務諸表や経営方針が網羅され、今後どのように組織運営をしていくかについての方針が示されています。

 

東京都民にこれから郵送されてくる都知事選の投票用紙には、「公約の達成状況」のような資料は同封されないため、今回紹介する「女帝 小池百合子」を読んで、彼女の4年間に対する検証を行ってみてはいかがでしょうか。

 

小池都政で失った東京都の貯金9,000億円を1,400万人で割ると、都民1人当たりが64,285円の損失を受けたことになります。

 

それと比較すれば、今回紹介した資料「女帝 小池百合子」は1,500円(税込)であり、都民1人が失った64,285円の約2%(1,500円÷64,285円)で購入できます。

 

東京都の株主として都民の皆様は、「女帝 小池百合子」を「株主通信」代わりに読んでみて、来る7月5日(2020年)の都知事選の投票に挑んでみてはいかがでしょうか。

 

民間企業の株主総会とは違い、都知事選はオンライン投票ができず、投票所に物理的にいかなければならないのはチャレンジングですね。

 

都民1人当たり64,285円の損失に対する評価を下す重要な局面ですので、是非投票に行きましょう  :-)。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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女帝 小池百合子 (文春e-book)

女帝 小池百合子 (文春e-book)

 

 

P.S. 小池都政において私が一点だけ(?)良かったと思っているのは、東京都の殆どの飲食店が禁煙になったことです。

 

東京で食事会などを開催する際、これまでは禁煙の店であるかどうか確認する必要がありました。

 

最近はどこに行っても禁煙であるため、この部分だけ(!)は良かったと感じています :-)。

 

後、小池都知事環境大臣を務めていた2005年に提唱した「クールビズ」は、彼女の唯一(?)の政治的功績と言われています。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「株主総会」=「shareholders meeting」>

 

今回出てきた「株主総会の英訳は、「shareholders meetingになります。

 

「東京都の株主総会」を英語にする場合、「Upcoming shareholders meeting of Tokyo」とすればよいですね :-)。

 

女帝 小池百合子 (文春e-book)

女帝 小池百合子 (文春e-book)

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 320 "Upcoming Shareholders Meeting of Tokyo"

 

The material introduced today "Empress Koike Yuriko" is a masterpiece created as a result of researching Tokyo Governor Koike for 4 years, and the following phrases were impressive.

 

"No politician has sold its background, career, or experience as much as she does.

 

She loves to continue disseminating her private story through the media.

 

Her fascinating past has made her special.

 

When becoming a politician, even after she became a politician, what she used as a weapon and trumps is the story of herself, and without it she cannot exist today.

 

But has the story ever been properly verified?

 

Can we say that it's not her daydream?

 

Yuriko Koike is the first female Governor of Tokyo and is said to be the first female candidate for the Prime Minister of Japan." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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