PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 960「エジプトはいつも誰かに狙われていた」/ "Egypt was always being targeted by someone"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 960「エジプトはいつも誰かに狙われていた

 

今回紹介する資料「仕事に効く 教養としての「世界史」II 」は、「戦争と宗教と、そして21世紀はどこへ向かうのか?」という壮大なテーマに取り組んでいます。

 

筆者の出口治明氏は、インターネット専業保険会社の社長を務め、現在は大学の学長として世界中を飛び回っています。

 

博士号どころか修士号すら持たない出口氏が大学の学長に就任したことについて、教育業界では驚きの声があがりました。

 

本書は筆者の記憶をベースに執筆されており、参考文献などを用いていないということに私は驚愕しました。

 

今回紹介する資料「仕事に効く 教養としての「世界史」II 」で印象的だったのは、「エジプトはいつも誰かに狙われていた」部分です。 

 

世界最古の文明であるメソポタミア文明が生まれたエジプトは、人類で最初に貧富の差が発生した地域としても知られており、「豊かであるが故に誰かに狙われるという構図が続いてきた」と本書は言います。

 

タイトルの通り今回紹介する資料「仕事に効く 教養としての「世界史」II 」は「仕事に効く」一冊であり、文章を書くことが日課になっている私にとってもよい資料でした😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「仕事に効く 教養としての「世界史」II 」の中で、出口氏は人生を豊かにする方法を3つあげています。

 

その3つとは、「人(人に会うこと)、本(読書をすること)、旅(旅行をすること)」です。

 

また、出口氏は速読について、「百害あって一利なし」と一刀両断しています。

 

私自身、一日一冊の本をPDCA日記で紹介しているため、「どんな速読術を使っているのですか?」ときかれることがあります。

 

私の回答は、「速読をしていません」になります。

 

私の場合、目次を読んでから興味のある箇所から読み始めるというスタイルを取っています。

 

多くの人は、最初から本を読むことが多いため、結局最後まで到達しない「積ん読(つんどく:本を読まずに積んで置いておくこと)」になりがちです。

 

「最後まで本を読み終えることが苦手」という方の場合、「目次を読んで興味のあるところから読み始める」手法は結構お勧めです😊。

 

 < Mr. PDCAのボンジュール英語「狙われる」 = 「be targeted」>

 

今回出てきた「狙われる」を英語にする場合、「be targeted」になります

 

「エジプトはいつも誰かに狙われていた」を英語にすると、「Egypt was always being targeted by someone」となりますね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「終の信託」>

 

本日は、映画「終の信託」を紹介します。

 

 

映画「終の信託」のテーマは安楽死であり、末期症状に苦しむ患者を痛みから解放するため、薬を投与して死亡させた医師に対する検察の動きを描写しています。

 

2020年7月、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者から依頼され、薬物を投与して殺害した罪で、京都府警が2人の医師を逮捕しました。

 

日本では安楽死が基本的に認められていませんが、1991年に東海大医学部付属病院で発生した事件について、1995年に横浜地裁が判決で例外的に安楽死が認められる以下の4要件を示しました。

 

①耐えがたい肉体的苦痛がある

②死期が迫っている

③肉体的苦痛を除去する他の方法がない

④患者の明らかな意思表示がある

ーーー

 

ALS患者に薬物を投与した2人の医師は主治医ではなく、女性の死期が迫っていなかったことなどから、京都府警は「安楽死と考えられない」としています。

 

医療関係者の間でも、この事件については批判的な意見が大半のようです。

 

過去のPDCA日記で紹介した資料「安楽死を遂げた日本人」には、安楽死が認められているスイスの安楽死4要件を以下のように紹介しています。

 

①耐えられない痛みがある

②回復の見込みがない

③明確な意思表示ができる

④治療の代替手段がない

 

 

日本で例外的に安楽死が認められるための要件に「死期が迫っている」がありますが、スイスにはありません。

 

渡る世間は鬼ばかり」の脚本家として知られている故橋田壽賀子氏は、「安楽死で死なせて下さい」という本の中で、「死ぬ自由があってもいいではないか」と述べており、「安らかに楽に死ぬこと」について考察しています。

 

 

安楽死の話が出てくると、私は「ブラック・ジャック」に登場するドクター・キリコを思い出します。

 

 

ドクター・キリコは元々ゲリラ戦の最前線で軍医をしており、重傷を負って苦しんでいる兵士と数多く対面してきた経験から、安楽死専門の医師になりました。

 

ドクター・キリコ安楽死を施す条件として、以下の3つを設定しています。


①回復の見込みがないこと
②生きているのが苦痛であること
③本人が死を望んでいること

ーーー

 

ドクター・キリコが、「生き物は死ぬときには自然に死ぬもんだ。それを人間だけが、無理に生きさせようとする。どっちが正しいかね?」とブラック・ジャックに語りかけたことがあります。

 

京都でALS患者に薬物を投与した医師は、日本の国会議員が安楽死の議論を行わず、立法府として法的な方向性を示さないことを嘆いていたそうです。

 

「どっちが正しいかね?」というドクター・キリコのセリフは、現在に生きる我々に問いかけられているのかもしれませんね。

 

安楽死について考えてみたい方は、「終の信託」を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 960 "Egypt was always being targeted by someone"
 

I was astonished that the material introduced today, "World History for Work (Japanese only)" was written based on the memory of the author, and he did not use any references.

 

What impressed me in this book was the part "Egypt was always being targeted by someone".

 

Egypt, the birthplace of the world's oldest civilization, the Mesopotamian civilization, is also known as the region where humanity first became rich and poor.

 

As the title of this material suggests, this book is useful for work, and is a good resource for me, because writing sentences is a daily routine😊.

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca  

 

P.S. In the material introduced today "World History for Work", Mr. Deguchi gives three ways to enrich his life.

 

The three are "people (meeting people), books (reading books), and traveling (traveling many places)".

 

In addition, Mr. Deguchi categorizes speed reading as "There is a lot of harm and no advantage".

 

Since I personally introduce one book a day in the PDCA diary, I sometimes get asked "What kind of speed reading technique do you use?"

 

My answer is "I'm not speed reading."

 

In my case, I take the style of reading the table of contents and then starting from where I am interested.

 

Many people read books from the beginning, so they tend to stop reading in the middle of the books.

 

For those who are not good at reading a book to the end, the method of "reading the table of contents and starting from where you are interested" is highly recommended 😊.

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