PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 738「越後屋の人材育成」/ "Human resource development at Echigoya"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 738越後屋の人材育成

 

世界中どこのビジネススクールでも同じですが、基礎科目の一つとして組織マネジメントがあります。

 

組織マネジメントは、ミクロ(「人」が研究対象)とマクロ(「組織」が研究対象)に分かれており、私はどちらかと言えば、マクロの授業の方が楽しかったことを覚えています。

 

組織マネジメントのクラスでは、人材育成がテーマのケースを議論することがあり、日本の銀行のように従業員教育に熱心な会社から来た学生と、スタッフを放置するタイプの組織出身者で色々な議論が交わされており、非常に興味深かったです。

 

今回紹介する資料「新しい経営学」は、「経営学をビジネスモデルで理解する常識破りの入門書」をキャッチフレーズにしており、「越後屋をビジネスモデル視点で見てみると」部分の以下内容が印象的でした。

 

越後屋は訪問型の外商ではなく、来店型の店前売りを採用します。

 

そのためにケイパビリティとして大型店舗が必要になりましたが、そのおかげで店員の専門特化が可能になりました。

 

反物種類ごとの役割分担である『一人一色』を採用したことで、人材育成は逆に簡単になり、事業の拡大に合わせた早期育成ができました。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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新しい経営学

新しい経営学

 

 

P.S. 私が社会人になった2000年当時は、人材育成に熱心な企業が大学生に人気でした。

 

最近は、オンラインで何でも学習可能であるため、独学で吸収できる人は自分でビジネスを始めることが、自己研鑽の観点からもっとも効率的なのかもしれませんね😊。

 

日本の場合、研修などは集合型の方法を選ぶところがいまだに多いようです。

 

一方、アメリカでは、「オンライン研修の方が集合型トレーニングよりも効率的」という意見を述べるビジネスパーソンが増えています。

 

アメリカの場合、国土が広大ということもあって、大企業が郊外に本社を構えているケースが一般的です。

 

マイクロソフトの本社はワシントン州にあり、ナイキはオレゴン州に本社を構えています。

 

私自身、アメリカの企業に15年勤務していましたが、グローバル企業だったこともあって、世界中のスタッフが電話で会合をすることが多かったことを覚えています。

 

私の場合、銀行員として最後の1年間は日本の銀行で過ごしたのですが、日本の銀行では関係者が顔を合わせて話し合う習慣が色濃く残っていました。

 

どちらが良い悪いではないですが、新型コロナウイルス騒動が発生した際、日本企業のテレワーク対応が遅れた背景に、「全員が一堂に集まって仕事をする文化」を捨てきれなかったことがあると私は分析しています。

 

最近になって、日本の大企業が東京の本社ビルを売却するケースが増えています。

 

スタッフが出勤してこないスペースを持っていても意味がないため、このような動きは健全と言えるでしょう。

 

海外の不動産投資家にとって、日本市場は魅力的に映っているようで、資本主義のダイナミズムを感じる場面でもあります。

 

オフィス需要の低下によって、自社ビルだったところが建て替えられ、住居になれば色々と面白い変化が日本にも出てくるように感じています。

 

我々は色々な意味で、時代の変革期に生きているのかもしれませんね😊。

 

色々なチャレンジはありますが、ポジティブな面に目を向けることがビジネスパーソンにとって重要であると私は考えています。

 

 < Mr. PDCAのボンジュール英語「専門特化」 = 「specialization」>

 

今回出てきた「専門特化」の英訳は、「specialization」になります。

 

「店員の専門特化が可能になった」を英語にする場合、「Specialization of clerks became possible」とすればよいですね😊。

 

新しい経営学

新しい経営学

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ウォール・ストリート」>

 

今回は、2008年の金融危機を取り上げた映画「ウォール・ストリート」を紹介します。 

 

ウォール・ストリート (字幕版)

ウォール・ストリート (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

映画「ウォール・ストリート」は、名作「ウォール街」の続編になっています。

 

ウォール街 (字幕版)

ウォール街 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

映画「ウォール・ストリート」では、ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)のプライベートに焦点が当たりつつも、金融業界のやり取りがあちこちにちりばめられています。

 

前作の「ウォール街」が偉大過ぎたせいか、「ウォール・ストリート」にはもう少しパンチが欲しかったですね😊。

 

ウォール・ストリート」のメルシー評価【クロワッサン2個:🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】私自身、2008年に金融危機が発生した時、金融システムの中で働いていました。

 

映画「ウォール・ストリート」では金融危機について、色々な意味で脚色が入っていると感じました。

 

実際の金融危機は非常に静かに発生し、「何とかなる」と多くの関係者は感じていました。

 

当時の雰囲気を味わいたい人にとって、映画「ウォール・ストリート」は良い作品かもしれません😊。

 

ウォール・ストリート (字幕版)

ウォール・ストリート (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 738 "Human resource development at Echigoya"
 

As with any business school in the world, organization management is one of the basic subjects.

 

Organizational management is divided into micro ("people" is the subject of research) and macro ("organization" is the subject of research), and I remember that macro classes were more enjoyable.

 

In the organization management class, there were cases where the theme of human resource development was discussed.

 

The material introduced today "New Business Studies (Japanese only)" has a catchphrase of "Introductory Guide to Understanding Business Management with Business Models" and the following phrases were impressive.

 

"Echigoya (traditional Kimono shop) was not a visiting client houses, but they were coming to the store.

 

For that purpose, a large store was required as a capability, which enabled the sales staff to specialize.

 

The adoption of one staff only, which was the division of roles for each type of fabric, has made it easier to develop human resources, and has been able to develop quickly in line with business expansion." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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