PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 760「ネット評論員」/ "Web Critics"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 760「ネット評論員」】
 
過去のPDCA日記で、イギリスの宰相ウィンストン・チャーチルが「民主主義は最悪の政治システムだが、人類は民主主義よりも優れた仕組みを見つけられていない」と述べたことを紹介しました。

 

余り知られていませんが、保守党を率いていたチャーチルは、ナチス・ドイツとの戦いが終了した直後の総選挙(1945年7月)で敗北し、首相の座から退いています。

 

この選挙戦で、福祉政策の充実を掲げた労働党のクレメント・アトリーが首相の座につきました。

 

戦争に勝利したチャーチルの支持率は高く、選挙前は保守党優勢が伝えられていました。

 

ただ、上流階級出身だったチャーチルは労働者の権利を認めず、社会保障の拡充を選挙公約に掲げることはなく、戦前から組合との確執が続いていました。

 

「戦争がなければチャーチルは平凡な政治家で終わっていた」という歴史家もおり、チャーチルは「戦争に勝ち、平時に負けた首相」とも呼ばれています。

 

 
2016年に実施されたイギリスのEU欧州連合)離脱是非を問う国民投票でも、EU残留派の優勢が伝えられていましたが、結果は僅差で離脱派が勝利しました。
 
この国民投票結果により、「世論調査は当てにならない」という風潮が世界中に流れることになります。
 
また、同じ年の2016年に実施されたアメリカ大統領選挙において、劣勢が伝えられていたドナルド・トランプ氏が勝利し、世論調査の信ぴょう性を疑問視する声が更に高まりました。
 
今回紹介する資料「コレクティヴ・ジャーナリズム:中国に見るネットメディアの新たなる可能性」で印象深いのは、「水面下の世論操作、ネット評論員」部分です。

 

本書によると、中国には「ネット評論員」という職業が存在するそうです。

 

ネット評論員は中国の行政機関が指導されており、ウェブサイトなどに政府を擁護する論評を書き込むのが仕事です。

 

1,000万人以上のネット評論員がいるとも言われており、多くは普通の仕事を持っており、自分がネット評論員であることを周りに伝えることもないそうです。

 

今回紹介する資料「コレクティヴ・ジャーナリズム:中国に見るネットメディアの新たなる可能性」は、中国政府にとって「正しい世論を誘導できるネット評論員の発見と培養は急務の一つ」になっていると解説しています。

 

インターネット全盛の時代にネット評論員なるものが存在しているのは驚きですが、非効率な行政手法を垣間見る上で、本書は貴重な一冊です。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 言論の自由が保障されている社会でも、気付かない内に世論操作は行われています。

 

アメリカでは国民健康保険の導入を求める声がありますが、民間保険会社がスポンサーになっているテレビ局では「国民健康保険社会主義」という感じの番組が流れたりしています。

 

弊害がはっきりしているタバコについて、日本ではネガティブな報道がされませんが、これもたばこ産業がメディアに多額の資金を投入しているからなのでしょう。

 

重要なことは、「我々は世論操作されている社会に生きている」ことを知っておくことですね😊。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「世論操作」=「media manipulation」>

 

今回出てきた「世論操作」の英訳は、「media manipulation」になります。

 

「インターネットでは世論操作が行われている」を英語にする場合、「Media manipulation is implemented on the Internet」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「君は月夜に光り輝く」>

  

本日は、永野芽郁(ながのめい)主演の映画「君は月夜に光り輝く 」 を紹介します。

 

君は月夜に光り輝く

君は月夜に光り輝く

  • 発売日: 2019/08/04
  • メディア: Prime Video
 

  

原作は佐野徹夜原作の小説「君は月夜に光り輝く」で、こちらも面白かったですね😊。

 

 

永野芽郁が演じる主人公「渡良瀬(わたらせ)まみず」は、架空の難病「発光病」にかかっている女子高生です。

 

余命ゼロの渡良瀬まみずは、「死ぬまでにやりたいことリスト」を同じ高校に通う岡田卓也北村匠海)に渡します。

 

岡田卓也は渡良瀬まみずの「死ぬまでにやりたいことリスト」を一つずつ叶えていき、そのうちに愛が芽生えるというよくある(?)ラブロマンスになっています。

 

渡良瀬まみずの「死ぬまでにやりたいことリスト」の中に、「メイドカフェに行く」という項目があり、岡田卓也は実際に行くのですが、なぜかメイドカフェでアルバイトを始めることになります。

 

そのアルバイト先で岡田卓也はメイドの平林リコ(今田美桜)と出会い、彼女からアプローチを受けます。

 

ビジネスでもそうですが、プライベートでも引き合いがある人は、あちこちからアプローチがあるものですよね😊。

 

【メイド役が似合う今田美桜👇】

今田美桜のメイド姿が激カワ!『君は月夜に光り輝く』で披露|シネマトゥデイ

 

叶わぬ恋に悩んでいる方に、「君は月夜に光り輝く」はお勧めの映画です😊。

 

君は月夜に光り輝く」のメルシー評価【クロワッサン4個:🥐🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】 自分ではどうすることもできないことに悩む岡田卓也の姿は、ビジネスパーソンにとっても参考になると思います。

 

チャレンジングなことが起こっても、何とか乗り越えようとしていく渡良瀬まみずの姿をみることで、生きる勇気をもらえる作品になっています😊。

 

君は月夜に光り輝く

君は月夜に光り輝く

  • 発売日: 2019/08/04
  • メディア: Prime Video
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 760 "Web Critics"】

 

The material introduced today "Collective Journalism: The New Possibilities of Internet Media in China (Japanese only)" is impressive in the part "Media manipulation, web critics".

 

According to this book, there is a profession called "Web critics" in China.

 

Web critics are controlled by the Chinese government agency and they write a commentary that defends the government on its website.

 

It is said that there are more than 10 million web critics, many of whom have normal jobs and do not tell others that they are web critics.

 

It's surprising that there exists web critics in the heyday of the Internet, but this material is a valuable book for a glimpse of inefficient administrative methods.

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. Even in a society where freedom of speech is guaranteed, media manipulation is carried out without being noticed by the public.

 

In the United States, there are opinions for the introduction of national health insurance, but on TV stations sponsored by private insurance companies, there are programs that feel like "national health insurance = socialism".

 

There are no negative reports in the Japanese TV programs about tobacco, which has clear harmful effects, probably because the tobacco industry is investing a lot of money in the media as advertising expenses.

 

The important thing is to know that "we live in a society that is manipulated by the media" 😊.

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