PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,735「戦略は弱者のためのツール」/ "Strategy is a tool for the vulnerable"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,735「戦略は弱者のためのツール

 

今回紹介する資料「戦略がすべて」は、「ムダな努力を重ねる前に、戦略を手に入れて世界を支配する側に立て」をキャッチフレーズにしており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「実際の競争は、全く違うルートを開発したり、今まで存在していたルールを変えてしまったりした者が勝利する。

 

あるいは、自動車を発明して、その新しい技術を使って、桁違いのスピードで人を追い抜いていくのもありである。

 

つまり、戦略を考えるというのは、今までの競争を全く違う違う視点で評価し、各人の強み・弱みを分析して、他の人とは全く違う努力の仕方やチップの張り方をすることなのだ。

 

そういう意味で言うと、戦略は弱者のためのツールでもある。

 

同じ戦い方で正面衝突すれば、もともと強い者が勝つだろう。

 

だから弱者が勝つためには、戦いのルール自体を変えたり、攻守を逆転したりして、大胆な転換を模索するしかない。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 私がコンサルタントとして経営者と話をしていると、「Mr. PDCA、うちの商品はこんなに素晴らしいのです。ただ、きちんと評価されていません」というコメントを聞くことがあります。

 

ただ、マーケティングの世界では、「良い商品が売れるのではなく、売れる商品が良い商品」という名言があります。

 

その機能がスゴイと思っているのは身内だけ」という現象は、大企業であってもベンチャー企業であっても発生しています。

 

社内で「スゴイ」と思われても、顧客が使ってみて「何だこれは?」となると、ビジネスとして意味がなくなってしまいます(当たり前のことだけれど)。

 

ここでチャレンジングなことは、機能開発に膨大な時間やコストをかけてしまうと、顧客から「意味がない」と判断されても供給側は簡単に撤退できず、ずるずると同じ作業を続けてしまうケースがあることです。

 

過去のPDCA日記でも紹介している「サンクコスト」の典型例ですが、経営者が「サンクコスト」を理解していない限り、行きつくところまで無意味な作業を続けてしまうリスクがあります。

 

サンクコストの発生を防ぐためには、色々な意味で組織内に牽制をきかせることが重要になってきますね😊。

 

牽制をきかせることは簡単ではありませんが、経営者が取れる方策として側近をイエスパーソン(イエスマンやイエスウーマン)で固めないことがあります。

 

私の前職の外資系金融機関でよく起こっていたことですが、どのような組織にも経営者に気に入られようと兎(と)にも角にも「イエス」を言い続けるスタッフがいます。

 

外資系金融機関の場合、人事権と経理権が現場の管理職にあるため、人事用語の「ヒラメ(上しか見ない人)」が大量発生する傾向にあります(🐡☜これはフグ)。

 

このような環境では、経営者や管理職にとって耳の痛いことをいうスタッフは、冷や飯を食わされたり閑職に飛ばされたり、退職勧告を受ける傾向にあります。

 

ただ、継続的にビジネスを拡大していくためには、経営側にとって耳の痛いことを唱えるスタッフの存在が必要になるのです。

 

バランスの取れた経営者はこの辺りのことをきちんと理解しており、単純に「イエス」を連発する人たちだけで組織運営をしようとはしません。

 

また、同じ人が10年以上トップの座にある組織は要注意です。

 

5年程度で経営者は入れ替わる方がよいと私は考えており、ビジネスが上手くいっていれば、10年同じ人がトップを務めてもよいでしょう。

 

ただ、在任期間が10年を超えてしまうと、無意識の内に周りが忖度(そんたく)を始め、経営者自身が「自分の代わりはいない」という錯覚に陥りがちです。

 

というわけで、経営者の方は早めに後継者を育成し、自分がいなくなっても事業が回る仕組みを構築するようにしましょう😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「弱者」 = 「vulnerable

 

今回出てきた「弱者」の英訳は、「vulnerable」になります。

 

「戦略は弱者のためのツール」を英語で表現する場合、「Strategy is a tool for the vulnerable」とすればよいですね😊。

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,735 "Strategy is a tool for the vulnerable"
 

The material introduced today "Strategy is Everything (Japanese only)" has the catchphrase "Get the strategy and stand on the side that controls the world before making unnecessary efforts", and the following phrases were impressive.

 

"The actual competition is won by those who develop completely different routes or change the rules that existed until now.

 

Or you could invent a car and use its new technology to overtake people at an order of magnitude faster.

 

In other words, thinking about strategy means evaluating the competition so far from a completely different perspective, analyzing each person's strengths and weaknesses, and making efforts and tips that are completely different from other people.

 

In that sense, strategy is also a tool for the vulnerable.

 

If you have a head-on collision in the same way, the strong one will win.

 

Therefore, in order for the weak to win, there is no choice but to change the rules of the battle itself or reverse the offense and defense to seek a bold change." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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