PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,139「ブランド評価の高め方」/ "How to raise brand reputation"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,139「ブランド評価の高め方」】

 

私の家族が東京で賃貸物件を探していた時、テレビCMを出している有名な不動産会社を利用しました。

 

しかしながら、その会社の対応がイマイチだったようで、私の家族は「テレビCMと全然違う!」と憤っていたことを覚えています。

 

これを見ながら、「マーケティングで刷り込まれたポジティブなブランドと実態の乖離によって発生したのだろう」と、MBAらしい(?)分析を私はしていたのでした😊。

 

今回紹介する資料「戦略思考の魅力度ブランディング」は「企画価値を高める『魅力』の磨き方と伝え方」を解説しており、「ブランド = イメージファクト」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「ファクトの重要性が高まるにつれて、ブランディングの考え方も変わりつつあります。

 

従来、ブランディングは主としてイメージ戦略と考えられていました。

 

イメージ戦略で大きな役割を担うのが広告です。

 

もちろん、広告にはファクトを扱うものも多いのですが、テレビCMなどにはファンタジーの世界を描くものも少なくありません。

 

これは、善し悪しの問題ではありません。

 

完成度の高いファンタジーは人々に感動を与え、企業のイメージのみならず社会的な評価を高めることもあります。

 

一方、ソーシャルメディアの普及や情報流通構造の変化を背景に、ファクトの重要性はより高まりました。

 

これにより、ファクトに基づくブランディングの有効性が高まっています。

 

逆にいえば、ファクトを伴わないイメージだけに頼った広告手法は効果が薄い。

 

場合によっては、逆効果でさえあります。

 

イメージを訴求する広告メッセージと実態との乖離が大きければ、生活者の反感を招くことになるからです。

 

ブランドの評価を高めるためには、イメージとファクトの両方が必要です。

 

シンプルな式にすると、『ブランド = イメージ ✖ ファクト』。

 

そして、ファクトこそが企業の魅力の源泉であると私たちは考えています。

 

巧みなイメージ戦略を広告展開している企業であっても、そのイメージを支えるファクトが不確実であれば効果はありません。

 

特に注意したいのは、スティグマ化した評判です。

 

スティグマとは烙印のこと。

 

何らかの負のファクトがあり、それによってレッテルを貼られると簡単には拭えない事態に陥ります。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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戦略思考の魅力度ブランディング

戦略思考の魅力度ブランディング

 

 

P.S. マーケティングの世界では、「コップの水がこぼれるまで広告を続ける」という考え方があります。

 

テレビCMなどで企業が大量の広告宣伝費を投じている背景には、「ニーズに気づいてもらい、情報を注ぎ、こぼれるまで注ぎ続ける」ことで、顧客が商品やサービスに手を伸ばしてくれることを、過去のデータから確認できているからです。

 

マーケティングによってポジティブなブランドを刷り込むことは重要ですが、そこで働いているスタッフや商品、サービスが同じくらい洗練されていないと、私の家族が体験したようなギャップが発生してしまうわけですね。

 

この辺りは経営者のバランス感覚になりますが、「ブランド = イメージ ✖ ファクト」ということを関係者全員が意識することがポイントになると私は考えています😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「評価」=「reputation」>

  

今回出てきた「評価」の英訳は、「reputation」になります。

 

「ブランド評価の高め方」を英語にする場合、「How to raise brand reputation」とすればよいですね😊。  

 

戦略思考の魅力度ブランディング

戦略思考の魅力度ブランディング

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「さくら」>

 

本日は、映画「さくら」を紹介します。

 

 

原作は小説で、こちらも面白かったですね。

 

 

映画「さくら」の舞台は、大阪の郊外です。

 

映画のタイトルである「さくら」は、長谷川家で飼われている犬です。

 

長谷川家は息子2人と娘1人の幸せな家庭でしたが、長男の一(吉沢 亮)が交通事故に遭ってからチャレンジが出てくるようになります。

 

私自身が大阪郊外の出身ですので、関西弁が使われている映画「さくら」は親近感が持てる作品でした。

 

LGBTの話題が出てくる等、多様性に興味がある人にとっても参考になる映画です。

 

作中で印象的だったのが、ゲイバーのオーナーが発した以下のコメントでした。

 

「嘘をつく時は、愛のある嘘をつきなさい。」(ゲイバーのオーナーコメント終わり)

 

上記コメントがなぜ出てきたかは、映画「さくら」を鑑賞してみてください。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,139 "How to raise brand reputation"】

 

The material introduced today "Attractive branding of strategic thinking (Japanese only)" explains "How to polish and convey attractiveness that enhances planning value", and the following phrases were impressive in the part "Brand = Image Fact".

 

“As facts grow in importance, the way we think about branding is changing.

 

Traditionally, branding was primarily considered an image strategy.

 

Advertising plays a major role in image strategy.

 

Of course, many advertisements deal with facts, but there are many TV commercials that depict the world of fantasy.

 

This is not a matter of good or bad.

 

A highly complete fantasy can impress people and enhance not only the corporate image but also the social reputation.

 

On the other hand, facts have become more important due to the spread of social media and changes in the information distribution structure.

 

This makes fact-based branding more effective.

 

Conversely, advertising methods that rely solely on images without facts are less effective.

 

In some cases, it can even be counterproductive.

 

If there is a large gap between the advertising message that appeals to the image and the actual situation, it will cause dissatisfaction among consumers.

 

Both images and facts are needed to enhance a brand's reputation.

 

In a simple formula, 'Brand = Image × Fact'.

 

And we believe that facts are the source of a company's appeal.

 

Even a company that advertises a skillful image strategy will not be effective if the facts that support that image are uncertain.

 

Of particular note is the stigmatic reputation.

 

Stigma is a stigma.

 

If there is some negative fact and it is labeled, it will not be easy to wipe." (Unquote)

 

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