PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 249「ギャンブラーが陥る錯誤」/ "Gambler's Mistake"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 249「ギャンブラーが陥る錯誤

 

私はフランスで学生に戻っていたころ、高級ブランドのマーケティング戦略を勉強していました。

 

それもあって、私はスポーツジムでジョギングをしながら、女性誌に掲載されているルイヴィトンやシャネルなどの広告を確認するようにしています。

 

女性誌によって違いはありますが、最初のページに広告を出している高級ブランドは「お金がありそう」な企業です。

 

一方、読者の目に触れる可能性が低くなる後半のページに広告を掲載しているブランドは、中堅どころであるという特徴があります。

 

ほとんどの女性誌の最後のページには占いが掲載されており、星座占いが多いように感じています。

 

占いをはじめとするスピリチュアル産業は大きいものになっており、私は全く興味がありませんが、原価ゼロで店舗もいらず、オンラインだけでも運営ができるため、ビジネスとしては非常に「美味しい」ように見えます。

 

男性誌に占いのページがあることは少ないため、スピリチュアル・ビジネスは、主に女性向けに展開されているようです。

 

占い好きの人と話をすると、「この占い師はよく当たるから、Mr. PDCA も行ってみたら」と言われることがあります。

 

理屈っぽい私は、「その占い師は、似たようなことを多くの人に言っており、『当たっている』という人がリピーターになって周りに紹介し、当たらなかった人は来なくなるということを繰り返しているのでしょう」と伝えました。

 

占いとは、ギャンブルと同じであり、一定の割合で該当しそうな人に対する事項を伝えているに過ぎないのです。

 

これを言うと、「民間の保険は不要」と伝えた時と同じで、色々な反発を受けるのですが、「占いは科学ではない」ことは確かでしょう。

 

科学の対象になるのは、「反復性がある事象」であり、繰り返し起こっていることでなければ統計を取ることができません。

 

ただ、私は占いを否定しているわけではなく、宗教と同じで、それを信じることで幸せになれるのであれば、悪いものではないような気がしています。

 

今回紹介する資料「世界を支配する運と偶然の謎は、ビギナーズラックはなぜ起きるのか」をキャッチフレーズにしており、「ギャンブラーが陥る錯誤」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「『ギャンブラーの錯誤』という言葉があります。

 

サイコロの例とお暗示で、コインを投げると確率的に2回に1回は表が出ることがわかっているにもかかわらず、最初の3回で表が続くと、次は裏に違いないと思ってしまいます。

 

回数を積み重ねるにつれ、大数の法則による偶然がもたらす影響が薄れ、全体としての表と裏の割合は接近していきますが、4回目に裏が出る確率はあくまで2分の1に過ぎません。

 

こうした直感に反する事態は偶然の出来事にはつきもので、クイズ番組における出演者の選択を見ても、その落とし穴によくはまっています。

 

私も、番組スポンサーからのプレゼントや宝くじの抽選で外れが続くと、『そろそろ当選する』頃だと思い、『奮って』次の応募やくじの購入に向かいがちです。

 

大数の法則を都合よく解釈し、そろそろ『運』が向いてくると安易に考えないよう気をつけなければいけません。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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世界を支配する運と偶然の謎

世界を支配する運と偶然の謎

 

 

P.S. 私がニューヨークで働いていた時、証券外務員という試験の研修で講師から、「金融取引で儲けることができるのは、運か偶然かインサイダーの3つの場合だけだ」と言われたことをよく覚えています。

 

金融取引でもパチンコでも競馬でもそうですが、たまたま利益が出ると、「次も上手くいく」と錯覚して大損を受けたりするものです。

 

また、損失を出した場合でも、今回紹介した資料「世界を支配する運と偶然の謎」が述べているように、「次こそは上手くいく」という「ギャンブラーの錯誤」に陥りがちです。

 

「ギャンブラーの錯誤」についてコメントがある方は、是非PDCAカフェに起こしください :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「錯誤」 = 「mistake」>

 

今回出てきた「錯誤」の英訳は、「mistake」になります。

 

「ギャンブラーが陥る錯誤」を英語にする場合、「Gambler's mistake」とすればよいですね :-)。

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 249 "Gambler's Mistake"
 

The material introduced today "Luck & Mystery of Chance, which rule the world (Japanese only)" has a catchphrase "Why beginners racks happen?" and the following phrases were impressive.

 

"There's the word 'gambler's mistake.'

 

In the example of dice and suggestions, it is known that when flipping a coin, it is probable that once every two times a head will come out, but if the front is continued in the first three times, the next must be the other side people will think.

 

As the number of times increases, the effect of chance by the law of large numbers diminishes, and the ratio of front and back as a whole becomes closer, but the probability of backing out at the fourth time is only half.

 

These counter-intuitions are incidental, and the pitfalls of looking at the performers' choices on quiz shows are quite common.

 

If I continue to lose lots of gifts and lotteries from program sponsors, I tend to think that it is about time to win, so I will work hard and go to the next application or lottery purchase.

 

We must interpret the law of large numbers conveniently and be careful not to think easily that 'luck' is coming soon." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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