PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,744「原因論で考えない」/ "Do not think in etiology"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,744原因論で考えない」】
 

PDCA日記にはアドラー関連の書籍が時々登場するため、「Mr. PDCAアドラー信者なのですか?」とPDCAカフェで質問される方がいます。

 

結論から言うと、私はアドラー信者ではなく、過去のPDCA日記で紹介した「嫌われる勇気」も部分的に参考になる項目が多いと思ってはいますが、全ての内容が活用できるとは考えていません(当たり前ですが😊)。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

今回紹介する資料「臨床アドラー心理学のすすめ」は、アドラーを「児童相談所を世界で初めて開設し、教育と医療と地域社会との協働的なアプローチを行なった生粋の臨床家」と絶賛しており、アドラーを盲目的に褒めたたえている資料になっています。

 

一方、体系的にアドラー心理学を学びたい方にとっては読みやすい一冊です。

 

今回紹介する資料「臨床アドラー心理学のすすめ」で印象的だったのは、「問題を特定の個人のせいに落とし込む癖(=原因論)」部分です。

 

この中で、以下のフレーズが興味深かったですね😊。

 

「現代人は、基本的には原因論で考える癖がついている。

 

しかしながら、原因論は、機械の故障のような工学的なものには有効だが、人間の心理的問題の解決に対しては、決して有効とは言えない。」(引用終わり)

上記を分かりやすく言えば、アドラーは人のせいにするのをやめて、「これからどうするか」を考えることの重要性を強調していることになります。

 

変えられない過去を振り返ったり、予測がつかない未来を考えるよりも、「今を生きろ」とアドラーは言っていることになりますね。

 

そう言えば、乃木坂46の名曲に「狼に口笛を」があり、以下のように歌われています。

 

「笑顔を見せろ~♪ 過去を忘れて~♪ 今を生きるんだ~♪」

 

笑顔で今を生きましょう!

 

狼に口笛を

狼に口笛を

  • 発売日: 2019/10/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca

 

臨床アドラー心理学のすすめ──セラピストの基本姿勢からの実践の応用まで

臨床アドラー心理学のすすめ──セラピストの基本姿勢からの実践の応用まで

 

 

P.S. アドラー心理学が実務的ではないと私が感じる理由として、「人を褒めてはいけない」という原理原則があります。

 

学生時代、予備校講師をしていた私にとって、「褒めずに高校生の成績を上げることは不可能である」と常々感じていました。

 

「褒めてはいけない」ことに加えて、「叱ってはいけない」ともアドラーは述べており、この点についても色々な意見があります。

 

私はアドラーの文献をかなり読み込んでいる方ですので、アドラー心理学に興味がある方は、直接ご連絡ください😊。

 

今回紹介する資料「臨床アドラー心理学のすすめ」を読みながら、数年前にコーヒーが冷めないうちに」という映画を鑑賞しました。

 

この作品のキャッチフレーズは「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?」で、中々面白かったです(好きな役者が多く、過去に戻れる喫茶店「フニクリフニクラ」の語呂も可愛くて好き♡)。

 

この映画の中で興味深かったのは、「過去に戻って会いたい人に会っても、過去に起こったことを変えることはできない」というセリフでした。

 

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

  • 発売日: 2019/03/08
  • メディア: Prime Video
 

 

PDCAカフェである人が、「あの時こうしておけば良かったと後悔しています」と話していました。

 

同じ悩みをお持ちの方は、この映画を観てみると良いと思います(「コーヒーが冷めないうちに」は小説もあり、こちらも面白いです😊)。

 

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

 

 

私が過去に戻って、銀行の偉い方の指示に従い、「空気を読む(付き合い残業や飲み会の強要などに応じる)」という選択をした場合であっても、「金融の仕事を離れる」という結果は変わらなかったはずです。

 

というわけで、皆様も目の前の仕事ややるべきことに集中しましょう😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「原因論」=「etiology」>

 

今回出てきた「原因論」を英語にするのはチャレンジングですが、「因果関係学」の意味を持つ「etiology」を使うことが一つの方法です。

 

「Etiology」は「病因学」の意味もあり、何かの原因を探る意味を持つ単語として使われていますが、通常会話で出てくることは殆どないでしょう😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,744 "Do not think in etiology"】

 

In the past PDCA diaries, I introduced several Adler-related materials and one colleague asked that "Is Mr. PDCA an Adler believer?"

 

As a conclusion, I am not an Adler believer, but I think there are several useful parts in Adler's books.

 

The material to be introduced today “Advantages of Adler Psychology (Japanese only)” praises Adler as a great physiologist and the following phrases were impressive.

 

"Nowadays, people tend to think in etiology, but this method is not effective to solve human challenges.

 

Etiology is useful for engineering problems such as machine failure." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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