PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 767「情熱でカバーする」/ "Cover with Passion"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 767「情熱でカバーする」】

 

外資系企業のトップというと、高級スーツに身を包むスマートな人という印象が強いかもしれません。

 

そんな中、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長はすごい行動力の持ち主です。

 

上野社長が就職活動をしていた1986年のエピソードが、今回紹介する資料「外資系トップの思考力」で説明されています。

 

大学生だった上野社長がたまたま訪れたビルの隣のビルに、「メルセデス・ベンツ日本」の社名を見つけたそうです。

 

普通の就職活動をしている学生であれば、後日連絡してアポを取るものなのでしょうが、上野社長は飛び込みでメルセデスの受付に行ったのです。

 

その場で、人事部長が出てきたメルセデスもすごいと感じました。

 

何とその翌日に役員面接があり、そのまま内定が出たと今回紹介する資料「外資系トップの思考力」は解説しています。

 

就職活動中の方は、ぜひ今回紹介する資料「外資系トップの思考力」を手に取って欲しいですね😊。

 

今回紹介する資料「外資系トップの思考力」を読むことで、成功しているように見える人でも普通に悩みを抱えており、チャレンジを熱意で乗り越えてきたことが分かります。

 

スマートにビジネスを成功させてきたように見える人ほど、意外と情熱でカバーしてきているものです。

 

一番重要なのは、「仕事を楽しむ」ということでしょうね😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. メルセデス・ベンツはドイツのブランドですが、国によってブランドに対するイメージが違うことを私はフランスの大学院で学びました。

 

私の通っていた学校が、マーケティング研究で有名だったこともあって、ルイ・ヴィトンやシャネルなどの高級ブランドを提供する親会社の経営陣だった人たちが教鞭を取ることも多く、大変参考になったことを覚えています。

 

私自身は高級ブランドにまったく興味がなかったため、フランスの学校では、教授たちの話を聞き「ふんふん」とうなずきながら聞いていました。

 

その上で、時々「私の経験によると…」という枕詞をつけて授業中に意見を述べ、発言ポイントを稼ぐくらいでした(発言しないと、卒業ができないため :-)。

 

それよりも面白かったのは、授業(クラス・ディスカッション)の前に学生たちで行うグループ・ワークであり、フランス人女性やドイツ人男性と交わした以下の会話を今でもよく覚えています。

 

(2010年夏、パリ郊外のキャンパスにあるグループワーク室での会話)

 

フランス人女性:Mr. PDCA(私のことね😊)、日本におけるシーシェイドゥー(資生堂のことよ :-) のマーケティング戦略を教えてよ。

 

Mr. PDCA:フランスにおける資生堂は高級ブランドだけど、日本では大衆化粧品のイメージが強い。資生堂は19世紀後半に薬局として始まったから、今でも日本における資生堂商品の主な流通経路は薬局だよ。フランスみたいにパリの目立つところで、「SHISEIDO」という大きな看板を立てて、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランド・ショップの近くで営業をしている資生堂の店舗は、日本にあまりないと思うな。

 

フランス人女性:ノーン、シーシェイドゥーはフランス人女性の憧れのブランドなのよ。シーシェイドゥーの化粧品は、日本でそれほど価格は高くないということ?

 

Mr. PDCA:日本で資生堂の化粧品を買ったことはない(それはそうだろう)。資生堂はフランスで、シャネルなどと同じレベルのブランドイメージを確立しているけれど、日本で資生堂がシャネルの化粧品と同じ価格で販売しても、勝負にならないはずだよ。資生堂はフランスに進出する際、有名なフランス人のマーケティング専門家を責任者にして、高級ブランドと同じイメージ戦略を取った。それが、功を奏した形だね。

 

ドイツ人男性:そういえば、Mr. PDCA がこの間のマーケティングの授業で面白いことを言っていたな。BMWは日本で、「リッチな若者が乗るおしゃれな車」というブランドイメージらしいけれど、ドイツでは逆だよ。ドイツのBMWは「中高年が利用する大衆車」という感じで、ビジネスで成功した若い人が乗る車ではない。

 

Mr. PDCA:ハワイに住んでいた時、BMWが流していた「あなたの人生は、BMW以外の車に乗るほど長くない」というCMを見たことがある。国によって、企業はブランドイメージを分けているということだね。フランスでユニクロは、「ちょっと高いけれど、良い服を出している日本のおしゃれなブランド」というイメージがあるけれど、日本では「リーズナブルなカジュアル・ファッション」のイメージが強い。日本にあるH&Mは、「少し高めの良い服があるショップ」というブランド戦略を取っているみたいで、フランスのユニクロとイメージが近い。ただ、ヨーロッパのH&Mは「リーズナブルなカジュアル・ファッション」というイメージだから、日本のユニクロと同じ感じだね。(グループワーク室での会話終わり)
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マーケティングに興味がある方は、「この1冊ですべてわかる 新版 マーケティングの基本」という本を手に取ってみてください😊。

 

この1冊ですべてわかる 新版 マーケティングの基本

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  • 作者:安原 智樹
  • 発売日: 2018/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

< Mr. PDCAのボンジュール英語「情熱」 = 「passion

 

今回出てきた「情熱」の英訳は、「passion」になります。

 

「情熱でカバーする」を英語で表現する場合、「Cover with Passion」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ハチミツとクローバー」>

  

本日は、蒼井優主演の映画「ハチミツとクローバー」 を紹介します。

 

ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバー

  • メディア: Prime Video
 

 

原作は漫画「ハチミツとクローバー」で、こちらも面白かったですね😊。

 

ハチミツとクローバー 1

ハチミツとクローバー 1

 

 

映画「ハチミツとクローバー」では、絵の天才少女である花本はぐみ(蒼井優)が不器用ながらも周りと協力し、大学生活を送る様子が描かれています。

 

花本はぐみは、1人で食事ができない症状を持っています。

 

他の人と食事ができない症状を持っているケースは聞いたことがありますが、1人で食事ができず、誰かが近くにいないといけない花本はぐみの例は初めて知りました。

 

花本はぐみが時々発する「ありがとう」の言葉に、心が洗われる作品になっています😊。

 

青春時代を取り戻したいビジネスパーソンに、今回紹介する映画「ハチミツとクローバー」はお勧めの作品です。

 

ハチミツとクローバー」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】堺雅人蒼井優が若い!美大を舞台にした映画であり、茨城県筑波大学の広大なキャンパスが美しい😊。

 

ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバー

  • メディア: Prime Video
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 767 "Cover with Passion"

 

When you hear the top manager of a foreign-affiliated company, you might have the impression that they are smart persons who wear high-class suits.

 

Meanwhile, Mr. Kintaro Ueno, President of Mercedes-Benz Japan, has a great power of action.

 

A 1986 episode in which Mr. Ueno was hunting a job is explained in the material introduced today "Thinking Power of Top Foreign Companies (Japanese only)".

 

It seems that he found the company name of "Mercedes-Benz Japan" in the building next to the building that Mr. Ueno visit by chance when he was a college student.

 

If you are a student who is doing regular job hunting, you will contact the company at a later date and make an appointment, but Mr. Ueno jumped into the reception of Mercedes.

 

This book explains that the next day there was an interview with an HR manager, and a job offer was issued to Mr. Ueno.

 

If you are looking for a job, I would like you to get this material to cheer you up.

 

By reading this book, you can see that even those who seem to be successful are worried and have overcome their challenges with passion.

 

Let's function PDCA today!   

 

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