PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,827「できるのは合理的な判断だけ」/ "Only rational decisions can be made"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,827「できるのは合理的な判断だけ

 

突然ですが、問題です。

 

皆様は以下の二択がある場合、どちらを選びますか?

 

a. 確実に3,000円支払わなければならない。
b. 8割の確率で4,000円支払わなければならないが、2割の確率で1円も支払わなくてもよい。

 

bを選ばれた方も結構いるのではないでしょうか?

 

ただ、合理的な選択はaです。

 

損失の期待値がマイナス3,200円(4,000円×0.8)になるbの方は、非合理的な選択となります。

 

今回紹介する資料「ビジネススクール意思決定入門」は、「思考力をフル稼働させる基本メソッド集」をキャッチフレーズにしており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「意思決定をするときにわからないことがあるのは当然です。

 

知りたいことを調べ上げる時間はありません。

 

情報を集めることは大事ですが、もっと大事なことは『今ある情報でどのように意思決定するか』ということです。

 

ビジネスは、限られた情報しか得られていない段階で、いかに質の高い意思決定をするかということが勝負なのです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊https://twitter.com/MPdca 

 

 

P.S. 私が通っていたビジネススクールでは、ケースメソッド型の授業が行われていました。

 

私がビジネススクールに行って、最初に戸惑ったこととして、「ケースメソッド授業には正解がない」という点がありました。

 

正解がない問題への対処方法として、私はケースを事前にきちんと読み込み、自分の考えをまとめた上で、グループワークにのぞむことにしていました。

 

ただ、考えをまとめただけでは意味がないため、自分が思ったことや考えたことを必ず言葉にしていました。

 

陽明学には、「知行合一」という考え方があります。

 

自分では知っていると思っていても、実際にはできないことが結構あったりします。

 

きちんと理解した上で実行できることが重要であり、「知行合一」はそのことを指しているわけですね😊。

 

ビジネススクールの場合、課題として出されたケースを読んだ上でグループメンバーと議論し、グループとして、「合理的であると思われる判断」を下す必要があります。

 

プライベートでもそうですが、ビジネスでは「正しい判断」を下すことはできません。

 

合理的な判断と正しい判断は似ているようですが、実は違っています。

 

ビジネススクールに通う場合、合理的な判断を追い求めて、2年間ケースと格闘し続けることになります😊。

 

ビジネススクールではグループワークを経た上で授業に入り、ファシリテーターである教授が学生の意見を聞きながら、議論を深めていくことになります。

 

一方、大学で一般的に行われているほとんどの授業は、講義型です。

 

講義型授業の場合、教授が一方的に話をすることが多く、学生が意見を出すことは授業の最後の質問コーナーくらいでしょう。

 

ケースメソッド型授業の場合、学生同士が意見をぶつけ合い、一つの答えを見つけ出そうとします。

 

私は、講義とケースメソッドを両方経験しましたが、ケースメソッドの授業では、2年間居眠りをまったくしませんでした(講義型の授業でも、ほとんど居眠りはしなかったと思うけれど😊)。

 

また、ケースメソッドの授業で展開された議論は未だに覚えています。

 

ビジネススクールでは議論をしながら授業が展開するため、「あれ~、この場面はどこかで経験したなあぁ~」と実際のビジネスの現場で色々と思い出すことが頻繁にあります。

 

ケースメソッド授業に興味のある方は、ビジネススクールの門を叩いてみることをお勧めします(楽しいですよ😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「合理的な」 = 「rational

 

今回出てきた「合理的な」の英訳は、「rational」になります。

 

「できるのは合理的な判断だけ」を英語で表現する場合、「Only rational decisions can be made」とすればよいですね😊。

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,827 "Only rational decisions can be made"
 

When I was in business school, there was an interesting comment from a professor who said, "You can't make correct decisions. You can only make rational decisions."


The material introduced this time, "Introduction to Decision Making at Business Schools," uses the catchphrase "a collection of basic methods to make full use of thinking power," and the following phrases left an impression on me.


"It's natural that there are things you don't know when you're making a decision.


You don't have time to research what you want to know.


Collecting information is important, but what is more important is "how to make decisions with the information you have now''.


In business, the key is to make high-quality decisions when only limited information is available." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca

プライバシーポリシー・お問い合わせ