今回紹介する資料「あやうく一生懸命生きるところだった」は、「毎日、走り続け疲れ切ったあなたへ」をキャッチフレーズにしており、「人生に正しい選択なんてない」部分の以下のフレーズが印象的でした。
「『階段のすべてを見ようとするな。ただ最初の一歩を踏み出せ』【マーチン・ルーサー・キング・ジュニア：キング牧師】
悩むことは必要だが、これといった答えが出なかったり、運よく答えを得たとしても、その方向に事が収まるとは限らない。
もしうまくいったとしても、必ずしも正しい選択であるわけでもない。
正しい選択をしたつもりが、後々考えるとそうでもなかった、ということもあれば、選択を誤ったと思っていたのに後から良い結果につながることもある。
そう、誰にも結果はわからないのだ。
だから、眉間にシワを寄せて『どれを選べばいいか？』『正解はどれか？』と思い悩み、自分を苦しめる必要なんてまったくない。
人生のすべてをコントロールしようとしてはいけない。
だって、そもそも不可能なのだから。
この事実に気づいたとき、妙に慰（なぐさ）められた。
ああ、すべて自分のせいじゃなかったんだと思えた。」（引用終わり）
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 今回紹介する資料「あやうく一生懸命生きるところだった」は「人生に正しい選択なんてない」と強調していますが、これはビジネスでも同じです。
私がフランスのビジネススクールで学生に戻っていた頃、ある教員がこんなことを言っていました。
「ビジネスにおいて正しい選択をすることはできない。あなたたちにできることは、『最も合理的と思われる選択』をすることだ。」（ある教員コメント終わり）
10年以上前にこのコメントを聞いた時、私は「なるほどなぁ」と感じたものです。
経営者が大きな投資をする時や、事業から撤退する際、色々な分析を行って上で判断します。
ただ、経営者ができることは「合理的と思われる判断」だけであり、「正しい判断」はできないのです。
また、ある時は「合理的な判断」だったことが、後で「非合理的な判断」と評価されることもあります。
私がフランスにいた2010年、カルロス・ゴーン氏は「日産自動車の救世主」という扱いを受けており、ビジネスケースでも成功例ともてはやされていました。
2010年の時点において、日産自動車の株主がカルロス・ゴーン氏をトップにしていたことは、「合理的な判断」と考えられていました。
しかしながら、現在のカルロス・ゴーン氏は日本で法を破った犯罪者になっており、経営者としては失格のレッテルを貼られています。
これはカルロス・ゴーン氏に限らず、ダイエーが日本のバブル前後に行っていた経営にも当てはまります。
ダイエーは1980年代に店舗出店に必要な土地だけではなく、不動産価格の高騰を見越して、周辺の土地も買い漁っていました。
日本でバブルが弾ける1990年頃まで、ダイエーの不動産購入戦略は「合理的な判断」と考えられていました。
しかしながら、バブル崩壊で不動産価格が下落を始めると、ダイエーは経営難に陥ります。
現在のビジネススクールでダイエーがケースに取り上げられる場合、「無謀な不動産投資を行った会社」という扱いを受けています。
これはビジネスに限らず、プライベートにも当てはまると私は考えています。
ある時は合理的だったことが、後になって非合理的ということはよくあるものです。
ビジネスでもプライベートでも、人間はサンク（埋没）コストにとらわれることが分かっています。
サンクコストについては、過去のPDCA日記で詳しく解説していますので、是非ご参照ください😊。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「最初の一歩を踏み出す」 = 「take the first step」＞
今回出てきた「最初の一歩を踏み出す」の英訳は、「take the first step」になります。
「階段のすべてを見ようとするな。ただ最初の一歩を踏み出せ」を英語で表現する場合、「Don't try to see all of the stairs. Just take the first step」とすればよいですね😊。
＜マドモアゼルPDCAのメルシー映画「名もなき復讐者 ZEGEN」＞
本日は、馬場ふみか主演のドラマ「名もなき復讐者 ZEGEN」を紹介します。
原作は小説「名もなき復讐者 ZEGEN」であり、こちらも面白かったですね😊。
ドラマ「名もなき復讐者 ZEGEN」は、神奈川県川崎市の歓楽街を舞台にしたミステリー作品です。
主人公は馬場ふみかですが、中国人女性である李雪蘭（り せつらん）を演じています。
馬場ふみかは中国人役（李雪蘭）であるため当然ですが、流暢な中国語を話す設定になっています。
一方で、李雪蘭の日本語はたどたどしく、アクセントも素敵に見えるのは馬場ふみかの魅力なのでしょう😊。
ミステリー作品が好きなビジネスパーソンにとって、今回紹介するドラマ「名もなき復讐者 ZEGEN」はお勧めです。
「名もなき復讐者 ZEGEN 」のメルシー評価【クロワッサン4個：🥐🥐🥐🥐】
【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「名もなき復讐者 ZEGEN」は夜の街を描いた作品で、
The material introduced today "I was about to live hard (Japanese only)" has a catchphrase "To you who keep running and exhausted every day", and the following phrases in the "There is no right choice in life" part were impressive.
"'Don't try to see everything on the stairs. Just take the first step.' [Martin Luther King Jr.]
It's necessary to worry, but even if you don't get an answer like this, or if you're lucky enough to get an answer, things don't always go in that direction.
If it works, it's not always the right choice.
Sometimes I thought I made the right choice, but when I thought about it later, it wasn't, and sometimes I thought I made the wrong choice, but later I got good results.
Yes, no one knows the result.
So, I put a wrinkle between my eyebrows and asked, 'Which one should I choose?' 'Which is the correct answer?'
There is no need to worry and hurt yourself.
Don't try to control everything in life.
Because it's impossible in the first place.
When I noticed this fact, I was strangely comforted.
Oh, I thought it wasn't all my fault." (Unquote)
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