PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 30「繁栄とはプロセス?」/ "Is prosperity a process?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 30「繁栄とはプロセス?」】

ベンチャー企業の経営者とお話していて興味深いのは、常に新しいことを始めようとしながら行動しているということです。

イノベーションを起こすために、日々多くの人々が努力していますが、継続的に売れる商品やサービスを提供している企業は、繁栄のプロセスを無意識の内に理解した上でPDCAサイクルを回しているような気がしています。

今回紹介する資料「繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)」は、「イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)」で世界的に知られているクレイトン・クリステンセン氏による「絶望を希望に変えるイノベーションの経済学」の教科書であり、以下のフレーズが印象的でした。

「繁栄とは『一時の現象』ではなく『過程(プロセス)』であるということ、繁栄のためにはイノベーションへの継続的な追求が不可欠であるということだ。(P174)」

「繁栄とは一時の現象ではなくプロセスである」と言うクリステンセン氏のコメントには重みがあり、成功体験を引きずることなくイノベーションを起こし続けるためにプロセスが必要であることは、私も常々感じています。

繁栄のプロセス構築するために有益なトレーニングとして、読書が最適であると私は感じており一日一冊本を紹介しているのも、そのためだったりします :-)。

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!

繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • 作者: クレイトン・M クリステンセン,依田光江
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

P.S. 読書が重要であると私が考えるもう一つの背景に、歴史から学べるということがあります。

10年前に学生に戻って一つ良かったことは、1,000個以上のビジネスケースを読み込み、企業がチャレンジに陥る場合、共通点があるということを経営史から学べたことでした。

ベンチャー企業経営者と話をしていると、「経験・勘・度胸」のいわゆる「KKD」を重視される方が未だにいますが、このやり方の場合、過去の成功体験を引きずる可能性が高いと感じています。

過去の成功体験から抜け出すためにも読書は重要で、あのナポレオンですら成功体験に陥って最後には敗北したということを、肝に銘じてビジネスを遂行していくことがポイントでしょう。

過去の成功体験を引きずらない方法としては、「人間は成功体験を引きずるものである」ということを知っておくことかと思います :-)。

< Mr. PDCAのボンジュール英語「繁栄」 = 「prosperity」>

今回出てきた「繁栄」の英訳は、「prosperity」になります。

今回紹介した資料「繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)」の英訳は「The Prosperity Paradox: How Innovation Can Lift Nations Out of Poverty (Harper Business)」になり、題名が直訳されています。

本によっては題名の翻訳が全然違う内容になっていたりしますが、名著「イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)」を含めて、クリステンセン氏の本は直訳されているケースが多いですね :-)。


【"PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 30 "Is prosperity a process?"】

What is interesting when talking to venture company founders is that they are always trying to start something new.

Many business persons are working hard every day to realize innovation, but companies that provide products and services that sell continuously have been functioning the PDCA cycle unconsciously by understanding the prosperity process.

The material to be introduced today “The Prosperity Paradox: How Innovation Can Lift Nations Out of Poverty (Harper Business)” is written by Clayton Christensen who is known worldwide as a author of “The Innovator's Dilemma: When New Technologies Cause Great Firms to Fail (Management of Innovation and Change) and the following phrase was impressive.

“Prosperity is not a temporary phenomenon, but it must be a process and that continuous prosperity for innovation is essential for prosperity." (Unquote)

Dr. Christensen's comment that “prosperity is not a temporary phenomenon, but it must be a process” must be true, I suppose.

In order to keep a process of prosperity, it is necessary to continue to innovate without dragging into past successful experiences.

I think that reading books is the best training to build a prosperous process, and that's why I'm introducing one book a day :-).

Let's function PDCA today!

The Prosperity Paradox: How Innovation Can Lift Nations Out of Poverty (Harper Business)

The Prosperity Paradox: How Innovation Can Lift Nations Out of Poverty (Harper Business)

プライバシーポリシー・お問い合わせ