PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 112「経営体力とメディアへの影響力」/ "Management power & influence media"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 112「経営体力とメディアへの影響力」】
 
私は、ニュース以外のテレビ番組をほとんどみなくなってから10年以上が経過しましたが、テレビの影響力は現在でも健在のようです。
 
ある世界的な一般消費財メーカーが、一時期テレビCMを停止したことがあったそうですが、売上が減少したため、すぐに再開したそうです。
 
シャンプーなどの一般消費財を子供が買いたいと思った場合、親が製品名を聞いたことがなければ、お金を出さないケースがあったからとのことでした。
 
テレビCMの場合、薄く広く宣伝効果が見込めるため、子供が「買いたい」と言った時、親が知っている(テレビCMでみたことがある)ことによって、財布をあけることにつながるという理屈であり、「面白いなぁ~」と感じました。
 
今回紹介する資料「疑う力」は、「常識の99%はウソである」をキャッチフレーズにしており、以下フレーズが印象的でした。
 
「(1985年に発生した)御巣鷹山(おすたかやま)墜落事件をテーマにした沈まぬ太陽の映画化を、JALはストップできなかった。
 
JALの経営体力が落ちていたためだ。」(引用終わり)

 沈まぬ太陽 Blu-ray(特典DVD付2枚組)

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沈まぬ太陽が映画化された2009年、モデルとなったJALは経営危機に陥っており、2010年には会社更生法を申請することになります。


沈まぬ太陽の内容は、飛行機の墜落事故を取り扱ったものであり、JALにとって好ましい内容とは言い難かったはずですが、広告宣伝費を削る局面にあって、JALがマスメディアへの影響力を行使できなかったことを、今回紹介した資料「疑う力」は指摘しています。

 

「金の切れ目が縁の切れ目」とはよく言ったもので、企業とメディアの関係も金で切れたり、縁が結ばれたりするということなのでしょう(当たり前のだけれど :-)。

 

資本主義は、中々上手く機能しているものです。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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疑う力 「常識」の99%はウソである

疑う力 「常識」の99%はウソである

 

P.S. 私は「沈まぬ太陽」の書籍映画を両方知っていますが、映画渡辺謙の好演が光っており、おすすめの作品です。

 

沈まぬ太陽では、主人公の恩地元が会社のために色々と尽くすものの、「割に合わない」ことに気づきながら業務を行っているように見えます。

 

恩地のモデルになった人物は実在し、彼は定年退職後、アフリカで写真家、随筆家として活躍することになります(これが本当にやりたかったことなのでしょう)。

 

会社の仕事に「?」を感じておられる方は、今回紹介した資料疑う力」を読み、「沈まぬ太陽」を観て、これからの人生を考えてみるのも一つではないでしょうか :-)。


 沈まぬ太陽(一?五) 合本版

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「常識」=「common sense」>

 

今回出てきた「常識」の英語は、「common sense」になります。

 

「Common sense」は「判断力」と訳されることもあり、これには背景があります。
 
日本での「常識」は、社会生活を行っていく上での儀礼的なものだと考えられています。
 
一方、米英における「common sense」は、生きていく中で身に付けた実用的な分別や日常の思慮を指すため、「判断力」と訳されることがあるわけです。
 
同じ「常識(common sense)」でも、国や地域によって、とらえ方が異なるのは面白いですね :-)。
 
 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 112 "Management power & influence media"】
 

More than 10 years have passed since I almost stopped watching TV programs other than news, but the influence of TV seems to be still hue.

 

The material to be introduced today “Suspicious Power (Japanese only)” has a catchphrase “99% of common sense is a lie” and the following phrases were impressive.

 

"JAL (Japan Airlines) couldn't stop making a film which theme was JAL's aircraft crash.

 

This is because JAL's management strength has declined." (Unquote)

 

It is often said that "Depletion of money is a break of the relations”.

 

The relationship between the company and the media depends upon management power.

 

Capitalism seems working very well.

 

Let's function PDCA today!   

 

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