PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 152「お金は塩水と同じ?」/ "Is money the same as salt water?"

English follows Japanese,

 

PDCA日記 Vol. 152「お金は塩水と同じ?」】

 

「(お客様)Mr. PDCA、お金というのは塩水と同じなんだよ。飲めば飲むほど喉が渇く。だから、お金はいくらあってもきりがないし、数字を追い求めるだけになる。」

 

「(外資系金融機関勤務時代の若き日のMr. PDCA ←スーツを着ていた)そういうものですか。喉が渇くほどお金を持たれているお客様だからこそ言えるお言葉ですね。」

 

私は最初の仕事が外資系金融機関での富裕層業務であり、2億円の指輪をつけて会食に来られるお客様や1カ月のお小遣いが1,000万円というお金持ちのご子息など、中々面白い方々と仕事をする機会がありました。

 

1カ月のお小遣いが1,000万円の人に驚かれたかもしれませんが、漫画「おぼっちゃまくん」の主人公である御坊茶魔(おぼうちゃま)の1カ月のお小遣いは3,000万円だったので、上には上がいるものです。


本人はそれでも、「足りない(茶魔用語で「足りんぶあい」)」と言っていたなぁ~。

 

今回紹介する資料「ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る」では、「お金持ちになっても人間は幸せになれるとは限らない」と説明しています。

 

著者のダニエル・カーネマンは、経済的な豊かさと幸福度の研究を行ったことにより、2002年にノーベル経済学賞を受賞しました。

 

カーネマンは数万人に調査を行い、「年収7万5,000米ドル(約820万円)を超えると、幸せの度合いは経済的な豊かさとリンクしなくなる」ことを証明しました。

 

言いかえますと、「年収820万円まで行けば、ある程度の生活ができるようになり、それ以上豊かになっても車を買い替えたり、服が高級になったりするだけで、生活の本質に与える影響は少なくなり、幸福度合いの向上は逓減する(経済学における効用逓減の法則)」ということになります。

 

冒頭の「お金は塩水と同じ」という例を出されていた私のお客様は、カーネマンの研究内容と同じ(裕福になっても、幸せになれるとは限らない)ことを言っていたことになります。

 

今回紹介する資料「ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る」で、カーネマンは以下を推奨しています。

 

1.時間の使い方を変える(Mr. PDCA 解釈:非効率な長時間労働はやめよう!)


2.人生を悪くするようなことではなく、人生を豊かにするようなことがらに注意を向けるべき(Mr. PDCA 解釈:コンプライアンス違反や倫理違反は長続きしない。真摯に誠実に行動して、時にはゆっくりすることが重要だ!)


3.注意を払い続けるような活動に時間を投資すべき(Mr. PDCA 解釈:いやいややっていることは無駄な時間で、好きで得意なことを仕事にすることが理想的!)

 

それでは、本日もPDCAを回していきましょう!

 

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ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

 

P.S. PDCAカフェである若手の方から、「年収を上げるために効率的な方法は何ですか?」という質問がありました。

 

年収を上げるためにおすすめの方法は、「目の前に与えられた仕事に集中すること」です。

 

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、体調管理に万全を尽くし、打ち合わせ時間や資料提出期限を厳守して、目の前に与えられた仕事に集中することを続けているビジネスパーソンは、実はそれほど多くなかったりします。

 

ビジネスの結果は他人が評価するものですが、自分で設定できる評価項目として、私は「A. 健康であること、B. 打ち合わせに遅れない、C. 資料提出締切厳守」の3つを掲げています。

 

上記3つをきっちりと、しかも長期間継続しているビジネスパーソンは、どの組織で、どのような立場で働いている場合であっても、着実にステップアップしていると考えています。

 

仕事にお悩みの方は、上記3つを普段から徹底できているかを確認してみてはいかがでしょうか(来年からでもOK!)。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「裕福な」=「well off」>

 

今回出てきた「裕福な」に該当する英語は複数ありますが、口頭でよく使われる表現として「well off」があります。

 

「He is well off」ということで「彼はうまくいっている」という意味でも使えますが、「He is well off for money」とすることで、「彼は経済的に裕福である」と明示することもできますね :-)。

 

 

PDCA Diary Vol. 152 "Is money the same as salt water?"】

 

“(Customer) Mr. PDCA, money is the same as salt water. The more you drink, the thirstier you get. So, you will never be satisfied in terms of money. Being rich is just chasing numbers.”

 

"(Young Mr. PDCA) This is a phrase that can only be said, because you are well off for money."

 

I started my first career as a sales representative for wealthy individuals at a foreign financial institution.

 

One customer came to business dinner by wearing a ring of $ 2 million yen.

 

One rich child was receiving monthly allowance of $ 90,000 from his parents.

 

The material to be introduced today “Nobel Prize Lecture & other essays (Japanese only)" was written by Dr. Daniel Kahneman and he explains that “becoming rich cannot always make people happy”.

 

In 2002, Dr. Kahneman was awarded Nobel Prize in economics for his work on behavioral economics.

 

Dr. Kahneman conducted a survey of tens of thousands of people and proved that if the annual income exceeds $ 75,000, the degree of happiness will not be linked to economic wealth.

 

My customer, who gave an example that “Money is the same as salt water” at the beginning of this post, said the same as Dr. Kahneman’s research.

 

In this book, Dr. Kahneman recommends us the following 3 actions.

 

  1. Change how to use time (Mr. PDCA's interpretation: Stop inefficient long working hours)
  2. Pay attention to things that make life rich, not something that makes life worse (Mr. PDCA's interpretation: Unethical actions don't last long, so acting honestly is important)
  3. Invest time in activities that you can keep paying attention (Mr. PDCA's Interpretation: Doing what you don't want to do is a waste of time, so let's do what you would like to do the best)

 

Let's function PDCA cycle today!

 

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