私は2016年に金融の世界から足を洗いましたが、未だにPDCAカフェで「金融業界に入りたいのですが、どう思いますか？」という質問を受けることがあります。
私の回答は、「権威主義とマネーゲームが好きであれば、チャレンジする価値があるかもしれません」というものです。
よしあしは別として、金融機関は外資であろうと日系であろうと権威主義の権化（ごんげ）のような組織です。
上からの命令に対して、「はい」か「イエス」以外言ってはならないことになっている金融機関があるくらいなのです（それがどこかは、Mr. PDCAに直接聞いてみよう！）
未だに、Yシャツは白が原則で、上司に話をしに行く時は上着を着なければならないという不文律が存在している金融機関もあります（どこか知りたい人は、PDCAカフェの予約をしよう！）。
役所や金融機関が紙の資料にこだわり、社内プロセスに時間が必要な理由として、私はスーツ文化があると思っています。
上着とYシャツを捨て、Tシャツで働くようにすれば、「この紙の資料はコストの塊（かたまり）ですよね」とか「この稟議プロセスはどう考えても非効率ですよね」と誰もが言いやすくなると、私は本気で考えています。
「権威主義が苦手」という人の場合、自分で商売を始めてしまうことが一番手っ取り早いでしょう。
「会社組織で経験を積むべきか、すぐにビジネスを始めるべきか」というお悩みを抱えている人がPDCAカフェに来ることがありますが、それを考えていること自体がムダな時間です。
ビジネスを始めたいのであれば、今すぐやることが最も効率的です。
今回資料する資料「日本企業変革のためのコーポレートファイナンス講義」は、「多角的な視点から、これからの日本企業が生きる道を探る」をキャッチフレーズにしており、以下フレーズが印象的でした。
「潜在的な起業家も投資家も、普段から、世の中をもっと良くする『大きな構想』『Big Dream』とその実現方法について、考えをめぐらせることが重要と思います。」（引用終わり）
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 今回紹介した資料「日本企業変革のためのコーポレートファイナンス講義」が唱えている「大きな構想から考えをめぐらせる」ことは重要なポイントであると思います。
ただ、起業家も投資家もまずは利益を上げなければなりません。
私は銀行員時代、「世の中を良くしたい」と話す経営者に対して融資を行わないようにしていました。
まずは、きちんと利益を上げ、そこから「世の中を良くしたい」と考えるべきだと思っていたからです（今でも思っています :-)。
大きな構想から考えをめぐらせた上で、小さな挑戦を続けることが成功への近道なのでしょう。
小さく失敗しながら検証を繰り返し、ビジネスを拡大していくことが理想であると私は考えています。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「構想」 = 「concept」＞
今回出てきた「構想」を英語にする場合、「concept」になります。
「大きな構想から考えをめぐらせる」を英語にすると、「Thinking from a big concept」となりますね :-)。
The material introduced today “Corporate Finance Lectures for Transformation of Japanese Companies (Japanese only)” has a catchphrase of “Searching for ways for Japanese companies to live from a multifaceted perspective” and the following phrases were impressive.
"It's important for potential entrepreneurs and investors to think about the 'Big Concept' and 'Big Dream' that will make the world better and how to make it happen." (Unquote)
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