PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,233「スポーツ界はクリーン?」/ "Is the sports world clean?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,233「スポーツ界はクリーン?」】

 

今回紹介する資料「職場がヤバい!」は「不正に走る普通の人たち」を解説しており、職場での粉飾、横領、詐欺など、実際に行われた不正をケースで挙げています。

 

今回紹介する資料「職場がヤバい!」によると、「真面目で誠実そうに見える普通の人が不正を起こすパターンが多い」そうです。

 

企業の大多数は問題が発生してから、慌てて対応するパターンが大半であるとも述べています。

 

今回紹介する資料「職場がヤバい!」で興味深いのは、「日本のスポーツ界が比較的クリーンな理由」部分です。

 

日本のスポーツ界が海外に比べてクリーンなイメージがある理由として、今回紹介する資料「職場がヤバい!」は以下のように述べています。

 

「日本のスポーツ界自体にお金が集まりにくいから、不正をするような人たちも集まらない。」(引用終わり)

 

上記は、非常に分かりやすい仮説であると言えるでしょう。

 

粉飾、横領、詐欺などの不正は、多くの場合、お金があるところで発生します。 

 

天下りの問題が騒がれていますが、規制業界に元官僚を雇用するお金があるから違法行為が発生するとも言えます。

 

内部監査の仕事をしている方は、今回紹介する資料「職場がヤバい!」を読んで欲しいですね。

 

ビジネスの実務にいかせる部分があるはずです。

 

世界的なスポーツイベントを運営する国際オリンピック委員会IOC)と国際サッカー連盟FIFA)は、巨額のお金が動く組織ということもあってか、国際的なスキャンダルが発生することがあります。

 

また、日本のスポーツ界では、プロ野球でスキャンダルが起こりやすい傾向にあると私は考えています。

 

昔のドラフト裏取引疑惑や八百長暴力団との癒着など、日本社会に長年注目されてきたこともあって、プロ野球界や選手は、メディアにも追われがちでもあります。

 

注目されるということはお金が集まるということでもあり、高い規律と倫理が求められるということなのでしょうね😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「職場がヤバい!」を読みながら思い出したのは、2000年代前半にアメリカの不動産バブルが始まった頃、私自身が携わっていた不動産関連デリバティブ商品のことでした。

 

私は当時、ニューヨークで働いていたのですが、周りの同僚がマンションや一戸建てを次々と購入していました。

 

プライベートバンクと呼ばれる富裕層向け金融商品販売に従事していた私は、顧客向けに不動産関連デリバティブ商品を提供しており、「とにかく早く作ってくれ!」と多くのお客様から依頼を受けていたことを覚えています。

 

異常な高騰を続けるアメリカの不動産市況を見ながら、私は心の中でこう思っていました。

 

「本で読んだ日本のバブルの再来だ。

 

こんなことが続くわけがない。

 

遅かれ早かれ大変なことになる。」(2003年の若き日のMr. PDCAの心の叫び)

 

ただ、当時私が所属していた金融機関が年間200億ドル(約2.2兆円)以上の純利益を上げていたこともあって、株主、経営者、従業員、顧客の全員が不動産バブルの高揚感に踊っていました。

 

「皆が得をしている時、おかしなことを誰も変えられない。変えるインセンティブがないからだ」とある教授が言っていましたが、正にこの時のことを指していると感じました(「皆が得をすると思い込んでいるパターン」もありましたね)。

 

当時、私が同僚に1990年代の日本のバブル崩壊について説明をすると、「アメリカは日本のような失敗はしない。ニューエコノミーだ(懐かしい!)。Mr. PDCA(私のことね)、お前も早く家を買え!」の一辺倒で、誰も聞く耳を持ってくれませんでした。

 

「人類の歴史から学べることは、人類が歴史から学ばないこと」とはよく言ったものですね😊。

 

その後、2008年に金融危機が発生し、不動産関連デリバティブ商品は値が付かなくなり、「絶対に下がらない」と言われたアメリカの不動産価格は急落しました。

 

この時の教訓として、「絶対」という言葉を信じてはいけないことを私は学んだのでした。

 

「皆が同じ行動をしていると同調しやすい」というのは本当ですが、ニューヨーク時代の私は不動産を購入することなどできず、金融危機の影響を個人として受けることはありませんでした。

 

この経験から、私は今後も不動産を購入せず、一生賃貸の予定です。

 

過去のPDCA日記で、「人間は権力者に逆らうことができない」ことを証明したミルグラム実験を紹介しました。

 

人間が周囲のやることに影響を受けること(同調行動)は、アッシュ実験で証明されています。

 

不正行為であっても、周りが皆やっていると感覚が鈍ってしまうため、時々は外部の人たちと触れ合うことが重要になりますね😊。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「規律」 = 「discipline

 

今回出てきた「規律」の英訳は、「discipline」になります。

 

「ビジネスには規律が必要である」を英語で表現する場合、「Business needs discipline」とすればよいですね😊。

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,233 "Is the sports world clean?"

 

What is interesting about the material introduced today "The workplace is dangerous! (Japanese only)" is the part "Reason in Japan's sports world is relatively clean".

 

As a reason why the Japanese sports world has a cleaner image than overseas, this book states as follows.

 

"Because it's hard to collect money in the Japanese sports world itself, people who cheat will not gather." (Unquote)

 

The above is a very simple hypothesis.

 

Let's function PDCA today!   

 

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