PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 867「女性校長は増えていない」/ "Female principals are not increasing"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 867女性校長は増えていない
 
海外から経営者がやってきて色々な日本のイベントに参加すると、「なぜ出てくる経営者たちは日本人男性ばかりなのだ?」という疑問を持つそうです。
 
私の場合、最初の職場が外資系金融機関だったせいか、管理職の女性比率は50%近くだったと思います。
 
また、私の前職の金融機関では女性がトップを務めています。
 
日本より女性の社会進出が進んでいるアメリカですが、女性が大手銀行の社長になるのは初めてのことであり、ガラスの天井は歴然と存在しているようです。
 
2016年にヒラリー・クリントン国務長官が大統領選挙に挑みましたが、ドナルド・トランプ元大統領に敗れ、「世界で一番高く、厚いガラスの天井」と突き破ることはできませんでした。
 
日本の銀行で女性の社長が誕生するのは、かなり先であると私は考えています。
 
日本の銀行では、部長会議と呼ばれる幹部の集まりが月次で行われることが多いです。
 
部長会議に私自身も参加したことがありますが、基本的に日本人男性ばかりでした。
 
また、全員が白シャツに濃紺のスーツを着ており、異様な雰囲気だったことを覚えています。
 
そう言えば、数年前にアメリカの大手銀行トップが、日本の銀行について以下のようなコメントをしていました。
 
「日本の銀行には、我々(アメリカの銀行)にはない独特の文化がある。彼ら(日本の銀行)には、我々(アメリカの銀行)のようなビジネスはできないだろう。」(大手アメリカ銀行トップコメント終わり)

このPDCA日記をお読みの方にとって、私は日本の銀行に厳しいように感じるかもしれません。
 
ただ、日本の銀行にも同情すべきところはあります。
 
「社内用語が英語ではない」ということです。
 
アメリカやイギリスの金融機関の場合、当たり前ではありますが社内用語が英語です。
 
社内用語が英語の場合、世界中からスタッフを集めることができます。
 
金融機関に限りませんが、日本企業の多くは英語に対応できない仕組みになっています。
 
そのため、日本企業が外国人を採用する場合、日本語力が必要になってきます。
 
こうなると、候補者(人事用語では「ユニバース」)が少なくなってしまいます。
 
自然と、優秀な外国人は外資系企業に入ってしまい、日本企業は競争力が下がってしまうというわけですね。
 
今回紹介する資料「女性校長はなぜ増えないのか」は、「管理職養成システム改革の課題」を分析しています。
 

女性の社会進出については数々の議論が行われてきましたが、現在の日本社会では男性が重要な役職についているケースが多く、今後もすぐに現状が変わることはなさそうです。

 

民間企業と比較して、教育界は女性進出が進んでいるとされていますが、今回紹介する資料「女性校長はなぜ増えないのか」を読んで、「女性校長は増えていない」と知り、新たな発見がありました。

 

教育界だけではなく、政官財あらゆる分野のリーダーが一読し、自分がトップとして運営している組織で女性にどう活躍してもらうかを考える上で、一助になる資料です。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 小学校や中学校、高校だけではなく、大学の学長の多くも日本人男性が占めています。

 

最近は、女性や外国人が学長になっている大学も登場していますが、教育界には「教授会で学長を決める」などの資本の論理とはかけ離れた独特の文化があり、現状は急に変わらなさそうです。

 

ビジネス界、教育界に関係なく、「日本人男性社会」になっている状況をどうするかについて、一人ひとりがきちんと考えるべきなのでしょうね😊。

 

最近は、民間企業でしばらく働いてから、教員の道を選ぶ人も出てきています。

 

これはとても良いことであると私は考えています。

 

色々な経験をしている人が子供たちに勉強を教える方が、実際の社会の動きを伝えられるというものです。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「校長」 = 「principal

 

今回出てきた「校長」の英訳は、「principal」になります。

 

「女性校長は増えていない」を英語で表現する場合、「Female principals are not increasing」とすればよいですね😊。

 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 867 "Female principals are not increasing"】

 

The material introduced today "Why Female Principals are not increasing? (Japanese only)" analyzes the "Issues of Manager Training System Reform" in the educational field.

 

There have been many debates about the advancement of women in society, but in today's Japanese society there are many cases where men hold important positions, and it is unlikely that the situation will change soon.

 

It is said that women are more advanced in the education world than private companies, but after reading the material "Why Female Principals are not increasing?" I could find new discoveries.

 

It is a resource that can be read by leaders in all fields, not only in education, but also in political and governmental resources, and helping women think about how women can play an active role in organizations that run as leaders.

 

Let's function PDCA today!   

 

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