PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 309「都庁にはキャリアがいない」/ "There is no career system in Tokyo"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 309「都庁にはキャリアがいない」】

 

中央官庁で働いている国家公務員にキャリア制度があることは、よく知られています。

 

国家公務員総合職試験(旧第一種試験)に合格し、省庁に入れば他の人に比べて、早く昇進していく仕組みがキャリア制度です。

 

今回紹介する資料「東京の大問題!」によると、東京都庁には「国のキャリア制度のような職員の入り口選抜による身分制度がない」そうです。

 

真偽は不明ですが、「(東京都庁)採用後の管理職昇進は学歴や採用区分に関係なく必要年限を満たした者を管理職試験で選抜する」らしいです。

 

本書には東京都の局長クラスの出身校も示されていますが、早稲田大学が一番多くなっています。

 

中央官庁の事務次官は圧倒的に東京大学出身者が多く、キャリア制度がない都庁の制度の方が偏りは少ないように感じますね。

 

東京都庁の仕事に興味のある方は、今回紹介する資料「東京の大問題!」を手に取ってみてください :-)。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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東京の大問題! (マイナビ新書)

東京の大問題! (マイナビ新書)

 

 

P.S. 2020年7月に東京都知事選が行われますが、舛添要一都知事の「都知事失格」も都政を知る上では非常に参考になります。

 

都知事失格

都知事失格

 

 

舛添氏は元々政治学者でしたが厚生労働大臣経験者でもあり、霞が関東京都庁が同じロジックで統治されていると思い、2014年から東京都知事として仕事を始めたようですが、それが「失敗の原因になった」と「都知事失格」の中 で述べています。

 

17万人以上を擁する東京都庁霞が関のようなキャリア制度がなく、いろいろな意味で中央省庁とは違いがあったようです。

 

当たり前と言えば当たり前のことですが、この辺りのことを理解した上でなければ東京都知事として成功するのは難しいということなのでしょう。

 

来月(2020年7月)の都知事選は色々な候補者が出てくるようで、民主主義のダイナミズムを感じますね。

 

どの選挙でもそうですが、合理的な政策を唱えた候補者が当選するわけではありません。

 

過去のPDCA日記でも紹介した大前研一氏の「敗戦記」は、都知事選や日本の選挙の実情を知る上で非常に参考になります。

 

日本で選挙に勝とうとする場合、「多くの人と握手する」ことがポイントであると言われています。

 

良い悪いは別として、日本で合理的な政策が実行されない背景には、「選挙における握手至上主義」があるのかもしれませんね :-)。

 

大前研一 敗戦記

大前研一 敗戦記

 

 

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「身分制度」=「status system」>

 

今回出てきた「身分制度の英訳は、「status system」になります。

 

東京都庁には身分制度がない」を英語にする場合、「Tokyo Metropolitan Government has no status system」とすればよいですね :-)。

 

東京の大問題! (マイナビ新書)

東京の大問題! (マイナビ新書)

 

  

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 309 "There is no career system in Tokyo"】

 

It is well known that Japanese national civil servants working in central government have a career system.

 

The career system is a system in which if you pass the national government employee comprehensive job examination and enter a ministry, you will be promoted faster than other people.

 

According to the material introduced today "Tokyo's Big Problem! (Japanese only)", the Tokyo Metropolitan Government does not have a status system like the central government.

 

If you are interested in working at the Tokyo Metropolitan Government, please take a look at this book :-).

 

Let's function PDCA today!   

 

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