PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 308「声を上げない者は賛成している」/ "Those who do not speak are in favor"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 308「声を上げない者は賛成している」】

 

「声を上げない者たちは賛成している。」

 

これは、アメリカの元大統領であるニクソンの有名な言葉です。

 

「政府の方策に不満があるのであれば、選挙で反対票を投じるはずである」とニクソンは考えたわけです。

 

ニクソンは、投票に行かない人たちを「声を上げない者たち」として、与党の政策に賛成していると見なしたのです。

 

ウォーターゲート事件の影響などダーディなイメージもあって、 アメリカでニクソンの人気はあまり高くありません

 

一方で、ニクソンの外交手腕や政治力は、政治学者や専門家の間で高く評価されています。

 

今回紹介する資料「ニクソンとキッシンジャー:現実主義外交とは何か」を読むと、ニクソンに対する専門家の意見が理解できます。

 

アメリカの大統領は、「世界で最も力のある人間(The most powerful person in the world)」と言われます。

 

アメリカの場合、行政権が大統領一人に委ねられており(日本の場合は内閣)、法律の拒否権があったり、最高裁判事の指名権があったりするなど、多くの権限が与えられています。

 

アメリカでビジネスを行う場合、行政の仕組みを理解しておくことは結構重要だったりします。

 

今回紹介する資料「ニクソンとキッシンジャー:現実主義外交とは何か」を読んでおけば、アメリカでのビジネス・チャンスが広がるかもしれませんよ :-)。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. ニクソン「声を上げない者たちは賛成している」という名言(迷言?)は、欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」の歌詞にも登場しています。

 

ニクソンは声を上げない人のことを、「ザ・グレート・サイレント・マジョリティー(The Great Silent Majority)」と表現しました。

 

本日(2020年6月3日)、トランプ大統領が「SILENT MAJORITY!」とツイートして、大きな話題になっています。

 

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1267838101340196866

 

サイレントマジョリティー」ではなく「ノイジー・マジョリティー(声を上げる多数派)」になるためにできることは簡単で、きちんと選挙に行くことですね :-)。

 

「信頼できる政治家がいないため、選挙に行かない」という人もいます。

 

そんな場合、現在の政治状況に満足していれば与党に投票し、不満があれば野党に票を入れるという作戦があります。

 

世界的な動きですが、若年層は選挙に行く比率が低く、高齢者は投票率が高くなっています。

 

日本の場合、政治家にとって最も効率的なのは「60歳の人が得をする政策を掲げること」であると言われています。

 

高齢者の高い投票率を象徴するような選挙戦術ですが、60歳の人向けの政策を立案することで、政治家は選挙で選ばれる可能性を高められます。

 

この状況を改善するために必要なことは、社会の多くの人達が「声を上げている(選挙に行っている)」ことを政治家に伝えることですね :-)。

 

P.S.2 なお、低い投票率は日本だけではなく、多くの先進国が抱えているチャレンジでもあります。

 

「世界で最も力のある人間」を選出するアメリカ大統領選挙でも、投票率が5割を切ることがあります。

 

この背景には、選挙が権利であり、義務になっていないことがあると主張する識者がいます。

 

オーストラリアでは1924年に投票を義務化して以来、9割程度の高い投票率を維持しています。

 

オーストラリアで選挙権がある場合、投票に行かなければ20豪ドル(約1,400円)の罰金が科されるため、多くの人が投票所に足を運んでいるという要因はあるのでしょう。

 

日本でも投票を義務化すれば投票率は上がるのでしょうが、憲法15条の参政権部分を改正する必要があり、中々ハードルは高そうですね :-)。

 

サイレントマジョリティー(TYPE-A)(DVD付)

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  • アーティスト:欅坂46
  • 発売日: 2016/04/06
  • メディア: CD
 

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「賛成する」=「be in favor」>

 

今回出てきた「賛成する」の英訳は、「be in favor」になります。

 

「声を上げない者は賛成している」を英語にする場合、「Those who do not speak are in favor」とすればよいですね :-)。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 308 "Those who do not speak are in favor"】

 

"The Great Silent Majority" is a famous quote by the former US President Nixon.

 

Nixon though that "If you're not happy with the government's policy, you should vote against in the election." 

 

Nixon regarded those who didn't go voting as ""The Great Silent Majority" in favor of the ruling party's policies.

 

Nixon's popularity in the US is not very high, partly because of the dirty image of the Watergate scandal.

 

On the other hand, Nixon's diplomatic skills and political power are highly regarded by political scientists and experts.

 

You can understand the opinions of experts on Nixon by reading the document introduced today "Nixon & Kissinger: What is Realism (Japanese only)".

 

The President of the United States is said to be "The most powerful person in the world."

 

In case of the United States, the executive power is entrusted to the President.

 

In case of Japan, the Cabinet has the executive power, not the Prime Minister.

 

When doing business in the United States, it is quite important to understand the administrative system.

 

If you read the material introduced today, business opportunities in the United States may expand :-).

 

Let's function PDCA today!   

 

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