PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 441「なぜ高度な妥協が可能なのか?」/ "Why is a high degree of compromise possible?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 441「なぜ高度な妥協が可能なのか?」】

 

昨日(2020年10月13日)のPDCA日記で、「自民党のノウハウ」をテーマに取り上げました。

 

私とは違う観点から、日本で政権交代の必要性を感じている方がおり、色々な考えを知ることができ、非常に興味深かったです。

 

 

今回紹介する資料「自公政権とは何か」は、政治家の間でも広く読まれており、何人かの国会議員がブログやSNSでも紹介しています。

 

 

1999年から始まった自民党公明党の連立政権は、両党が下野していた2009年から2012年も選挙協力の形で続きました。

 

世界中で連立政権が樹立されていますが、20年以上の長期に渡り連立を組んでいる自民党公明党の関係は異例です。

 

安倍前首相が「風雪を耐え忍んだ関係」と表現するほど、自公連立政権は強固なものになっています。

 

今回紹介する資料「自公政権とは何か」は、「2016年の参院選以降、衆参両院で過半数を占める自民党は、単独政権を作ろうと思えば作れるのにそうしない。なぜか?」という命題を問いかけており、「なぜ高度な妥協が可能なのか」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「自民・公明両党間の高度な妥協を可能にしているもう一つは、人脈という『情』の対極に存在する選挙での『実利』である。

 

軽減税率の導入を自民党に受け入れさせる際、公明党選挙協力の見直しをちらつかせた。

 

自民党からしても、軽減税率で譲歩せず、公明党の党員・支持者の活動量が落ちれば、自身の選挙結果に悪影響を及ぼしかねなかった。

 

選挙協力の必要性が自民・公明両党を運命共同体の立場に置き、妥協を促している。

 

また、首相の専権事項とされる衆議院の解散権も、公明党によって事実上、制約されている。

 

支持母体の創価学会を中心に組織選挙を展開する公明党は、準備の時間がない突然の解散を嫌う。

 

衆参ダブル選挙も好まない。

 

四種類の投票用紙の書き方を徹底させることが難しく、選挙運動でも隅々まで手が回らなくなるからである。

 

同様の理由から、統一地方選や都議選とも十分な間をおいて、解散するよう求める。

 

選挙協力に与える影響も考慮して、こうした公明党の要求を歴代の首相はおおむね受け入れてきた。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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自公政権とは何か (ちくま新書)

自公政権とは何か (ちくま新書)

 

 

P.S. 今週月曜日(2020年10月12日)、大阪市特別区を設置する住民投票が告示され、賛成派、反対派の活発な運動が繰り広げられています。

 

2020年11月1日に投開票が実施される今回の住民投票について、維新、公明は賛成、自民、共産は反対の構図になっており、国政の状況とは違う様相が垣間見えます。

 

先月(2020年9月)発足した菅政権は、支持率が高い今月の内に衆議院解散・総選挙を打ち出す選択肢もありました。

 

ただ、大阪の住民投票に集中したい公明党に配慮して、早期の衆議院解散はしばらくなさそうであり、ここでも自公連立政権の影が見え隠れしています。

 

今回のコロナ騒動で、政治の重要さを再確認した人が多いと思います。

 

昨日(2020年10月13日)から、大阪市では期日前投票が始まっています。

 

紀元前800年に古代ギリシアで発明された直接民主主義を、大阪市民は2回経験することになります。

 

前回、2015年5月17日の住民投票では66.83%の投票率を記録し、大阪市有権者3人に2人が投票を行ったことになります。

 

直接民主主義のダイナミズムを味わえる素晴らしい機会ですので、前回の投票率を是非上回ってもらいたいものですね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「妥協」=「compromise」>

  

今回出てきた「妥協」の英訳は、「compromise」になります。

 

「なぜ高度な妥協が可能なのか?」を英語にする場合、「Why is a high degree of compromise possible?」とすればよいですね :-)。 

 

自公政権とは何か (ちくま新書)

自公政権とは何か (ちくま新書)

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 441 "Why is a high degree of compromise possible?"】

 

The material introduced today "What is the government ruled by Liberal Democratic Party (LDP) and Komeito Party?" explains the current Japanese coalition government in Japan and the following phrases were impressive in the part "Why is a high degree of compromise possible?"

 

"The other thing that enables a high degree of compromise between the LDP and Komeito is sympathy.

 

The LDP and Komeito started the coalition government in 1999 and this relationship continued for over 20 years.

 

Both parties have been heavily depending personal connections." (Unquote)

 

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