PDCA日記 Vol. 1,983「他人に何かを望んではいけない」
私は古代ギリシア哲学が好きで、このブログでもソクラテスやプラトンがテーマになることがあります。
古代ギリシアは興味深い時代で、奴隷階級に生まれたエピクテトスが哲学を学び、勉強ができたことから奴隷から解放されて哲学の教師になったりしています。
ただ、「アレクサンドロス東征記」の著者として知られている歴史家のアッリアノスが、若い時にエピクテトスの下で哲学を学んでいたことがありました。
アリアノスがエピクテトスが話した内容を「できるだけそのままの言葉」で書き留めたものが「語録」として広まります。
今回紹介する資料「奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業」は「この生きづらい世の中で「よく生きる」ために」をキャッチフレーズにしており、以下のフレーズが印象的でした。
「エピクテトスが伝えているのは、自分にできないことを願ったところで、その願いが叶うはずはない、ということだ。
我々は、家庭や職場での人間関係において、他人にこうなってほしいと求めることが頻繁にある。
しかし、勘違いしてはいけないのは、他人は自分にどうにかできるものではない。
他人のやることは自分にはどうしようもできないのだ。
あなたが望んでよいこと、それは自分ができることである。
態度の悪い上司を変えることはできないが、自分がその上司に接する態度を変えることはできる。」(引用終わり)
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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< 本日のボンジュール英語「望む」 = 「expect」>
今回出てきた「望む」の英訳は、「expect」になります。
「他人に何かを望んではいけない」を英語で表現する場合、「Don't expect anything from others」とすればよいですね😊。
The material introduced today, "Lessons on Life from the Slave Philosopher Epictetus'' has the catchphrase "To live well in this difficult world'' and the following phrases were memorable.
”What Epictetus tells us is that if we wish for something that we cannot do, we will not have our wish come true.
We often expect others to be like us in our relationships at home and at work.
However, don't misunderstand; other people are not something you can do anything about.
We can't do anything about what others do.
What you can desire is what you can do.
You can't change a boss who has a bad attitude, but you can change the way you treat your boss." (Unquote)
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