PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 448「必要なのは生き抜く意志」/ "All you need is a will to survive"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 448「必要なのは生き抜く意志」】
 

私がニューヨークで働いていた頃、特殊部隊出身の同僚が、「重要なことは何が起ころうと生き残ることだ」と繰り返し力説していました。

 

特殊部隊では、数カ月に渡りチャレンジングなミッションが続く可能性があり、「24時間以内に体力を回復させること」の重要性を一人ひとりが認識しているそうです。

 

24時間以内に体力を回復させる上で、一番大切なことは「規則正しい睡眠」とのことでした。

 

睡眠をきちんと取ることで、肉体的にはもちろんですが、精神的にもバランスを保つことが可能になります。

 

十分な睡眠を取ることで、敵に囲まれたようなチャレンジングな状況にも、「克服できる」という前向きな姿勢で臨むことができるそうです。

 

また、軍隊の場合、「変えられないことを考えない」ことも徹底されるそうです。

 

アメリカから遠く離れた海外で特殊なミッションを行っていると、どれだけ鍛えられた軍人であっても、「ワシントンの動きが遅いんだよ」とか「国際連合は仕事をしろよ」などの愚痴をこぼしたくなるものです。

 

ただ、どれだけ文句を言っても、ワシントンや国際連合は動いてくれません(当たり前のことだけれど :-)。

 

居酒屋で会社員がどれだけ社長や上司の悪口を言っても、状況が変わらないことと全く同じですね。

 

変えられないことを口にしても状況が変わらないため、軍人たちは目の前のミッションを、いかに早く正確に終わらせられるかに集中することになります。

 

この点はビジネスパーソンにとって、色々な意味で示唆を提供しています。

 

PDCAカフェに来る人の中には、「自分はこんな仕事をするために会社に入ったわけではない」とか「希望していた部署とは違うところに配属された」というコメントをする人がいます。

 

ただ、このようなことを考えていても状況は変わりません。

 

ビジネスパーソンにとって「変えられること」とは、「目の前の仕事を早く正確に終わらせて、次のステップにつなげる」ことだけなのです。

 

この点を意識するだけで、日々の仕事の効率が結構変わってきたりするものです。

 

私自身、自分のキャリアプランというものを持ったことがありません。

 

キャリアプランを立てても、職場の倒産などが発生する可能性があり(実際に発生しました :-)、分からない先のことを考えても意味がないことに気づいたためです。

 

実は、目の前の仕事には改善の機会が山のようにあります。

 

私自身、日々の業務の中で、「机の上のどこにペンをおけば早く処理できるか」などの細かいことを未だに考え続けています。

 

また、キーボードのショートカット機能を活用することで、業務効率を飛躍的に高めることが可能です。

 

ショートカット機能によって、基本的にマウスなしで殆どのことができる設計になっています。

 

この辺りは、PDCA日記 Vol. 428「脱マウスとタイピングの速さ」に詳細が記されていますので、是非ご一読ください。 

 

 

今回紹介する資料「大切な人を守るサバイバルの技術」は、「身近なものを徹底活用して生き延びる」をキャッチフレーズにしており、「絶対に必要なのは生き抜く意志」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「サバイバルにおいて最も必要なことは『絶対に生き残ろう』という強い意志です。

 

あきらめたら終わりです。

 

戦争を生き残った多くの人が同じことをいい、『絶望は愚か者の結論』といっています。

 

『もうだめだ』というあきらめの気持ちが生命力を失わせるのです。

 

その強い意志を支えるのが健康な肉体と精神です。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「大切な人を守るサバイバルの技術」は、私の元同僚が言っていたこととほとんど同じことを言っています。

 

ビジネスにおいても、必要なのは生き抜く意志だと考えており、チャレンジングな場面であっても、「大丈夫、乗り越えられる」という気持ちを持ち続けることが重要なのでしょう。

 

そう言えば、以前紹介した資料「SHOE DOG(シュードッグ)」でも、「成功に必要なことは、情熱と忍耐である(Passion and perseverance required to succeed)」と記されていましたね :-)。

 

SHOE DOG(シュードッグ)

SHOE DOG(シュードッグ)

 

 

私がフランスで学生に戻っていた頃、「悲観は気分、楽観は意志」という言葉をよく耳にしました。

 

「悲観は気分、楽観は意志」は、「幸福論」で有名なフランスの哲学者アランによるものです。

 

アランの幸福論 エッセンシャル版

アランの幸福論 エッセンシャル版

 

 

また、1875年に初めて心理学の授業を行ったアメリカの哲学者ウィリアム・ジェームズは、「幸せな人が笑うのではなく、笑う人が幸せになる」と述べました。

 

要するに、「前を向いて生きろ」ということですね :-)。

 

ウィリアム・ジェームズは、「プラグマティズム」という有名な本を書いています。

 

漫画版「プラグマティズム」も出ていますので、秋の夜長に手に取ってみてはいかがでしょうか :-)。

 

プラグマティズム

プラグマティズム

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「回復する」=「recover」>

  

今回出てきた「回復する」の英訳はいくつか候補がありますが、「recover」が一つの表現になります。

 

「長旅で疲れが残っていたが、ようやく回復した」を英語にする場合、「I was tired due to a long trip, but I finally recovered」とすればよいですね :-)。 

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 448 "All you need is a will to survive"】

 

When I was working in New York, a colleague from a special force repeatedly mentioned that “The important thing is to survive whatever happens.”

 

In the Special Forces, challenging missions may continue for several months, and each member is well are of the importance of recovering physical strength within 24 hours.

 

The most important thing in restoring physical strength within 24 hours is “regular sleep”.

 

By taking a proper sleep, it would be possible to maintain balance not only physically but also mentally, and you will be able to face a challenging situation with a strong will.

 

The material to be introduced today “Survival Skills to Protect Loved One (Japanese only)” has a catchphrase of “surviving by making full use of nearby things” and the following phrases were in the “will to survive is absolutely necessary” part was impressive.

 

"The most important thing in survival is a strong will to survive.

 

It’s over when you give up.

 

Many people who survived the war say the same thing that 'Despair is a fool's conclusion'.

 

Only a healthy body and spirit can support a strong will." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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