PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 481「偽りの自己から抜け出す」/ "Get out of the false self"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 481「偽りの自己から抜け出す」】

 

2020年4月に日本で緊急事態宣言が出され、外出する機会が激減しました。

 

良し悪しは別として、日本の大部分の組織では「全員オフィスに来て仕事をする」という仕組みが一般的でした。

 

大手商社の中には、「原則出社」の方針を取り始めているところがありますが、IT企業やベンチャー企業を中心にテレワークが普及し、オフィスを廃止したり、「出社は全体の2割」という制限を加えているところも出始めています。

 

緊急事態宣言が出ていた2020年4月、5月の自殺者数は、前年(2019年)同時期と比較して、約18%減少したことが確認されています。

 

 

過去のPDCA日記でも紹介した心理学者のアドラーは、「全ての悩みは人間関係に起因する」と述べました。

 

 

緊急事態宣言が出ていた2020年4月、5月は、「学校や会社に行かなくてもよい」状態になって、人間関係の悩みが減ったと考えられなくもありません。

 

最近は、「世界中どこで住んでいても入社可能」という完全テレワークの会社も出始めています。

 

人間関係があまりにもチャレンジングな状態にある方は、無理をせず、自宅から働くことができる環境に身を置くことが賢明かもしれません。

 

色々な選択肢が目の前にあるということを知っておくだけでも、気持ちが楽になるというものです。

 

今回紹介する資料「ひとりでも幸せに生きる」は「自分がひとりになるということ」を解説しており、「『ほんとうの自分に戻る』ということ」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「人とつながっているというのはたしかに安心です。

 

でもその安心を守るためには、相手や周囲に合わせて自分の願望を抑えたり、その場の雰囲気を読んだり、あるいは他人の言葉や態度からその要求をくみ取るといった気遣いがいつも求められます。

 

ほんとうの自分を出せない状態が続くことになります。

 

私が敬愛するウィニコット(Donald Woods Winnicott)という精神分析学者(イギリス人)は、そういう状態を偽りの自己(ソーシャル・セルフ)と名付けましたが、彼自身、そういう偽りの自己が悪いとは言っていません。

 

多かれ少なかれ、どんな人でも偽りの自己で社会に合わせて生きているし、それによって孤立することで周囲とつき合っていけるという現実があるからです。

 

『一人になりたいな』と思うときは、そういう自分が自由になりたくて息苦しい人間関係から逃げ出したくなっているときなのでしょう。

 

それはとりもなおさず、本当の自分に戻るということです。

 

偽りの自己から抜け出して、本来の自分に戻るということですね。

 

自分の人生を存分に楽しむためにも、どうしても必要な時間になってくるはずです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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ひとりでも幸せに生きる

ひとりでも幸せに生きる

  • 作者:和田秀樹
  • 発売日: 2020/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 最近は一人でも楽しめることが増えていますが、私にとってはヨガが何よりのリフレッシュになっています。

 

オンラインのヨガレッスンが増加していますが、私はどちらかと言うとスタジオでヨガをする方が好きですね。

 

ヨガの良いところとして、「他人と比較しない」「今に集中する」「呼吸を意識する」という3点があると考えています。

 

他人の目が気になって仕方がない人や、目の前のことに集中できない方、呼吸が浅いと感じている人は、ヨガがお勧めですよ。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「抜け出す」=「get out」>

  

今回出てきた「抜け出す」の英訳は、「get out」になります。

 

「偽りの自己から抜け出す」を英語にする場合、「Get out of the social self」とすればよいですね :-)。  

 

ひとりでも幸せに生きる

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  • 作者:和田秀樹
  • 発売日: 2020/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 481 "Get out of the false self"】

 

The material introduced today "Living happily alone (Japanese only)" explains "How to be alone", and the following phrases were impressive in the part "Returning to your true self".

 

"It is certainly safe to be connected with people.

 

However, in order to protect that peace of mind, it is always necessary to take care of the other person and others to suppress your desires, read the atmosphere of the place, or grasp the request from the words and attitudes of others.

 

You will continue to be unable to express yourself.

 

Winnicott, a psychoanalyst I admire, called such a condition a false self (social self), but he himself does not say that such a false self is bad.

 

This is because, to a greater or lesser extent, any person lives in harmony with society with a false self, and by doing so, the reality is that he can interact with his surroundings by being isolated.

 

When you think 'I want to be alone', it's probably when I want to be free and escape from the stuffy relationships.

 

It means returning to your true self.

 

It means getting out of the false self and returning to the original self.

 

It will be a necessary time to fully enjoy your life." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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