PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 575「不平を言う前に早く帰る」/ "Leave early before complaining"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 575「不平を言う前に早く帰る」】
 

一部の日本企業に未だにはびこるサービス残業や付き合い残業という慣習は、経営側が意識的に是正を試みない限り、改善は難しいような気がしています。

 

私は自営のコンサルタントとして、数多くの企業でお世話になってきました。

 

経営者が「残業はしないで下さい」と繰り返しスタッフに伝えている企業では、ほぼ残業がなく、定時になると全員が退社していました。

 

また、スタッフに定時退社してもらうコツとして、経営者や幹部が早く帰るということがあります。

 

スタッフからすると、管理職が定時退社していることを見て、「残業をしても評価されない」ことを知ることになります。

 

ビジネス・パーソンである以上、評価者の目を意識することになりますので、社長が最初に帰ることがポイントになりますね。

 

一方、経営者の出社タイミングが決まっておらず、「社長が何時に来るか分からない」会社では、色々な承認や決裁が遅れる傾向にあります。

 

社長の始業タイミングが遅い会社では、組織全体がだらだらと残業を続ける傾向にあったと思います。

 

そうすると、管理職も定時退社ができなくなり、スタッフもつき合い残業を始めたり、サービス残業を余儀なくされるというわけです。

 

今回紹介する資料「仕事を高速化する「時間割」の作り方」は、「なぜ子供は時間を守れるのに大人は守れないのか?」というビジネス・パーソンにとって永遠(?)の命題に取り組んでおり、「残業 = 仕事をしているふり!?」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『残業ばっかり』と思っていた会社員時代、私が勤めていた会社には部下が帰るとき、先輩や上司に『何かお手伝いすることはありませんか』と聞く習慣がありました。

 

でも、密度を高く、生産性を高めていれば、もっと早く帰れたし帰り間際の依頼も効率よくこなせたはず。会社にも評価されたはず。

 

不平を言う前に早く帰るための工夫をしたか、評価してもらうための努力をしたか。

 

できることはたくさんあったのに、何一つやろうとしていませんでした。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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仕事を高速化する「時間割」の作り方

仕事を高速化する「時間割」の作り方

  • 作者:平野 友朗
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2017/10/31
  • メディア: Kindle
 

 

P.S. PDCAカフェでも、「仕事が終わらない」という不平を述べる人がいますが、そのような場合、「早く帰る努力をされていますか?」という質問をするようにしています。

 

「早く帰る努力をしていない」ケースが殆どであり、仕事が終わらないのは当たり前と言えます。

 

仕事が終わらないのではなく、「定時に終わらせる」ための努力をすることで、パフォーマンスも安定するような気がしています😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「密度」=「density」>

  

今回出てきた「密度」の英訳は、「density」になります。

 

「密度を高く、生産性を高めていれば、もっと早く帰れた」を英語にする場合、「With higher density and higher productivity, I could leave the office earlier」とすればよいですね😊。

 

仕事を高速化する「時間割」の作り方

仕事を高速化する「時間割」の作り方

  • 作者:平野友朗
  • 発売日: 2017/10/28
  • メディア: 単行本
 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 575 "Leave early before complaining"】

 

I feel that it is difficult to improve the customs of working overtime, which are still prevalent in some Japanese companies, unless the management side consciously tries to correct them.

 

As a self-employed consultant, I have been working in quite a lot of companies, but in companies where the manager repeatedly says "Please do not work overtime'', there is almost no overtime and all employees were leaving the office at the scheduled time.

 

On the other hand, the timing of management's arrival to the office were unstable, everything tended to delay due to slow approvals, and I thought that the entire organization tended to continue working overtime.

 

The material to be introduced today “How to make a timetable to speed up work (Japanese only)" tackles the preposition that “Why can children keep their time but not adults?” and the following phrases were impressive.

 

"When I was a company employee, I had the habit of asking seniors and bosses that "Is there anything I can help?"

 

But if we had a high density and high productivity, we would have been able to leave the office earlier and be able to handle requests and I must have been evaluated by the company.

 

However, I did not try to go home early and I kept complaining.

 

There was so much I could do as a corporate employee.” (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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