【PDCA日記 Vol. 576「2007年に生まれた人の寿命」】
日本で現在年金を受け取っている人は、約4,100万人いることをご存じでしょうか。
一方、年金の保険料を負担している人は、約6,700万人です。
将来、保険料負担者よりも、年金受給者の方が多くなる日が来るでしょう。
私は、「年金制度が破綻する」と言いたい訳ではありません。
年金財政には、税金が半分投入されており、破綻リスクは低いと考えています。
私が言いたいのは、年を取っても、自分の得意分野で働き続ける方が合理的ということです。
自分で言うのも変ですが、私は健康優良児でほとんど病気になっておらず、120歳くらいまで生きる自信があります。
年金破綻論者に時々遭遇することがありますが、そういう人に限って民間の保険に入っていたりします。
「公的年金は破綻する」と唱えておきながら、「民間保険に頼る」というパラドキシカルな(矛盾を抱えた)動きをしていることになります。
年金が破綻すると考えているならば、1万円札を落としても気にならないはずです。
なぜならば、年金破綻とは通貨の暴落を意味するからです。
この辺りのことを考えてみると、年金破綻論者の言っていることがいい加減であることがお分かり頂けるのではないでしょうか。
今回紹介する資料「ライフ・シフト」は、「2007年に日本で生まれた人の半数は107歳まで生きる」と予想しています。
今後の日本では、60歳や65歳で定年退職する人は減っていくことが予想されます。
高齢者になっても、何らかの形で働き続けることが、心身にとってもプラスになるでしょう。
ある脳学者は、「人間は老人ホームに入った瞬間に認知症のリスクが高まる」と話していました。
一人暮らしをしていれば、日々の家事を自分で行わなければならず、手足をよく動かします。
自分で食事の用意をしたり、外食に行ったりすることで、歩く量が自動的に増えますが、老人ホームに入ってしまうと、上げ膳据え膳になり、体を動かさなくなるのです。
体を動かさなければ、頭も動かなくなるため、認知症になるリスクが一気に高まるわけです。
今回紹介する資料「ライフ・シフト」は、「100年時代の人生戦略」をキャッチフレーズにしており、これからの生き方を指南しています。
今の生活に疑問を持っている人は、一度本書を手に取ってみましょう。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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P.S. 「厚生年金と比較して国民年金の受給額が低いのは不公平」という意見を述べる人がいますが、これには理由があったりします。
国民年金の受給者は、自営業者がメインです。
自分で商売をしている人は、会社員と違って定年がありません。
会社員の場合、65歳で定年になると収入が途絶えてしまいます。
そのため、「国民年金よりも支給が手厚い厚生年金が会社員には必要になる」という理屈になっているわけですね。
小規模店のオーナーであれば、80歳でも現役バリバリという人も珍しくありません。
彼ら、彼女らは年齢に関係なく、キャッシュフローを自分の仕事から得られていることになります。
厚生年金と国民年金の支給額に差があるのは、上記のような背景があったわけですね😊。
会社員を辞めて、自分でビジネスを始める場合、国民健康保険に入るか、前職の会社保険を任意継続の形で2年間使うかの選択肢があります。
独身の場合、国民健康保険に入る方が経済的に合理的だったりしますが、家族がいる場合は任意継続の方が保険料は割安になるケースが多いようです。
私の場合、2016年に自営を始めてから、国民健康保険に入りました。
ただ、私の居住区では色々な医療サービスがあって、定期歯科検診から健康診断まであって、日本は色々な意味で社会主義色が強い国であると改めて感じたものです。
自分でビジネスを始めることを考えている場合、健康保険や年金についてもきちんと計算することをお勧めします。
また、会社員から自営になる場合、住民税の請求が遅れてやってきます。
この辺りはボディブローのようにきいてくる可能性があるため、後から来る請求書に備えて、自営業者はキャッシュを多めに持っておくことが重要になってきます。
「キャッシュ・イズ・キング(現金は王様)」という原則は、どのビジネスにも当てはまるということですね😊。
< Mr. PDCAのボンジュール英語「寿命」=「lifespan」>
今回出てきた「寿命」の英訳は、「lifespan」になります。
「2007年に生まれた人の寿命」を英語にする場合、「Lifespan of a person born in 2007」とすればよいですね😊。
The material introduced today "The 100-Year Life" predicts that "Half of the people born in Japan in 2007 will live to be 107 years old."
In the future, it is expected that the number of people who will retire at the age of 60 or 65 will decrease in Japan.
Continuing to work in some way even as the elderly will benefit both physically and mentally.
This book has a catchphrase "Living and Working in an Age of Longevity" and guides the way of life in the future.
Let's function PDCA today!
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The 100-Year Life: Living and Working in an Age of Longevity
- 作者:Gratton, Lynda,Scott, Andrew
- 発売日: 2017/09/05
- メディア: ペーパーバック