PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 906「趣味の読書、仕事の読書」/ "Hobby Reading, Work Reading"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 906「趣味の読書、仕事の読書

 

今回紹介する資料「エマニュエル・トッドの思考地図」は、「危機の時代を見通す真の思考法を世界で初めて語りつくす」をキャッチフレーズにしており、「趣味の読書、仕事の読書」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「私の仕事の95%は読書です(残りの5%は執筆です)。

 

いまはメモを取りながら読書をすることは昔ほど多くはありませんが、それでも読書は研究に欠かせないことなのです。

 

研究を進めるためには、とにかく事実(ファクト)を蓄積しなければなりません。

 

読書というのはこの事実の蓄積に必要不可欠なものですし、その積み重ねによって、やがてあるモデルが立ち現れてきます。

 

もちろん、蓄積したデータのすべてがすぐに役立つわけではありません。

 

モデルの構築のために使われなかったデータは忘れられる傾向にありますが、メモやノートをのちのち読み返して思い出すこともよくあります。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介する資料「エマニュエル・トッドの思考地図」が述べている「研究を進めるためには、とにかく事実(ファクト)を蓄積しなければなりません」という点は、ビジネスにおいても重要であると私は感じています。

 

チャレンジに直面する組織の多くは、「事実(ファクト)の蓄積」ではなく、「見たいものだけを見る」傾向にあります。

 

その結果、「見たくないもの」が膨れ上がった状態になって初めて、根本的な修正を行おうとするのです。

 

私は最初の職場も「見たいものだけを見た」結果、消滅してしまいました。

 

それ以来、私は「撤退戦専門のビジネスパーソン(?)」として、「しんがり」的な業務を20年以上続けています。

 

しんがり」は撤退戦を行う部隊のことを指します。

 

しんがりを発生させない(戦いに負けない)ためには、戦略を練る執行部があらかじめ「辞め時」を決めておくことが重要であると私は考えています。

 

辞め時を決めることなく始めた戦争の代表格は、太平洋戦争でしょう。

 

1941年12月に太平洋戦争が始まった際の日本政府の判断は、現在でも様々な研究対象になっています。

 

過去のPDCA日記でも、色々な記事で旧日本軍の戦略や戦術について紹介してきました。

 

 

アメリカ政府から最後通告とも言える「ハルノート」を、1941年11月に突きつけられた時の日本政府の狼狽ぶりは、色々な資料で確認可能です。

 

日本政府がうろたえたことは理解できますが、ハルノートへの対応として最悪だったのは、「サンク(埋没)コスト」にとらわれたことであると考えられています。

 

当時の日本政府は大陸からの撤退をアメリカから要求され、それを拒否したわけです。

 

その理由は、「大陸の戦いで犠牲になった10万人の英霊に顔向けできない」というものでした。

 

つまり、「10万人もの犠牲を出して大陸に進出したのに、今さら撤退できない」という典型的なサンクコストのワナに陥ったわけです。

 

その結果、1945年の終戦を迎える頃には、300万人以上もの犠牲を出す大惨事になりました(しかも、半分以上は飢えや病気での犠牲者でした)。

 

この判断ミスは80年以上前の出来事ですが、現在のビジネスでも様々なサンクコストのワナに陥っているケースがあります。

 

PDCA日記を読んでいるビジネスパーソンの皆様は、サンクコストのワナに入らないよう「真珠湾〈奇襲〉論争 陰謀論・通告遅延・開戦外交」という本を読んでみましょう😊。 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「必要不可欠な」=「indispensable 」>

 

今回出てきた「必要不可欠な」の英訳は、「indispensable」になります。

 

「読書というはこの事実の蓄積に必要不可欠なもの」を英語にする場合、「Reading is indispensable for accumulating this fact」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「愛唄」>

 

本日は、映画「愛唄」を紹介します。

 

 

映画「愛唄」のキャッチコピーは「駆けろ、想い『今しか、ない』」になっています。

 

この映画では、病と闘いながら、今を生きる若者の姿を儚くも美しく描いています。

 

私自身、日々のビジネスにおいて、「目の前の作業に集中する」ことをモットーにしています。

 

「今しか、ない」というのは、ビジネスでもプライベートでも同じということですね。

 

メルシー評価【クロワッサン4個:🥐🥐🥐🥐

 

 【マドモアゼルPDCAコメント】私のもう一つのモットーは、「健康で時間を守ること」です。

 

この点を意識しているビジネスパーソンは成功しているケースが多く、経営者の多くは健康であるから社長業が続けられているような気がしています。

 

日々のお仕事にお悩みのビジネスパーソンの方は、「健康で時間を守れているかどうか」を確認してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 906 "Hobby Reading, Work Reading"
 

The material introduced today "Emmanuel Todd's Thinking Map" has the catchphrase "Telling the true way of thinking for the times of crisis for the first time in the world", and the following phrases in the "Hobby reading, work reading" part were impressive.

 

"95% of my work is reading (the remaining 5% is writing).

 

Reading while taking notes is not as common nowadays as it used to be, but reading is still an integral part of research.

 

In order to proceed with research, we must accumulate facts.

 

Reading is indispensable for accumulating this fact, and by accumulating it, a certain model will soon emerge.

 

Of course, not all of the accumulated data is immediately useful.

 

Data that wasn't used to build the model tends to be forgotten, but it's easy to read back and remember notes and notes later." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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