PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 979「ネガティブな感情が最優先」/ "Negative emotions are top priority"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 979「ネガティブな感情が最優先

 

今回紹介する資料「スマホ脳」は、「わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている」ことを説明しており、「ネガティブな感情が最優先」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「ネガティブな感情はポジティブな感情に勝る。

 

人類の歴史の中で、負の感情は脅威に結びつくことが多かった。

 

そして脅威には即座に対処しなければいけない。

 

食べたり飲んだり、眠ったりは先延ばしにできるが、脅威への対処は先延ばしにできない。

 

強いストレスや心配事があると、それ以外のことを考えられなくなるのはこれが原因だ。

 

私たちの祖先は、明るい希望よりも脅威の方がはるかに多い環境に生きていた。

 

負の感情を頻繁に感じるのは、ほとんどの言語で負の感情を表す言葉の方が多数あることからも見て取れる。

 

そもそも、普通の人は負の感情のほうがずっと気になる。

 

争いや修羅場のない映画や小説を読みたい人なんているだろうか。

 

負の感情の根源はストレスだ。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S.「効率的市場仮説」に代わる適応的市場仮説」を提唱したアンドリュー・W. ローによると、「勝つ喜びより負ける痛みのほうが大きい」ことが、金融の世界でも確認されています。

 

Adaptive Markets 適応的市場仮説―危機の時代の金融常識」という本の中で、アンドリュー・W. ローは以下のように述べています。

 

「結果にリスクを伴う選択を行うとき、私たちの大部分は利益より損失を重視する。

 

リスクのある状況では、私たちは単純な数学が予測するよりも、ずっと損失を嫌う態度を示す。

 

損失回避は私たちの行動にとても深く根付いていて、私たちの行動を容赦なく必要最小限にまで切り詰め、それを明らかにした。」(引用終わり)

 

 

日本とは違い、アメリカやイギリスは「常に戦争をしている国」であり、「ゼロリスク」よりも「最小リスク」を選択する傾向が強いように感じています。

 

この部分については正解がないのですが、日本社会がゼロリスクを追及するあまり、それ以上のリスクが発生するケースは結構あったりします。

 

過去のPDCA日記でも紹介していますが、私はニューヨーク駐在時、多くの元軍人や特殊部隊出身の同僚と働いていました。

 

実際の戦闘を経験している彼らの話はとても興味深く、「ゼロリスクよりも最小リスクを選択する理由」を教えてくれたものです。

 

海外映画などを観ていると、ハイジャックされた飛行機が住宅街に墜落しようとする際、大統領は「何とか墜落しない方法を模索しろ」と指示します(まずは、ゼロリスク思考)。

 

一方、会議室にいる軍の幹部達は、「大統領閣下、このままでは住宅地に飛行機が墜落し、甚大な被害が出るため、飛行機を撃墜すべきです」と進言します(最終的には、最小リスクを選択)。

 

政治家はゼロリスクを考えますが、軍人は最小リスクを意識する例ですが、最終的には政治家が判断するのが文民統制シビリアンコントロール)の仕組みですね。

 

新型コロナウイルスへの対策等において、日本はゼロリスク思考が強いと言われますが、日本人は「負けること(新型コロナウイルスへの感染)」を極度に恐れているということかもしれません。

 

海外では、新型コロナウイルスよりも行動制限による経済縮小のチャレンジの方が大きいと判断し、全ての規制を解除する国も出てきています。

 

これらの国は、負けること(感染)よりも勝つこと(経済拡大)の方が重要と判断したことになります。

 

善し悪しは誰にも分からず、この辺りは色々な意見があると思いますので、お気軽にコメント欄からお考えをお寄せください。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「勝る」 = 「transcend

 

今回出てきた「勝る」の英訳は、「transcend」になります。

 

「ネガティブな感情はポジティブな感情に勝る」を英語で表現する場合、「Negative emotions transcend positive emotions」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「踊り場にて」>

 

本日は、映画「踊り場にて」を紹介します。 

 

 

映画「踊り場にて」は、プロのバレエダンサーを目指していた美園舞子(瀧本美織)が29歳で夢破れ、国語教師として学校に舞い戻る物語です。

 

舞子はバレエをやっていたため、伝言ゲームでバレーボールの顧問をやらさせることになります。

 

バレーボール部のエースである金子飛鳥(中田青渚)と舞子は色々な話をすることになり、以下の会話が私にとっては印象的でした。

 

「先生、夢を諦める前と、諦める後のどっちが辛い?」(飛鳥コメント終わり)

 

「諦めることを考えていた時が、一番辛いかな。」(舞子コメント終わり)

 

プロスポーツ選手の場合、引退のタイミングがありますが、自営業者の場合は定年がありません。

 

私が17年間銀行員をやった後、2016年に自営業者になりましたが、特に不安はありませんでした。 

 

「プロとしてやっていけるかどうかは、プロにならなければ分からない」と言われますが、自営業者でも同じことが言えますね。

 

日本のように社会保障が整備されている国では、リスクを取る方が合理的であるような気が私はしています😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 979 "Negative emotions are top priority"
 

The material introduced today "Visual Environmental Communication" explains "We touch the smartphone an average of 2,600 times a day and pick it up once every 10 minutes", and the following phrases in the "Negative emotions are the highest priority" part were impressive.

 

"Negative emotions transcend positive emotions.

 

In human history, negative emotions often lead to threats.

 

And the threat must be dealt with immediately.

 

You can procrastinate eating, drinking, and sleeping, but you can't procrastinate on dealing with threats.

 

This is the reason why you can't think about anything else when you have a lot of stress or anxiety.

 

Our ancestors lived in an environment where there were far more threats than bright hopes.

 

Frequent negative emotions can be seen in the fact that there are more words that describe negative emotions in most languages.

 

In the first place, ordinary people are much more concerned about negative emotions.

 

Who wants to read a movie or novel without conflict or shambles?

 

The source of negative emotions is stress." (Unquote)

 

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