私が自営業者として一時期悩んでいたのは、「従業員を採用してビジネスの拡大を図るか、もう少し自分1人で基盤を固めるか」ということでした。
最近はSNSがあるため、人材派遣会社にお金を払って採用活動をする必要性は薄れてきていますが、当時の私が考えていたのは、「候補者はあの人とこの人かな」という感じで、以前一緒に働いていた人の中で、「来てもらいたい候補」をリストアップすることでした。
今回紹介する資料「知らない人を採ってはいけない」は、「新しい世界基準「リファラル採用」の教科書」をキャッチフレーズにしており、「アメリカでは28％、日本でも24％がリファラル（縁故）採用である」と説明しています。
実に4人に1人がリファラル採用なわけですが、本書はリファラル採用のメリット、デメリット、リスクとして以下のように述べています。
＜リファラル採用のメリット＞
1. 採用コストを大幅に削減できる
2. 会社に合う人材を採用できる
3. 入社後の定着率が向上する
4. 会社の魅力と課題を見える化できる
5. 会社の魅力の継続的向上（経営改革の実現）
6. 幹部と社員が経営者目線をもつ（究極の人材育成）
7. みんなの心が1つになる
＜リファラル採用のデメリット＞
1. 採用できるまでに時間がかかる
2. 1年以内に大量採用することには向かない
3. 活動してくれる社員に負荷がかかる
4. 採用を間違えた場合にやめさせづらい
5. 今いる社員以上のレベルの人材は採りにくい
＜リファラル採用のリスク＞
1. 友人・知人不採用による社員と友人・知人の関係悪化
2. 同一職場での仕事による社員と友人・知人の関係悪化
3. 友人・知人退職時の社員のモチベーション低下
4. 社員紹介の報奨金欲しさの会社に合わない友人・知人紹介
5. 良くない派閥の形成
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それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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知らない人を採ってはいけない 新しい世界基準「リファラル採用」の教科書
- 作者: 白潟敏朗
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/01/23
- メディア: 単行本
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P.S. 私の家族は経営者が多く、レストラン、広告代理店、古書店等、業態は様々ですが、数年（？）に一度集まるといつも「良い人が来ない」という人材獲得談義が始まります。
家族が運営しているビジネスは少数精鋭で回しているため、採用にかなり慎重になっていることもありますが、中小・零細企業の場合は、「待遇面で大手にかなわない」というチャレンジが採用に関しては大きいような気がしています。
私の家族が経営している会社でも、長年働いているスタッフがいますが、その人達は「このお店（会社）が好きなので続けています」とコメントされているケースが多いです。
私の前職の外資系金融機関では、中途採用はリファラルが大多数でしたが、その背景には、「面接だけでは分からないため、社員の知り合いに来てもらうことが一番」という共通認識があったように思います。
今回紹介する資料「知らない人を採ってはいけない」の最後で「リファラル採用の成功事例」が紹介されており、人事関係者や将来起業してビジネスを拡大させたいと思っておられる方にとって、参考になる一冊です。
＜Mr. PDCAのボンジュール英語「派閥」=「faction」＞
リファラル採用のリスクの最後で、「良くない派閥（faction）の形成」が取り上げられていましたが、これを英訳すると「Formation of undesirable factions」という感じになるでしょうか。
＜マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」＞
本日は、映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」を紹介します。
原作は漫画であり、こちらも面白かったですね。
映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」の主人公は、女子高生であるハルコ（山田杏奈）です。
ハルコは高校をやめたばかりのケンイチ（鈴木仁）と偶然出会い、一目で恋に落ちます。
それまで現実に意味などないとすら思っていたハルコでしたが、運命の出会いを果たし、「生きていてよかった」とすら思うようになります。
しかし、ケンイチはもう1人の「髪の長いキレイな人（マユミ：森田望智）」に夢中で、2人が並んで歩く姿をみて、ハルコは目の前が真っ暗になります。
しかも、再会を果たしたときにはケンイチはもうハルコのことを忘れてしまっていました。
映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」は、「自分の好きな人には別の好きな人がいる」という現実を表現している作品です。
同じ境遇にある人にとっては、何らかの解決策になる映画かもしれませんね。
What I was thinking about when I was self-employed was that "Should I hire employees to expand the business, or is it better to keep doing by myself a little more?"
Recently, SNS has been drastically developed, so there is a need to pay for staffing companies to recruit employees.
At that time, I was listing up the candidate whom I used to work in my previous employer (bank), because I did not want to hire someone I was not acquainted with.
The material to be introduced today "Textbook of Referral Recruiting (Japanese only)" reiterates that "You are not supposed to hire people who you don't know".
At the same time, this book mentions that "28% in the United States and 24% in Japan have been hired by referrals”.
More and more companies are hiring employees by referral and this material describes the advantages, disadvantages and risks of referral hiring as follows.
<Advantages of referral hiring>
1. The cost of hiring can be significantly reduced
2. You can hire suitable people for companies
3. Retention rate after joining companies improves
4. You can visualize the attractiveness and challenges of companies
5. Continuous improvement of the attractiveness of companies (Realization of management reform)
6. Employees would have managerial perspectives (Ultimate human resource development)
7. Everyone's direction becomes one
<Disadvantages of referral hiring>
1. It takes time to complete hiring
2. Not suitable for mass adoption within 1 year
3. It will be a burden for employees who refer candidates
4. Hard to suspend the process if candidates are not suitable for companies
5. Difficult to hire more capable candidate than existing employees
<Risks of referral hiring>
1. Deterioration of the relationship between employees and referrers in case of not hiring
2. Possible deterioration of the relationship between employees and referrers by working in the same work place
3. Decreased employee motivation when retiring friends and acquaintances
4. Refer a friend or acquaintance who doesn't suit your company for rewards for employee introduction
5. Formation of undesirable factions
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Let's function PDCA today!
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P.S. My family members are running their businesses, and they are always saying that ”We cannot hire good people”.
Small business owners have no strength compared to huge companies in terms of compensation, so they need to find someone who will be fond of their companies and it is always challenging.
At the end of this book, “Successful Referral Recruitment Cases” were introduced, so it must be a helpful material for employees who are working in Human Resources related divisions and people who want to start new businesses in the future.
