PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,312「明治維新成功の理由」/ "Reasons for the success of the Meiji Restoration"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,312明治維新成功の理由」
 

日本史に詳しいある外国人と話をしていると、一番印象的な出来事として廃藩置県を挙げていました。

 

明治維新によって新政府が発足し、1871年廃藩置県が実施され、藩主や大名などは地位を失い、名実ともに幕藩体制が終わりを告げることになります。

 

世襲制による特定の領主の領地支配が平安時代終盤から日本では続いてきたわけですが、廃藩置県によって土地の支配システムを根底から覆したことになります。

 

廃藩置県によって、藩主や大名からの反乱を新政府は恐れており、親兵による鎮圧の準備をしていました。

 

ただ、2年前の1869年に版籍奉還によって、藩主や大名の藩知事任命権を天皇に自発的に返上していました。

 

版籍奉還によって、藩主や大名が廃藩置県に反対することが難しくなったのです。

 

今回紹介する資料「西郷(せご)どんの真実」は「世間に流布する西郷イメージを徹底検証する」をキャッチフレーズにしており、以下フレーズが印象的でした。

 

廃藩置県詔書(しょうしょ)が下った翌日にあたる(1871年)7月15日、政府首脳は廃藩後の処置について討議を開始したが、議論百出の状態に陥る。

 

しかし、異議を唱える藩は武力鎮圧するとの西郷の一言で議論は静まった。

 

ただし、寝耳に水のこととはいえ、いずれ廃藩の時が来ることは政府や諸藩の間では共通認識になっていた。

 

諸外国と対峙できる中央集権国家を樹立するには、郡県制つまり廃藩を実現しなければならなかったからである。

 

政府は版籍奉還によって諸藩の領主権を奪った後、藩制の布告などを通じて藩政への統制を強化した結果、自ら廃藩を申し出る藩も次々とあらわれていた。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください :-)。https://twitter.com/MPdca       

 

西郷(せご)どんの真実 (日経ビジネス人文庫)

西郷(せご)どんの真実 (日経ビジネス人文庫)

 

 

P.S. 西郷隆盛明治維新の立役者でしたが、明治6年1873年)の政変で下野し、鹿児島に帰ってしまいます。

 

その後、西南戦争が勃発して西郷は自害を遂げ、日本は内戦状態から脱することになります。

 

ドラマなどでは華々しい内容しか描写されませんが、今回紹介する資料「西郷(せご)どんの真実」では西郷の地味な部分にまで焦点が当たっており、非常に興味深い一冊でした :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「維新」 = 「restoration

 

今回出てきた「維新」の英訳は、「restoration」になります。

 

明治維新成功の理由」を英語で表現する場合、「Reasons for the success of the Meiji Restoration」とすればよいですね :-)。  

 

西郷(せご)どんの真実 (日経ビジネス人文庫)

西郷(せご)どんの真実 (日経ビジネス人文庫)

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,312 "Reasons for the success of the Meiji Restoration"

 

The material introduced today "Truth of Takamori Saigo" has a catchphrase "Thoroughly examine the image of Saigo disseminated in the world", and the phrases below were impressive.

 

"On July 15, 1871, the day after the abolition of the domain, the leaders of the Japanese government began to discuss the measures to be taken after the abandoned domain, but they were in a state of debate.

 

However, the debate calmed down with a word from Saigo that the feuding clan would suppress the force.

 

It was a common understanding among the government and the various domains that the time of the abolition domain would come.

 

This is because in order to establish a centralized state that can confront foreign countries, it was necessary to realize a county-prefecture system, that is, an abolished domain." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter :-). https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ