PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,320「研究の始め方」/ "How to start research"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,320「研究の始め方」
 

最近はビジネスが形になっていない状態でも、ファンドや個人投資家から資金を調達するようになりつつあります。

 

日本の金融システムも少しずつ変化しているようですが、シリコンバレーのスピードやエコシステムと比較すると、まだまだ改善が必要なところが多いようにも感じています。

 

今回紹介する資料「発酵学の革命」は「マイヤーホッフと酒の旅」をキャッチフレーズにしており、「アメリカのベンチャー企業と日本の企業」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「エーモン博士の話では、『今、日本からの飛行機がサンフランシスコ空港に着くと、大勢の日本人が押し掛けてくる。

 

会社を立ち上げた頃、日本の企業で一緒にやってくれるところを探したが、何処もパートナーになろうとしなかった。

 

ところが、今、やってくる日本人は大抵、出来上がったパテント(特許)を欲しがり、はじめから一緒になろうというとみんな尻込みをする。

 

しかし、研究というものは野のものとも山のものともわからないところから始めるものであり、研究が成功して、特許にまでなった段階では、それまで一緒にやってくれたところとの関係(契約)があり、シータス社だけで日本の企業とやろうというような決定はできない。』

 

この話を聞いて、感ずることは、『研究が良いかどうかはっきりしない段階ではじっと我慢していて、ひとたび、良いと分かると、遅れをとらないように我先にと駆けつける日本人の姿を象徴している』もので、非常に恥ずかしい思いをした。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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発酵学の革命: マイヤーホッフと酒の旅 (学術選書)

発酵学の革命: マイヤーホッフと酒の旅 (学術選書)

  • 作者:光, 木村
  • 発売日: 2020/07/01
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 直接金融の割合が増えつつある日本ですが、伝統的な間接金融を担っている銀行から借り入れを行う中小企業は未だに多い状態です。

 

日本の銀行から中小企業が融資を受ける場合、現在でも経営者に個人保証を求める商慣習があります。

 

2020年4月に民法が改正され、経営者が個人保証を行う場合、以下の点を認識しておくことが重要になります。

 

①保証人が負担する金額が未定の契約(いわゆる「根保証契約」)を結ぶ場合、上限額(極度額)を決めておかなければ契約自体が無効になる。

②会社の取締役等以外の人間が保証人になって融資を受ける場合、公正証書を準備する必要がある。

③保証人に対して、会社の財務状況等を報告しなければならず、これが無い場合、保証契約が無効になる可能性がある。

ーーー

 

久しぶりに(初めて?)元銀行員らしい話になりましたが、経営者にとっては重要な情報です。

 

これから起業しようとしている人や会社運営を検討している人は、確認しておくと安心ですね :-)。 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「研究」 = 「research

 

今回出てきた「研究」の英訳は、「research」になります。

 

「研究の始め方」を英語で表現する場合、「How to start research」とすればよいですね :-)。  

 

発酵学の革命: マイヤーホッフと酒の旅 (学術選書)

発酵学の革命: マイヤーホッフと酒の旅 (学術選書)

  • 作者:光, 木村
  • 発売日: 2020/07/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,320 "How to start research"

 

The material introduced today "The Revolution of Fermentation (Japanese only)" has a catchphrase "Meyerhof and the Journey of Sake", and the following phrases were impressive in the part "American venture companies and Japanese companies".

 

"Dr. Amon said, 'Now, when a plane from Japan arrives at San Francisco Airport, a lot of Japanese people rush.

 

When I started the company, I searched for Japanese companies to help me, but they didn't try to be partners anywhere.

 

However, most of the Japanese people who are coming in now want a patent that has been made, and they all rush to join us from the beginning.

 

However, research starts from a place where we do not know whether it is wild or mountain, and at the stage when research is successful and patented, there is a relationship (contract) with the place we worked with until then.'" (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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