あまり知られていませんが、ロシアのプーチン大統領は経済学博士候補です。
プーチンは、所属したことのないサンクトペテルブルグ国立鉱山学校から、1990年代に経済学の博士候補号を取得しています。
日本ではあまり馴染みがない博士候補号ですが、欧州では時々見かける学位です。
プーチンは資源に関する研究で、博士候補号を取得したとされます。
今回紹介する資料「プーチンの世界」によると、「どのように論文を完成させたのかも謎のまま」とのことで、この辺りはいかにもロシアらしいと言えるのかもしれません。
旧ソ連の諜報機関だったKGBで訓練を受けたプロの工作員だったプーチンが、大統領に登り詰めるまでには様々な紆余曲折があったと言われています。
今回紹介する資料「プーチンの世界」は、大学やKGB時代のプーチンについても解説しています。
本書は、これまでのプーチン本の中で郡を抜いて情報が多い資料です。
ロシアとビジネスをしている方は、今回紹介する資料「プーチンの世界」をぜひ手に取ってみましょう。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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P.S. プーチン大統領は、2019年に中国の名門大学である清華大学から名誉博士号を授与されています。
名誉博士号はその名の通り学術的な成果に対してではなく、名誉として与えられる博士号です。
私がフランスに留学していた頃、清華大学からの留学生と話をすることがありました。
清華大学は中国において大変なブランドであり、「面接なしで入社可能な企業がある」とその留学生は話していました。
私が実際に生活したアメリカやフランスは大変な学歴社会であり、コネクション社会でもありましたが、中国もかなりの学歴社会であるようです。
日本はそれほど学歴社会ではないことが統計的にも出ており、海外では中央銀行総裁の多くが博士号取得者です。
日本の場合、首相経験者で大学院を卒業しているのは、4人だけだったりします。
修士号:小渕恵三(早稲田大学政治学研究科修士)
博士号:平沼騏一郎(法学博士)、芦田均(法学博士)、鳩山由紀夫(スタンフォード大)
アメリカの場合、弁護士経験を持つクリントンやオバマなどの大統領がいたりしました。
意外にも、経営学修士(MBA)を持つ大統領はジョージ・ブッシュ(子)だけであり、政治家をやるよりもビジネスの方が合理的と考えているMBAが多いのかもしれませんね :-)。
< Mr. PDCAのボンジュール英語「博士号」=「Ph.D.」>
今回出てきた「博士号」の英訳は、「Ph.D.」になります。
「プーチンと博士号」を英語にする場合、「Putin and Ph.D.」とすればよいですね :-)。
Little known, but the Russian President Vladimir Putin is a Ph.D. candidate.
Putin received a Ph.D. candidate in Economics in the 1990s from the St. Petersburg National Mines School, which he had never belonged to.
A Ph.D. candidate degree that is not very familiar in Japan, but it is sometimes seen in Europe.
According to the material introduced today "Mr. Putin: Operative in the Kremlin", how his dissertation was completed remains a mystery.
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