PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 80「スピーチが得意な人はいない」/ "No one is good at speech"

English follows Japanese,

 

PDCA日記 Vol. 80「スピーチが得意な人はいない」】

 

「スピーチが得意な人はいない。スピーチをたくさんしてきた人がいるだけだ」

 

アメリカはプレゼンテーション社会と言われますが、ニューヨークで私が働いていた時もスピーチの研修を受けることがありました。

 

冒頭の言葉はスピーチ研修の講師の言葉で、アメリカの大統領等のスピーチの達人は元々スピーチが上手かったのではなく、何度も繰り返しスピーチをしてきたことによって、人前で話すのが得意になるとのことです。

 

今回紹介する資料「思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書」は、自分の考えや意向を一方的に話すのではなく、聞き手が何を伝えて欲しいと思っているかをくみ取ることが重要であることを力説しています。

  

アメリカの大学では、「SPEECH 100」という授業が教養課程で必須になっているケースがほとんどであり、人前で話すようにならなければ卒業が難しい仕組みになっています。

 

日本の大学でも、最近はスピーチの授業を取り入れるところが出てきているようですが、日本人はプレゼンテーションをすることが得意ではない人が多いようです。

 

そのような方におすすめなのが、職場での定例会合のアジェンダを作成するようにして、会合日の1営業日前に参加者に送付することです。

 

そのアジェンダを使い、可能であれば会合のファシリテーターをさせてほしい旨を上席者に伝え、問題ないようでしたら、会合の司会進行をさせてもらうようにしましょう。

 

「会合のファシリテーターや司会などやったことがない」というケースがあるかもしれませんが、アジェンダの内容が原稿になっています。


それを読みながら、参加者とのアイコンタクト(アイコンタクト7割、アジェンダを見る時間は3割程度が目安)を意識して議事進行を行い、慣れればそれほど難しいことではありません。

 

定例会合のファシリテーターを担当することができれば、自動的にスピーチの練習を繰り返すことになります。

 

それによって、「スピーチをたくさんする=スピーチが上手くなる」PDCAサイクルが回ることになります。

 

アジェンダは原稿になるだけではなく、議事録の土台にもなりますので、会合終了後、すぐに議事録を作成し、参加者に展開するようにしましょう。

 

アジェンダをあらかじめ作成しておくことによって、会合の時間を短くすることが可能で、議事録作成の労力も大幅に軽減されます(だまされたと思って、一度やってみてください :-)。

 

最初からスピーチが得意な人がいないように、最初から文章作成が得意な人もいません。

 

たくさん書いて、たくさん読むことによって、文章は上手くなっていくのだとPDCA日記をかれこれ1年半以上続けて(某所での分を含め)、改めて思うようになりました。

 

それでは、本日もPDCAを回していきましょう!

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください :-)。https://twitter.com/MPdca


思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書

思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書

 

P.S. 話は変わりますが、私は映画「8マイル」が好きで、何度も鑑賞しました。

 

8マイル」は、世界的なラッパーであるEMINEM回顧録と考えられている映画です。

 

この映画の中でも、EMINEMは自分の話す内容を原稿にしており、バスの中でそれを何度も何度も練習するシーンが出てきます。

 

EMINEMほどの天才ラッパーでさえ、スピーチの練習を何度も繰り返し身に着けるまで行っているのです(ブリタニー・マーフィーの演技も好きでした :-)。

 

ビジネスにおいても準備がすべてであることを、この映画から学ぶことができます。

 

8マイル」のキャッチフレーズは「Every moment is another chance (全ての瞬間は次のチャンスにつながる)」になっています。

 

「日々の会合や打ち合わせの時間に遅れず、アジェンダや議事録をきちんと作成するという地道な作業(every moment)を続けることが、次のチャンス(another chance)につながる」とこの映画は伝えていると私は考えています。


意外と、周りの人達は見ているものです :-)。


8マイル(字幕版)

8マイル(字幕版)


<Mr. PDCAのボンジュール英語「議事録」=「minutes」>

 

今回出てきた「議事録」の英訳は、「minutes」になります。

 

不思議に感じるかもしれませんが、「minutes」は複数形で使われるため、一回の会議の議事録であっても、「minutes」になります。

 

この辺りは英語の謎の部分であり、「minutesは常に複数形になる」と覚え込むしかありません。

 

「なぜだ?」と考えだすと、どの言語でも法則がない部分は出てきます。

 

日本語でも「?」というところはあると思いますが、我々が普通に使っているのは何度も繰り返し話し続けて覚えているからです。

 

日本語でも英語でも、「とにかく使い込んで覚え込む」部分があるのは、同じということですね :-)。

 

 

PDCA Diary Vol. 80 "No one is good at speech"】

 

The United States is said to be a presentation society.

 

When I was working in New York, I took several speech training.

 

One speech trainer kept mentioning that “No one is good at speech. There are only people who have made a lot of speech”.

 

The material to be introduced today "Speech Textbook (Japanese only)" emphasizes the importance not to talk unilaterally about your thoughts and intentions, but to understand what the listeners want to listen to.

 

The above principle must be applicable and effective in any language and eye contacts would be also one of the key parts for successful presentation :-). 

 

Let's function PDCA cycle today!

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter :-). https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ