PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 464「米大統領はなぜ話し上手なのか?」/ "Why is the US President good speaker?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 464米大統領はなぜ話し上手なのか?」】
 

2020年11月3日に実施されたアメリカ大統領選挙の開票が終わっておらず、現在も両陣営の舌戦が続いています。

 

ご記憶の方がいるかもしれませんが、ちょうど10年前(2000年11月)に行われた大統領選挙でも、全米を揺るがす大きな混乱が生じました。

 

この時は、共和党候補のジョージ・ブッシュ子ブッシュ)と民主党候補のアル・ゴアが大統領の椅子を争い、1ヶ月以上経過しても結果が出ないという異常事態に陥りました。

 

2000年11月の大統領選挙では、フロリダ州の勝敗が決まらないまま、司法判断に持ち込まれることになりました。

 

当時、ブッシュ陣営がフロリダ州を取れば、獲得選挙人が271人となり、勝者になる局面でした。

 

アメリカの大統領選挙では、270人の選挙人を獲得した方が大統領になる仕組みになっています。

 

ゴア陣営は、フロリダ州における開票に疑義があったと主張し、手作業による票の数え直しを求める訴えを起こしました。

 

フロリダ州最高裁判所はゴア氏の主張を認め、2000年12月8日、フロリダ州全体で票の数え直しを命じます。

 

一方、アメリカ連邦最高裁は12月9日に票の数え直しを停止する命令を出し、ブッシュ氏の勝利が確定したことになります。

 

アメリカの連邦最高裁判事は終身制であり、大統領に指名権があります。

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、アメリカの大統領が「世界最高の権力者」と呼ばれる背景には、連邦最高裁判事の指名権があります。

 

 

トランプ大統領が2020年10月に新しい連邦最高裁判事としてエイミー・コニー・バレット氏を指名し、アメリカ上院によって承認されたことが、世界中で大きな話題になりました。

 

今回(2020年11月)の大統領選挙がどのような結末を迎えるかは不明ですが、裁判闘争になる可能性が高まっています。

 

現在のアメリカ連邦最高裁は、合計9名の判事で構成されています。

 

9名の内、6人が共和党寄りであり、3人が民主党寄りになっています。

 

トランプ大統領共和党の候補であり、今回の大統領選挙が裁判で争われた際、有利な判決を出してもらうために、エイミー・コニー・バレット氏の連邦最高裁判事指名を急いだとされています。

 

今後も、トランプ大統領は色々な演説で自分の正当性を訴えると思われますが、目を離せない展開が続きそうな状況になっています。

 

過去のPDCA日記でも紹介していますが、アメリカの大学では教養課程の段階から「スピーチ」の授業が必須になっており、「英語の書き方」を含めて全員が受講しなければならなくなっています。

 

大学だけではなく、アメリカでは初等教育の段階から「夏休みに楽しかったことをスピーチして」と小学校で言われるなど、良し悪しは別として「プレゼンテーション社会」になっています。

 

今回紹介する資料「スピーチライター」は、「言葉で世界を変える仕事」をキャッチフレーズにしており、「スピーチライターの誕生」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「世界で最初に大統領のスピーチライターとなったのは、ジャーナリストのジャッドソン・ウェリヴァーです。

 

1921年に大統領に就任したハーディングは、当時ジャーナリストとして有名だったウェリヴァーを、文章担当秘書官(Literary executive secretary)として採用しました。

 

これがスピーチライターのはじまりです。

 

ですから、スピーチライターの歴史はたった100年ほどしかありません。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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スピーチライター 言葉で世界を変える仕事 (角川oneテーマ21)

スピーチライター 言葉で世界を変える仕事 (角川oneテーマ21)

 

 

P.S. 今回紹介した資料「スピーチライター」によると、ケネディ大統領が登場するまで、スピーチライターはゴーストライターと呼ばれ、表舞台に出ることはなかったそうです。

 

ただ、1961年のケネディ大統領就任演説で、「国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何をできるかだ」というフレーズを作成したセオドア・チェイキン・テッド・セレソンの活躍が報道されたことにより、スピーチライターは公的な存在になったそうです。

 

ちなみに、日本企業では社長のスピーチを経営企画部の若手が執筆することがあります(私もそうだったなぁ~)。

 

若手時代、スピーチライターをやっていた従業員が社長になるケースも結構ありますね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「よく話す」=「chatty」>

  

今回のテーマはスピーチライターでしたが、「よく話す」を英訳する場合、「chatty」が便利です。

 

「あのタクシー運転手は、とてもよく話した」を英語にする場合、「That taxi driver was very chatty」とすればよいですね :-)。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 464 "Why is the US President good speaker?"】

 

As I introduced in past PDCA diaries, American universities require students to take “Speech” classes from the liberal arts stage, and everyone must take it including “How to write English”.

 

The material to be introduced today “Speech Writer (Japanese only)” has a catch phrase “Work that changes the world with words” and the following phrases were impressive in the part “Birth of a Speech Writer”.

 

“The world's first President's speech writer was journalist Judson Churchill Welliver.

 

Harding, who became President in 1921, hired Welliver, a well-known journalist at the time, as a literary executive secretary.

 

This is the beginning of the speech writer.

 

Therefore, the history of speech writers is only about 100 years.” (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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