PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 87「繰り返さないと維持できない?」/ "You cannot keep your skill without iteration?"

English follows Japanese,

 

PDCA日記 Vol. 87「繰り返さないと維持できない?」】

 

自分で言うのも何ですが、私はこの10年間でかなりの数の議事録を作成してきました。

 

2011年から2015年にかけて当局対応という特殊な業務に従事したこともあって、数えてみると5年余りほぼ毎日議事録を作成していたことから、この間に1,000個以上の議事録を作ってきたことになります。

 

面白いもので、何度も何度も議事録を作成していると、どうすれば速く正確に準備できるかを考え続けるようになり、いつの間にかコツのようなものが見えてきます。

 

過去のPDCA日記でも紹介していますが、議事録作成が苦手な方におすすめなのが、会合前のアジェンダ作成です。

 

私の場合、会合の参加予定者に対して、遅くとも一営業日前にアジェンダを送付するようにしています。

 

アジェンダを基に議事録を作成することができるため、今では会合終了と同時に、議事録を参加者にメールで送付できるようになっています。

 

会合参加者が自分のデスクに戻る前に、私から議事録がメールで送られているため、「Mr. PDCAの議事録は何て速いのだ!」と初めて見る方に驚かれています :-)。

 

今回紹介する資料「上達の技術」は、「無駄なく最短ルートで成長する極意」を紹介しており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「上達の最強法則は『反復練習』です。

 

高度な技は、毎日繰り返すことでしか維持できないのです。

 

反復練習の大切さを実感しているアスリートだけが上達できるという基本原則は不変です。」(引用終わり)

 

本書はスポーツを例にとりながら説明していますが、大部分はビジネスにおいても応用可能であると考えています。

 

私自身、世界で最も多くの議事録を作成してきたビジネスパーソンであると自負しています(多分、本当に世界一だと思う :-)。

 

アジェンダ準備や会合中の議事録作成などは1,000個以上の議事録を反復(?)しながら作成してきた結果、身に付けた手法だと考えています。

 

ある方がPDCAカフェで、「仕事がルーティンで刺激が少ない」とコメントされていました。

 

私からは、「より速くより正確に作業を行うための改善を続けること」をすすめました。

 

会合のアジェンダ作成、議事録準備、タスク進捗管理などはルーティンの典型だと言えますが、これも極めれば、立派なビジネスになります(実際に、私はやっていますよ :-)。

 

「ルーティンが多い」とお悩みのビジネスパーソンの方でも、業務を改善することで、非常に刺激的な日々を送ることが可能だと考えています。

 

それでは、本日もPDCAを回していきましょう!

 

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上達の技術[改訂版] (サイエンス・アイ新書)

上達の技術[改訂版] (サイエンス・アイ新書)

 

P.S. 今回紹介した資料「上達の技術」の中でもう一点「なるほど」と思ったのは、「効率的な反復練習とそうでない反復練習が存在する」と解説していたことです。

 

本書は、「工夫のない反復練習はまったく上達に貢献しないどころか、後退に結びつくこともある」と述べており、この部分は、我々ビジネスパーソンにとって重要な示唆を含んでいます。

 

管理職の方で、チームとしてルーティンを回していかなければならない場合、日々の作業の中で改善できる部分をチームメンバーから聞き出すことで、「工夫のあるルーティン(反復練習)」にすることができます。

 

私自身、チームで大量のアジェンダ作成、議事録準備、タスク進捗管理を行ってきましたが、「改善につながることは何でも言ってください」とメンバーに常々話をしていました。

 

よいと思った意見については、メンバーと議論して、問題がない場合、その場で実行に移していました。

 

アジェンダや議事録を作成することは非常に地味な作業ですが、色々と改善できることも多いため、チームメンバーと議論しながら作業を続けていくことで、「効率的なルーティン(反復練習)」になるよう仕組みを構築していたわけです。

 

「Mr. PDCAは結構いい年(?)をしているはずなのに、何て地味な作業をしているのだ!」と思われた方いるかもしれません。

 

私がこの仕組みを思いついたのは、何度も何度も繰り返して作業を行ってきたからです。

 

また、このプロセスを経験したチームメンバーはコンサルタントとして成長し、それぞれ別のところで働いてますが、大活躍していますよ(フフフ、:-)。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「反復」=「iteration」>

 

今回出てきた「反復」を英語にすると、「iteration」となります。

 

IT業界の場合、「iteration」を「反復」と理解できる方が多いと思います。

 

IT業界では、「イテレーション」という単語が日本語しても利用されています。

 

短期間で開発を見直す手法を取るアジャイル開発において、「効率的に開発を行うサイクルの反復」のことを「イテレーション」と呼びます。

 

私が金融業界にいた頃は、「イテレーション」という単語を耳にしたこともなかったため、業界が変われば飛び交う用語も変わるものだということを実感しています :-)。

 

 

PDCA Diary Vol. 87 "You cannot keep your skill without iteration?"】

 

From 2011 to 2015, I was engaged in a special task of coping with the financial authorities, so I made minutes almost every day for over 5 years.

 

Therefore, I have created more than 1,000 minutes during this period.

 

By making minutes repeatedly, I could prepare the materials quickly and accurately.

 

The material to be introduced today “Technology for Advancement” explains the secret of growing with the shortest route and the following phrases were impressive.

 

“The best method of improvement is to practice repeatedly.

 

Advanced skills can only be maintained by iteration every day." (Unquote)

 

This book explains sports as examples, but most of methods are applicable in business, I suppose.

 

Let's function PDCA cycle today!

 

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