PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 272「少人数で仕事をする」/ "Work with a small group"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 272「少人数で仕事をする」
 
私は2011年から10年以上、プロジェクト管理の仕事を続けています(思えば~♪ 長く続けたもんだ~♪)。
 
この仕事をする上で意識していることの一つに、「少人数で仕事をする」ことがあります。
 
基本的に1つのチームはリーダー1人、メンバー5人以内がのぞましいと考えています。
 
参加人数が合計50人以上の大きなプロジェクトになった場合であっても、私はチームを10個程度に分けるなどして、1チームのメンバーが5人以内になるように意識してきました。
 
10人以上の大人数のチームになってしまうと、「誰が何をしているか分からない」という状況になりがちです。
 
大きな部門を率いている管理職の方は、仕事ごとにチームを小さく分け、少人数で作業を進めてもらうことを試してみるとよいと思います。
 

今回紹介する資料「悪用厳禁 閲覧注意の心理学」は、「誰でも思いのままに操れる!」をキャッチフレーズにしており、「手抜きグセを回避するには少人数で仕事をさせるのが鉄則」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「大人数になればなるほど、作業の効率は下がることがわかっています。

 

この現象は20世紀初頭にリンゲルマンによって発見されました。

 

彼の行った実験では、被害者に綱引きをさせ、1人ずつで綱引きする時と、2人ずつ、3人ずつ、8人ずつと参加人数によって個人の発揮する力がどう変わるかを調整しました。

 

すると、参加する人数が増えるのと反比例するように個人の出す力が減少したのです。

 

つまり、単独で働くより、集団で働いたほうが個人の努力は相対的に劣ってしまうことが判明したのです。

 

この実験から、人は集団行動や共同作業をする時、集団が大きくなるほど無意識のうちに手抜きをするものだという結論が得られました。

 

これは『社会的手抜き』、または実験者の名前にちなんで『リンゲルマン効果』と呼ばれます。

 

作業する人が多くいるため、『自分は本気を出さなくても誰かがやってくれる』と面倒な仕事はしたくないという考えも手伝い、1人が発揮する力は弱くなってしまうのです。

 

こうした事態を避けるためには、グループを少人数にして各人の責任の所在を明らかにすることです。

 

自分がサボっていれば、すぐにほかの人にばれてしまいます。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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悪用厳禁 閲覧注意の心理学: 誰でも思いのままに操れる!
 

 

P.S. 複数のチームをまとめる立場になった場合、各チームの業務進捗を参加者全員で、以下のように共有することがお勧めの管理方法です。

 

<各チームの進捗率(例)>

チーム A:進捗率60%

チーム B:進捗率40%

チーム C:進捗率50%

チーム D:進捗率45%

チーム E:進捗率35%

 

私がプロジェクト管理の仕事を始めてから、「進捗率の全員共有」にこだわってきました。

 

人間は無意識の内に競争心を持つようにできているようで、他のチームの進捗率が進んでいる場合、「自分のチームもやらなければ」という気持ちになります。

 

面白いことに、進捗率を示すシートにチームリーダーの顔写真をつけると、さらに切磋琢磨してくれるようになります。

 

ここまでやると余りにも露骨なため、組織の文化やプロジェクトの雰囲気によって、バランスを取ることが管理職には求められますね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「鉄則」 = 「rule of thumb

 

今回出てきた「鉄則」の英訳は、「rule of thumb」になります。

 

「少人数で仕事をすることが鉄則である」を英語で表現する場合、「Working with a small number of people is the rule of thumb」とすればよいですね :-)。

 

悪用厳禁 閲覧注意の心理学: 誰でも思いのままに操れる!
 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 272 "Work with a small group"】
 

The material introduced today "Browsing Caution Psychology (Japanese only)" has a catchphrase of "Anyone can manipulate others as you want!" and the following phrases were impressive in the part "Working with a small number of people is the rule of thumb".

 

"We know that the larger the population, the lower the efficiency of work.

 

This phenomenon was discovered by Maximilien Ringelmann in the early 20th century.

 

In his experiments, he made the victims tug-of-war and adjusted tug-of-war by one person, and adjusted how individuals exerted power depending on the number of participants: two, three, eight, etc.

 

Then, the power of the individual decreased in inverse proportion to the increase in the number of participants.

 

In other words, it turned out that working in a group is relatively inferior to individual effort than working alone.

 

From this experiment, we concluded that when performing group actions and working together, the larger the group, the more unwittingly it would be.

 

This is called social omission, or the Ringelmann effect, after the experimenter's name.

 

Because there are many people who work, helping people to think that they do not want to do troublesome work, such as 'Someone will do it without being serious', will weaken the power of one person.

 

To avoid this situation, keep the group small and identify where each individual is responsible.

 

If you are skipped, you will soon be exposed to others." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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