【PDCA日記 Vol. 273「AIは小説を読まない」】
最近は、あちこちに人工知能（AI）が登場しており、人間がやっている仕事の大半がAIによって奪われるという意見が出ています。
私は、人間でなければできない作業もかなりあると考えており、ケインズが予言したように「2027年に先進国のほとんどの人間は仕事をしなくてよくなる」未来が来るとは思っておりません。
何より私は仕事が好きなので、「Mr. PDCA、AIがプロジェクト管理の仕事はやってくれるので、あなたは引退してください」と言われても、こう叫ぶでしょう。
「誰が何と言おうと、俺はプロジェクト管理の仕事を続けるぞ！継続は創造なのだ！」
そうすると、AIから「Mr. PDCAは老害」というレッテルを貼られるかもしれません :-)。
完全に無人のコンビニエンスストアなども実験されていますが、店員がまったくいない状態は中々難しいのではないかと私は考えています。
今回紹介する資料「脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―」は、さまざまな小説の中で脳や心がどのように描写されているのかを集めたものです。
本書の「AIは小説を読まない」部分が印象的で、「人工知能は小説を読まないが、人間は小説を読む」という違いはなかなか面白い視点です。
AI関連の仕事をしている人に限らず、全てのビジネス・パーソンに読んで頂きたい一冊です :-)。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 今回紹介した資料「脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―」が紹介している「AIは小説を読まない」という部分は、「AIは営業ができない」と言い換えられると私は考えました。
経営者の方は読書家が多く、「最近読んだ面白い小説は何ですか？」とAIが聞かれても、小説を読んでいないため、回答ができません（それは、そうだろうよ）。
私であれば、「待ってました」とばかりに色々な小説の話を繰り出すことができます。
村上春樹の小説の話であれば、私は誰にも負けない自信があります。
キャッシュレス・サービスを提供している企業経営者との話であれば、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の名場面を持ち出すでしょう。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の主人公が、エレベーターの中でポケットに入れた小銭を手で数え、頭の体操をするシーンがあります。
私はこの場面を例に出し、「いや～、キャッシュレスが進むと、このシーンも想像がつきにくくなるかもしれまへんな～、誰も小銭を持たないから～」という小ネタ（？）を織り交ぜながら、営業トークを炸裂させるでしょう（関西弁も、ところどころに入れつつ :-)。
当然ながら、AIにはこのような芸当はできません。
なので、人間の仕事はこれからも続くということですね :-)。
P.S.2. 電気自動車メーカーであるテスラを率いるイーロン・マスク氏は、宇宙開発のための企業スペースXを経営していることでも知られています。
スペースXは2020年代の火星探査や移民構想を掲げていますが、ロボットではなく人間を宇宙に送り込もうとしています。
スペースXがロボットを宇宙に送らない理由は単純で、人間の方がコストが安いからだそうです。
ロボットは進化を続けていますが、イレギュラー対応ができません。
そのため、現時点ではイレギュラー対応が可能な人間を宇宙に送る方が合理的なわけです。
人間は小説を読むことによって、イレギュラー対応を学んでいるのかもしれませんね :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「小説」 = 「novel」＞
今回出てきた「小説」の英訳は、「novel」になります。
「AIは小説を読まない」を英語で表現する場合、「AI doesn't read novels」とすればよいですね :-)。
Recently, artificial intelligence (AI) has appeared everywhere, and it has been said that AI will take most of the work that humans currently do.
I believe there is a lot of work that only humans can do in the future.
Keynes predicted that "Most humans in developed countries will not have to work in 2027', but I do not expect such a future to come.
Even completely unmanned convenience stores are being tested, but I think that it would be difficult to have no clerks at all.
The material introduced today "Can the brain read the mind?-90 books for knowing the evolution of the mind- (Japanese only)" is a collection of how the brain and mind are described in various novels.
"AI does not read novels" part of this book is impressive.
Artificial intelligence does not read novels, but humans do read novels and it is a very interesting viewpoint.
This is a book that should be read by all business people, not only those who are working on AI-related work :-).
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