現在の日銀トップである黒田総裁は、2023年の満期まで任務を全うできれば、在任10年となり、日銀総裁として史上最長の在任期間になります。
黒田総裁の次が誰になるかによって、金融市場への影響度合いが変わってくるため、金融関係者は日銀の人事に大きな関心を持っています。
今回紹介する資料「東京五輪後の日本経済」は、元日銀審議委員による日本経済の解説書であり、「元日銀審議委員だから言える」をキャッチフレーズにしています。
本書には海外の事例などもふんだんに盛り込まれており、読み物としても面白い本になっています。
本書で印象深かったのは、「デジタル通貨大国・スウェーデン」部分です。
スウェーデンにおける現金流通量は、対GDP比で1パーセント前後になっており、日本の18パーセント、ユーロ圏の10パーセントと比較しても著しく低い数値になっています。
私は2010年にスウェーデンなどの北欧諸国を旅行しましたが、クレジットカードですべての決済が可能であり、一切現金を使わなかったことを覚えています。
経済、金融のことを深く知る上で、今回紹介する資料「東京五輪後の日本経済」はおすすめの一冊です。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 北欧諸国には、「現金お断り」の銀行があります。
最近は、日本の銀行でも両替機を置かない支店が出てくるなど、変化の兆しは見えますが、「現金お断り」の金融機関はまだ出なさそうです。
北欧では、「現金利用が社会コストになる」という考えが浸透しているようで、現金信者が多い日本とは商慣習が異なるようですね :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「北欧」 = 「Nordic」＞
今回出てきた「北欧」の英訳は、「Nordic」になります。
「彼は、北欧諸国を旅行した」を英語にする場合、「He traveled to Nordic countries」とすればよいですね :-)。
The material introduced today "Japanese Economy after the Tokyo Olympics (Japanese only)" is a commentary on the Japanese economy by the former Bank of Japan(BOJ) 's deputy committee member.
The book contains plenty of examples from overseas, making it an interesting material to read.
What impressed me in this book was the “Digital Currency Powerhouse, Sweden”.
Cash circulation in Sweden is around 1% of GDP, significantly lower than Japan's 18% and the Eurozone's 10%.
I traveled to Scandinavian countries such as Sweden in 2010 and remember that all payments were possible with a credit card and no cash was used.
For a deeper understanding of economics and finance, it is a recommended book :-).
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